日本人の足のかたちと、歩き方のクセ

mycopacabanaさんのSIDI Genius 5.5のレビューはおもしろかったです。

SIDIにはmegaシリーズという幅広のモデルがあるのですが、私もよく、「megaじゃない普通のSIDIでも大丈夫という人は多いんじゃないだろうか?」と思うことが多かったからです。勿論、megaじゃないとダメという人もいると思いますが、SIDIはノーマルでもそんなに窮屈な感じはしません。個人的には、ですが・・・

ところで。日本人の足はよく、甲高幅広である、ということが言われますよね。日本人の足の形状は、独特であると。このことに関して統計データがあるかどうかは知りませんが、経験的には事実だろうという気がします。日本人の足の形状は、独特である。甲高幅広である。たぶん、そうなのでしょう。

では、なぜそうなったか。これはあくまで私の個人的な仮説なのですが、日本人は長らく草履を履いていたからじゃないかと思うんですね。革靴やブーツといった、足をぐるりと包み込んで、踵もあるような靴をはくようになってから、まだ100年経つか経たないかじゃないか。だから、足の裏はひらべったいし、靴の中に足を入れることもなかったので、足は左右に広がる。靴の中に足を入れなかったから、甲が圧迫されず、高さを保った。

繰り返しますが、これは仮説です。本当はどうか、知りません。

数年前のある夏の夕方、私はパリのシャンゼリゼで外国人の友人と散歩していました。私たちの10メートルくらい先に、東洋人の若い女性三人組が歩いています。三人とも、シャネルとかそういう有名ブランドの紙袋を下げていたと思います。それを見て私は友人に、「あれは日本人かな? それとも韓国人かな。中国人かな?」と聞きました。顔を見れば、あるいは、近くから洋服の着こなしを見れば、日本人かどうかは私にも大体はわかると思うのですが、結構離れていたし、後姿しか見えません。

しかしその友人は、「あれは日本人以外ではありない。」とキッパリと言うんですね。もう100%間違いない、という口調です。

「なんでそんなに自信があるの?」と私が聞くと、おもしろい答えが返ってきました。

「あの歩き方を見るといいよ。足があがりきらず、足の裏でズリズリと地面を摺るように歩いている。あれは長いあいだワラジをはいていたからだ」

なあるほど、と思いました。それで、よ~く見ると、三人とも、確かに足の裏を摺っています。勿論、彼女たちは草履やワラジをはいているわけではなく、スニーカーだったり、サボだったり、ヒールだったりするんですが、確かに歩き方に共通点があります。ヨーロッパの街中で見ると、他の西洋人の歩き方と少し違うので、やはりわかります。

これは、おもしろいなと思いました。DNAに刷り込まれているんでしょうか。私は生物学には詳しくないのですが、日本人の足が甲高幅広でなくなり、足の裏を摺るような歩き方をしなくなるには、どれくらいの年月が必要なのだろうと考えました。あと200年なのか、300年なのか。それともあと2000年くらいかかるのか。勿論、このままでもいいと思いますけど。

皆さんも海外旅行などで、遠くを歩いている東洋人を見かけたら、歩き方に注目してみてください。日本にいると、勿論みんなある程度は似たような歩き方をしているので、なかなか想像しづらいかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカに行くと判別できると思いますよ。