よみもの運営

Twitterにおける「これあかんやつや」の出現率(後編)

今日の記事は、サイト運営に関する雑記です。自転車パーツの話題は一切ありませんので、興味のない方は飛ばされてください。また、前編はこちらです。

@cbnanashi アカウントをフォローしてくださっている方は現在3,600人ほど。前編でも書きましたが、私は世の中のこれあかんやつやという事象についてツイートすることがあります。そして時々これあかんやつやという人に絡まれることがあります。すぐ思い浮かべるのは3〜4人の方々。

いちばん最初にあかんと思ったのは、私がツイートしていたら「お前はbotに徹しろ!」と言ってきた京都大学の学生。このエピソードは以前このブログで紹介したことがあるかもしれません。この人は「Twitterはこういうものであり、こう使うべきである」という頑な思想を持っていて、それを他人に押し付けてくる。暴力で他人を支配・服従させることに興味がある人です。

次に思い出すのは、自転車店店員だという人。この人は「ANT+」という通信規格について私に絡んできた人です。詳細はここを読むとわかります。この人の場合は何か思想があるというより、思想というか思考があまりに脆弱で、無知のせいで他人に迷惑をかけている点が危険だなと思いました。これは肩を怒らせ町をぶらつく半グレ的な存在です。

直近ではこういうことがありました。「川越達也氏のレストランで8500円のコースを食べて食後に水を頼んだら800円の水がサーブされてしまい、そのことを『食べログ』に書いた客に対して川越氏が『水で800円取るのは当たり前。年収300〜400万円の人にはそういうことがわからない』と述べた」という事件がありました。このことについて私は、これは異常だ、とツイートしました。

アラカルトで自分の意志で選ぶ水が有料なのは当然としても、川越氏の店で問題になっているのはそういうことではない。シェフは「貧乏人にはわからない」と言うが、そこで800円取ることのほうが貧乏臭くはないか(本当の高級店はそんなことはしない)。また、価値を見出せないものに疑念を挟まず金を払うことこそ「貧しい行い」だ、と私はそう思ったのでした。

すると自転車にも乗るカメラマンという人が絡んできました。日本に水を輸入しているのだから800円は普通だとか、800円に文句を言うような貧乏人はファミレスにでも行けば良いとか、私には容易に理解できないことを言ってきます。この人とは以前言葉を交わしたような記憶があったので、普通にリプライをやり取りしていましたが、何か嫌な予感がしてきました。

あらためてこの人の過去のツイートを見ると、もう毎日のように自分の気に入らない発言をする相手に噛み付いて喧嘩をふっかけているのでした。この人の場合、Twitterは「議論の場」であり、何か否定的なことを言って絡まれたらお互いがどちらかを「論破」するまで戦いをやめないという病的な観念に支配されている、私にとってはニュータイプの これあかんやつや なのでした。

で、この人はかかってこいや、逃げんなよ、論破したる! という感じになってきたので、やはりブロックしましたが、こういう「論破する」という行為が流行っているのかなと思いました。

私にとってTwitterは何かを命令される場所ではないし、「論破」を目指した議論に応じる場所ではないので、お前も俺と同じようなTwitterの使い方をしろ、というノリで接近してくる人はわりと躊躇なくブロックしています。また、このように自分の正義を押し付けてきたり、あまりに無知な人にはCBNでレビューを読み書きしてほしくありません。

こういうこれあかんやつやのTwitterでの出現率は、@cbnanashiアカウントのフォロワー数を考えると約1000人に1人、0.1%くらいでしょうか。この0.1%という数字は、工業製品における不良品の発生率としてはずいぶん高い数字ですが、考え方の違いによる軋轢の発生率としてはだいぶ低いほうなのかもしれません(私の主観だと数年前の2chで20%くらい。現状は知りません)。

1,000本に1本の割合で走行中に折れるカーボンハンドルや1,000個に1個の割合で混入する腐った卵とかは問題ですが、浮世の様々な出来事について自由に感想を述べられる場において、面倒な絡みかたをしてくるのが1,000人に1人くらいの割合なら、もしかするとその場が健全な証拠なのかなとも思います。これあかんやつやが全く発生しない空間は、それはそれでたぶん怪しい。

ところでTwitterで絡んでくるこういう人達のことを書いていて、「Twitterは2ちゃんねるに似てきたな」という印象を持ちました。上で紹介した3人のような人達は、「2ちゃんねる」ではなくTwitterを舞台に「2ちゃんねる的な恥ずかしい行為(暴力的な脅迫・いちゃもん・鬱憤晴らしを目的としたケンカディベート)」を行っているわけです。

私は、このことが最も悲惨であると思いました。Twitterと2ちゃんねるの優劣に関する議論には興味がないのですが、「Twitterで2ちゃんねらー的な振る舞いをしている人」は、2ちゃんねる的なコミュニティとも、Twitter的なコミュニティとも相容れない何かを持っているわけです。それはかなり救いようがないというか、難しい人生を生きているんじゃないのかと思ったりもします。

これあかんやつやと正面から向き合うのは時間の無駄なので、その存在に気付いたらすぐブロックせねばなりません(異変にすぐ気付ければいいのですが、時間がかかるのが難点)。私は「勝敗のある議論」というものを基本的に信用していません。古代ギリシャ以降ずっと、議論で勝つのは声が大きい愚者であって、議論の勝敗と知性は1mmも関係がないからです。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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コメント

  1. telomere より:

    どんな世界でもそうですが、裾野が広がると優れた考え、能力を持つ人を排出する確率も高まる一方、それよりも多めの比率で常識はずれの考え方をする人が出現してきます。

    日ごろからツイッターは固定ハンドルのみの2ちゃんねるみたいなものだ、と言ってますが、巨大掲示板より匿名性が多少低いこと(しかし複数アカウントで言いっぱなし&放置は可能)以外の差はあまりないと思っています。

    情報収集、交流ツールとして便利なのは明らかにツイッターなので今も利用していますが、大勢にフォローされることでの不具合や嫌な思いをする頻度が高くなるのは考えものですね。

    気に入らないツイートに絡む、批判のための批判しかしない行為は単なる時間の無駄遣いと自分の品性を下げるだけだと考えていますので、なるべくそういった無意味な人との時間の浪費は避けたいものですね。そういう意味でも早々にブロックするのが正解だと思います。

  2. landscape より:

    顔の見えないネットの世界は色々と大変ですよね。
    現実世界では自分の意見をハッキリ言えない人でも、PCを前にすると威勢が良くなる事がよくあります(笑)
    最近、会社の個人情報保護法の講習で講師をやったのですが、
    ソーシャルネットワークがらみで企業がダメージを受けるパターンが非常に多くなっている(これは世界中で)
    のは如何なものかな?と思いました。
    これは個人にも当てはまって、ソーシャルネットワークで不必要な発言でトラブルを招き、
    社会問題になってますね。
    個人的には、ネットの世界ではどんどん個人主義で利己的(?)に振る舞う事が良しとされる現状は
    あまりに愚かすぎるように感じます。
    人間の尊厳を貶めるような言動があまりに多すぎると思いますし・・・。
    ソクラテスの『無知の知』じゃないですが、謙虚さが美徳と感じられるような感性が必要なのかもしれません。

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