最も支持されているロードバイク用タイヤシステムは? ー 第92回アンケート結果

自転車レビューサイトCBNで行われた第92回アンケートの結果を発表します。今回は「あなたがメインで使っているロードバイク用タイヤシステムを教えて下さい」というテーマでした。回答はクリンチャー・チューブレス・チューブラーからの3択。416名の皆様からご回答をいただきました。

結果は下表の通り、約80%の方々にとってメインはやはりクリンチャー。チューブレスとチューブラーはそれぞれ10%で、この「8:1:1」という比率はアンケート開始直後からほとんど変わりませんでした。10人のサイクリストがいたら、8人はクリンチャー。1人がチューブレス、もう1人がチューブラーという割合です。

クリンチャーのシェアが支配的なのは予想していましたが、チューブレスとチューブラーが全体に占める割合をイメージできるようになったのが今回の投票結果の面白いところです。個人的には、うーん、どちらも思ったより少ない… という印象でした。


最も支持されているロードバイク用タイヤシステムは? ー 第92回アンケート結果

次に数字ではなく、実際のサイクリストの「声」を聞いてみましょう。

タイヤシステムの好みについては経験豊富なサイクリストの間でもかなり意見が分かれる。結局のところ「正解」があるわけではない

このアンケートと同時に、CBN Bike ForumsのこのスレッドでCBNレビュワーの皆様の見解をお伺いしたところたくさんの貴重なご意見をいただきました。その中からいくつか紹介させていただきます。

チューブレスは、高圧での運用が多いロードでは宝の持ち腐れ感が大きいですし、結局シーラントだチューブが必要だでクリンチャーと何が違うのという状態なので、近距離ポタ​とか通勤車両用なら採用するかなといった感じです。(…)

正直な所TLが、WOの牙城を崩せずTUも生き残る結果、エライ高いWOもどきというポジションに落ち着いてしまうような気もします。せめて、4~5kぐらいのローエンド​TLタイヤとローエンドなTL対応ホイール(リム)が来ないことには、普及はしないと思います。

Limeyさん

「チューブレスは、エライ高いWOもどきというポジションに」という洞察、これは面白いですね。わかる気がします。

ロードに乗って35年ですが、ず~っとチューブラです。ロード以外はすべてクリンチャなので、出先のパンク・リカバリはどちらも経験がありますが、私の場合、贔屓目ではな​くチューブラの方がリカバリーが早く、しかも楽、です。実質、パンクしたら使い捨てというのがちょっとなあ、ではありますが。

で、かつて1000kmに一度はパンクしていたチューブラが、某社シーラント投入以来、今日まで3万kmもパンクなしになってしまい、チューブラ以外を選択する気力がゼロ​・・・です(笑)

GlennGouldさん

チューブラータイヤはパンクからの復帰が大変だ、という声もありますが、熟練者は「むしろ早い」と回答されることも多い気がします。この件については下でまた触れます。

チューブラーは先日のホイール融解でさよならしました。チューブラーを使っていた理由は、1300g台以下のホイールが購入当時にはチューブラーしかなかったから。軽量化​したい!って話だけで使ってましたが、5年間で何が良いのかは分からずじまいでした。

今はカーボンクリンチャーでも1300g台のものが出てますから、私の中ではチューブ​ラーを使う理由が消えてしまいました。同じ条件で比較したことはないですが(ホイールが違うので比較しようがない)、乗り心地ならチューブラーよりチューブレスのほうが上だと思います。

baruさん

チューブレスはチューブラーより乗り心地が良い、という意見も。製品のグレード・モデルによっても違うかもしれませんが、皆さんはどう思われますか。

私は現在チューブラー(TU)がメインです。(…)理由はホイールも込みでTUのハンドリング感覚が最も自然に感じられるから。最近あまり時間が取れなくて一日中乗っていられる機会がめっきり減ってしまい、より高い密度(というか満足感)を求めてガッと登ってサッと下ってこられるコースにばかり足​が向くようになっているのですが、そこで目一杯楽しむにはTUのハンドリングが一番合っているんです。

パンクしたら面倒とか(そもそもTU使うようになってからパンクはた​った2回しか経験してないですが)タイア自体にかかるコストが高くなることとか考えないわけではないですが、そこで妥協してしまうと面白くなくなってしまうのであえて目を​瞑っています。

numero_neroさん

ハンドリング感覚が自然だからチューブラーが好きだ、という一味違う視点からの評価。またチューブラーは高価でも自転車に乗る時間は限られているのだから贅沢でもいい、というご意見です。

わたしは「チューブレス」に投票しました。(…)ほとんどトラブルに見舞われたことがない私としては、一番簡単で快適なシステムに流れた結果だな、という自己分析。

soleさん

チューブレスが一番簡単で快適なシステム、というご意見も勿論ありました。

素朴な疑問:チューブラータイヤは果たしてパンク修理が簡単なのか?

ところでチューブラータイヤのパンク交換は大変なのでしょうか。それとも簡単なのでしょうか。意外に意見が分かれるこの疑問について、Twitterでアンケートを取ってみました。

結果は大体7:3くらいで「クリンチャーのほうが早くて楽」と答えた方が多かったです。このアンケートについては次のようなご意見をいただきました。

クリンチャーのパンク修理は手順が多く、焦っていると失敗しますよね。これはよくわかります。

チューブラーはとにかくパンクしづらいですね。製品にもよりますがハイエンドなものなら釘でも踏まない限り大丈夫という安心感はあります。

チューブラーは製品によってはセンターが出にくいものがありますよね。クリンチャーは低価格帯の製品でも、構造上センターはしっかり出ますね。

私はチューブラーテープ派なのですが、それでも剥がすのは苦労することのほうが多いです。セメントでも苦労はあまり変わらないのですね。

出先でのチューブラーのパンク修理は確かに暫定ですよね。私も使い古したタイヤや安物の新品タイヤを交換用に携帯し、交換時はテープも換えず安全運転で早めに帰還。そして自宅でちゃんと良いタイヤに交換する、という感じです。

チューブラータイヤのパンク修理(タイヤ交換)は、手順としてはシンプルで手数が少ないものの、力が要る場合がある。また、出先での修理はあくまで暫定。クリンチャータイヤのパンク修理は、手順がやや増えるが少ない力で済む、そして出先でも完全な修理ができる、という感じでしょうか。

CBN第92回アンケートへのご参加、どうもありがとうございました。






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