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ホイール動画

あなたの完組みホイールはこの機械で作られているかもしれない

Holland Mechanicsというオランダの会社によるホイール製造機の動画をご紹介します。

Bike Radar の記事にあったものです。とりあえず見てみましょう。

まさにこのマシンがどうかは不明ですが、この会社のホイール組みマシンはCampagnolo, Mavic, SRAM, American Classic, Bontragerといった有名メーカーに採用されているのだそうです。

6年前、カーボンリムやリム内蔵ニップルも扱えるようになってからは需要が伸びたようです。また、以下の点が興味深かったので原文とともに翻訳を乗せておきます。

“The revolution that Holland Mechanics delivered was the automation of outside truing, where torque is applied directly to the nipple head on the tyre side of the rim. Before this, spokes were tensioned on the nipple square, on the hub side of the spoke, with force applied through a gearing mechanism. It was a process that needed input from a number of the industry’s big players, such as Sapim and DT Swiss, but according to Van Doornik the changes meant that the higher spoke tensions needed for carbon-rimmed wheels could be achieved for the first time”

「Holland Mechanicsがもたらした革命は外側からの振れ取り(outside truing)の自動化で、リムのタイヤ側からニップルの頭に直接トルクをかけるというもの。これ以前は、ギアメカニズムを通じて力を加えることにより、スポークのハブ側のニップルの角でテンションをかけていた。このプロセスにはサピムやDT Swissなどの有名メーカーからの数多くの知見を必要とした。Van Doornik氏によるとこの結果カーボンリムホイールに必要な高いスポークテンションがはじめて得られるようになった」

コンピューター制御でだいぶ精密に組めるようになったんですね。この機械があるとホイールのカスタムオーダー(色付きのニップルにしてほしい等のリクエスト等)にもすぐに対応が可能。どうもSyntaceやEnveでもこのマシンを採用しているようです。

ではこのマシンを使うと各社のホイールはどれでも同じ精度になるのかというとそうでもなく、各社ごとに「レシピ」があって、合計で何回の振れ取りを行うかは各社のマスタービルダーに任せているそうなのでやはり違いは出るそうです(時間をかければかけるほど高精度にはなるらしい)。ちなみにホイール一本が組み上がるまでの時間は10〜15分。

あなたの完組みホイールもこのHolland Mechanicsのマシンで製造されたものなのかもしれません!

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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コメント

  1. GlennGould より:

    Holland Mechanicsという会社はホイール組み立てマシンの老舗ですね。1980年代に新家工業(ARAYA)が代理店となって輸入していた時期があります。

    このマシン、人手で行う工程をそのまま移植したような、明快な動作ですね。
    ニップルを45度ずつ回して微調整する様が印象的です。恐らく、精度を狙う場合は、この最小調整角度を30度に設定したりするのでしょう。元々高精度なリムならば、リーズナブルな時間で高精度なホイールになるでしょうから、最小調整角度を30度に設定し、精度の低いリムは、いくら時間をかけたところで(たとえ無限大でも)、ある程度の精度にしかなり得ないので、最小調整角度を45度に設定、低価格ホイールを組むときは60度に設定・・・みたいな運用になっているのではないかと推測します。そして、適切な時間内にあるレベルの精度に到達しないホイールや、テンションばらつきが基準より大きくなってしまったホイールは不合格品として扱う、とか。

    なお、新家工業は、仮組からフレ取りまで全自動のホイール組み機を独自開発して1986年頃に実用化しています。昔、テレビで紹介されたのを見たような気がするのですが、今回のHolland Mechanicsの人間っぽい動作とはかなり異なる風合いだったと記憶しています。ガシャガシャッ!ボバボバーッという感じ(超曖昧記憶!)

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