ディスクブレーキ搭載ロードバイクは普及するか ー 第91回アンケート結果

自転車レビューサイトCBNで行われた第91回アンケートの結果を発表します。今回は「ディスクブレーキ搭載ロードは普及すると思いますか?」というテーマでした。

回答は「数年以内に主流になると思う」と「数年経ってもキャリパーブレーキのほうが主流だと思う」からの2択。423名の皆様からご回答をいただきました。結果は下表の通り、70%の方々が「数年経ってもキャリパーブレーキのほうが主流だと思う」と回答。ディスクロードが急速に普及すると考えている方の割合が少ないことがわかりました。

ディスクブレーキ搭載ロードバイクは普及するか ー 第91回アンケート結果

数々の修羅場を潜り抜けてきたCBNレビュワーが「ディスクロード」を斬る!

さてこのアンケートと同時に、CBN Bike ForumsのこのスレッドでCBNレビュワーの皆様の見解をお伺いしたところたくさんの貴重なご意見をいただきました。その中からいくつか紹介させていただきます。

キャリパーが主流に入れました。油圧ディスク前提でお話します。第一の理由としては「重い」。第二の理由としては「ついでに開発されている」。第三の理由としては「輪行が面倒」。

baruさん

ディスクの普及は進むと思いますが、「数年で」「主流に」はならないと思います。理由は、すでにロードに乗ってる人のキャリパー(リム)ブレーキ資産が使えないのが大きいと思います。

bisonさん

ディスクブレーキは機械式と油圧式の両方を経験しましたが、高い制動力と繊細なコントロール性はホビ​ーユースでは大きなメリットです。ただ、主流になるかどうかと言われれば、現段階では難しいと考えます。

LZPT2IBさん

競技ロードの世界での広範囲なディスク化は当面ないと思います。となると、末端まで含めたアマチュア各層での競技ルールとして、ディスクロードの使用禁止が明確に謳われる​のではないでしょうか。

なくなることは絶対にないし、一般向けとしてそれなりに普及するでしょうが、競技での個人TT、非競技でのエンデュアランス、サイクリングなど、マスド・ロード以外の用途​に限られると思います。

GlennGouldさん

『数年以内は無いかなぁ。でもいつかは逆転する日が来るでしょう。でも​完全駆逐は無い。』です。油圧ディスクにもキャリパ式にもいい点も悪い点もあります。なので、一般ユーザーレベルでは、とって変わられるというより規格の多様化が進んでいく気がします。

kazaneさん

制動力やタッチに文句はないものの、ホイールを一度外すとパッドとデ​ィスクのアタリが簡単にズレて即音鳴りにつながる点がどうにもいただけませんでした。

技術力アピールの一環としてフラッグシップクラスのバイクにオプション的に採用されたり、オ​ールロードやシクロクロスといったディスクブレーキ化によるメリットがはっきりしている用途での採用は広がっていくでしょうが、汎用性が求められる用途でキャリパーブレー​キのシンプルさと軽量さを凌ぐほどディスクブレーキシステムの使い勝手が向上するまでは、リムブレーキが主流であり続ける気がします

numero_neroさん

さすがCBNレビュワーの皆さんのご意見、それぞれに説得力を感じます。大変参考になる考察ばかりです!

主流とはならないまでも非レース系サイクリストのあいだで普及する?

Twitterでも様々なご意見をいただきました。その中からいくつか紹介させていただきます。

全体的に「ディスクブレーキの絶対的な制動性能は高く評価するが、メンテナンス性・重量面の課題・レース等における安全性の問題で、すぐに普及することはないだろう」という意見が多いように思いました。また、プロ・ロードレースでは使用が禁止されることもありうるのではないかというGlennGouldさんの推測も非常に興味深いものがありました。

反対に自分でメンテナンスする機会が少ない・レースに参加しない・頻繁にホイールを交換しないエントリーレベルのライダーにとってはディスクブレーキによる高い制動力がもたらすメリットは非常に大きいと考えられるため、そうした層を中心に普及していくのではないかという声はかなり多いように感じられました。

CBN第91回アンケートへのご参加、どうもありがとうございました。