女子○○○

公開日: 書籍・DVD・ソフト, 雑記  

最近、本屋さんで女性向けアウトドアマガジンを多数見かけてちょっと驚きました。

「ランドネ」という雑誌を知りました。また、「山ガール」という言葉が存在することを知りました。「森ガール」は知っていたけれど「山ガール」は初耳です。そういえば、GlennGouldさんが「モンベルクラブ恵比寿店」のレビューで、女性のあいだでアウトドアが流行しつつあるということを書かれていたのを思い出しました。実際、山で若い女性を見かけることも多くなってきたとか。

山、登山、アウトドアアクティビティというと、男性的なイメージがどうしてもあると思います。このジャンルの魅力をいまどきの若い女性に訴求するためには、それなりに素敵なタイトルの雑誌でないと、売れないでしょう。「遠足」を意味する「ランドネ」というフランス語は、その点、日本ではなんとなくかわいいものと認知されるでしょうから(日本ではなぜかフランス語は上品でかわいいというイメージがある)、うまくやったな、と思います。そして「山ガール」という言葉も、うまくやったな、と思います(ちなみに「山ガール」はちょっとむさくるしい表現ではないか、という批判もあるらしく、登山やトレッキングといったアウトドア活動を楽しむ若い女性を表現する総合的な、より良い呼称はないものか、と思案されている方も多いと聞いたことがあります)。

ちなみに、カメラや写真もこれまではどちらかというと男性的な趣味として認知されてきたと思います。それが「女子カメラ」なんていう本が今では出ています。カメラ趣味が若い女性のあいだに広まるようになったのは、恐らくロモグラフィがきっかけだったような気がしますが、それはさておき、この「女子カメラ」というタイトルも、うまくやったな、と思いました。ここ10年くらいで女性写真家もだいぶ増えました。一昔前だとHIROMIX、いまでは「若子JET」みたいなすごく変わった名前の人もいます。

では自転車はどうでしょう。自転車の世界で、同じようなアプローチで若い女性に訴求しようとする雑誌はあるでしょうか。あるのかもしれませんが、どうも「ランドネ」や「女子カメラ」ほど上手にターゲティングができている雑誌はまだないのではないでしょうか。

なぜないか。次は、私の仮説です。私が思うに、「自転車趣味」を表現する「三文字のかわいい言葉」がないのが原因ではないか。「女子カメラ」みたいに、「女子○○○」という表現に落とせるなら、その若い女性向け自転車雑誌は売れる! と思うのですが、どうでしょうか。

しかし、「女子バイク」では売れません。だってオートバイみたいじゃないですか。Kawasaki Z2でツーリングに行こう・・・になってしまう。では「女子自転車」ではどうか。ダメです。漢字だとダメです。雰囲気がかわいくないから。では「女子チャリ」。これもダメ。「チャリ」という響きがちょっと安っぽくて、品がないでしょう。でも、自転車を指し示す、かわいい三文字の言葉があって、それを組み入れた「女子○○○」という女子向け自転車雑誌があれば、もっとスポーツ自転車に乗る女性が増えてくるような気がするのですが、どうでしょう。

まあ、カタカナでまったく新しいタイトルでも良いと思うのですが。たとえば「ランドネ」というのはブルベを意味する単語でもあるので、もう遅いけれど自転車雑誌のタイトルとしても悪くないですよね。

こうやって考えると、これだけロードバイクをはじめとしたスポーツバイクが流行していても、まだ女性、というか「女子」にターゲットを絞ったちゃんとした、強い影響力を持つ自転車雑誌が出ていないように思います。逆にいうと、出版不況に苦しんでいる各社にとってはここにチャンスがあります。「ランドネ」や「女子カメラ」みたいな方向性の自転車雑誌を出してみてはどうでしょう(※私は「ランドネ」も「女子カメラ」もまともに読んだことはないので、これらの雑誌のクオリティについてはまったく知りません。あくまで方向性の話です)。

ちなみに、ここ数年、「女性」という表現にかわって「女子」という表現を多く見るようになりました。このことについて、会社の同僚の「女子」に聞いてみたところ、「女性」という表現はどちらかというと20代後半より上の年齢の女性のイメージがあるが、「女子」という表現なら10代前半からアラフォーまで(その気になれば)カバーできる。だから多くの女性にとっては、自分が属する文化的・社会的・年齢的セグメントを(自分の都合の良いように)拡大解釈できる「女子」という表現は便利なのだ、ということを言っていました。なるほど、微妙な心理の世界ですね。要するに、昔は「おばさん」と呼ばれていた年齢層にも「女子」という呼称を与えることによって、消費傾向を操作できるという電通・博報堂的な広告戦略なのでしょうか。「大人カワイイ」なんていう表現も最近は耳にしますが、これも昔だったら「若作り」なんていう言葉でバッサリ否定的に表現されていたものだったと思います。

自転車雑誌の世界には、「若作り」という表現を「大人カワイイ」という表現に変換できるようなタイプの編集者がまだあまりいないのかもしれません。まあ、「大人カワイイ」という発想が必ずしも良いとは言いませんが、新しいユーザーセグメントが生み出されるという意味では、非常に興味深い現象だと思います。






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