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サムライという表現はもう古い

皆さん Giro d’Italiaの第5ステージは見ましたか? 新城選手の逃げは素晴らしかったですよね!!

私はJ SPORTSで観戦していました。テレビの前に釘付けでした。ピノーとフシャール、あれだけ引いてもらって最後に差すなんてそれでも男なのか!! と一瞬思ったりもしましたが、そこは勿論プロのレース。ピノーの勝利にはちゃんと価値があったのだと思います。心情的には新城選手に勝って欲しかったですけどね。

ところで私は、J SPORTSのサイクルロードレース中継では栗村修さんの解説が好きです。サイクルベース名無しにもこんなレビューがあるくらいなので、栗村氏の解説が好きという方は多いのかもしれません。

しかしこの第5ステージの解説で栗村氏が連発していた「ニッポンのサムライ・・・・」というフレーズには少し違和感がありました。スポーツの文脈では大昔にJリーグあたりで使い始められたフレーズだと思いますが、「サムライ」という言葉も今ではすっかり手垢がついてしまったような気がします。新党「立ち上がれ日本」の他の党名候補として「サムライ」というのがあったくらいです。

恐らく「サムライ」という言葉で人が描写したいのは、日本人である、日本の何かである、日本独自の何かである、日本独特の方法論である、無頼である、忠誠心がある、任務に忠実である、君主を裏切らない、清貧である、等々のイメージだと思います。他にもいろいろあると思いますが、まあそんなところでしょう。

でも、新城選手には、日本人云々という文脈は一切忘れて、ただの一人のアスリートとして全力で戦ってほしいと思います。日本人云々というのが結果的に言われることになったとしても、それはそれでOKですが、本人は「日本」ということをあまり意識しなくていいと思います。

栗村氏が「サムライ」という言葉を連発していたのは、心情的にはすごくよく理解できるんですけどね。でも、もう古いような気がします。
私たち日本人はサムライとかCOOL JAPANとか言っているヒマがあったら、黙々と自分のやるべきことをやって努力したほうがよいでしょう。
そうでないと、どの分野でも世界に置いていかれます。

それにしても新城選手はすごい。最近体調が悪いのかなあと思っていたら、予言通りの結果を出しました。周囲の雑音に振り回されず自分のイメージを実現していく新城選手はこれからもさらに何かをやってくれそうな気がします。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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