金グリの伝説 CBNレビュワーが語る回復系サプリの実力とは

「金グリ」という隠語で呼ばれる伝説的な回復系サプリメントがあります。グリコの「パワープロダクション エキストラ・アミノ・アシッド」。ボトルのラベルが金色に輝いていることから「金のグリコ」=「金グリ」というわけですが、このサプリはサイクリストのあいだで大変人気です。

CBNには現在までにkskさん、momochi_gyugundさん、baruさん、Minagi_Ichirinoさんによる4本のレビューがあり、全員が★★★★★評価を与えています。おもしろいので是非読んでみてください。

ところでこのサプリ、どんな特徴があるのでしょう。

金グリの伝説 CBNレビュワーが語る回復系サプリの実力とは

写真:baruさんのレビューから

なお、商品名は「アミノ・アシッド」ですが、アミノ酸と聞いて思い浮かべるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は含まれていません。ちょっと意外。
– momochi_gyugundさん

てっきりBCAAに亜鉛とかいろいろプラスされたものだと思い込んでいましたが、いわゆるBCAAの成分(バリン・ロイシン・イソロイシン)は含まれていません。
– baruさん

疲労回復系の定番として知られているBCAAが含まれていないのが面白いですね。回復系サプリであるにもかかわらず、です。では主成分は何かというと…

主な成分はアルギニン・オルニチン・リジンで、どれも疲労回復に効果があると言われているアミノ酸です。また、亜鉛も成長ホルモンの分泌に関わっています。
– momochi_gyugundさん

アミノ酸として含まれているのは、アルギニンとオルニチンとリジン。オルニチンと言うとシジミに含まれていることで有名ですが、回復系のアミノ酸だそうです。そして、亜鉛。粘膜回復の効果があります。
– baruさん

アルギニン・オルニチン・リジン、そして亜鉛が主成分になるようです。ちなみに2016年のmomochi_gyugundさんによる写真を見ると、現状のものとは成分比率が若干違うようです。時々マイナーチェンジが行われているものと思われます。

金グリの伝説 CBNレビュワーが語る回復系サプリの実力とは

写真:momochi_gyugundさんのレビューから

かわいいイラスト付きでレビュー投稿してくれたMinagi_Ichirinoさんがこの成分変更について言及されています。

何年か前に実は少し成分が変わってですね、それ以降少し評判が落ちましたし、実際自分も以前ほどの効果とは、また違った印象を受けるようになりましたが、それでも全然おすすめできるサプリです。
– Minagi_Ichirinoさん

金グリの伝説 CBNレビュワーが語る回復系サプリの実力とは

イラスト:Minagi_Ichirinoさんのレビューから

つまり今も人気のサプリではあるものの、一昔前はもっとすごかったものだったことが伺えます。

ここで主成分の「アルギニン・オルニチン・リジン・亜鉛」について基礎的な知識を復習してみましょう。いずれもWikipedia日本語版から引用します。

アルギニン

免疫反応の活性化、細胞増殖を促進し、コラーゲン生成促進などにより、創傷や褥瘡の治癒を促す。…食物では、肉類、ナッツ、大豆、玄米、レーズン、エビ、牛乳などに多く含まれる。

オルニチン

アルギニンの分解によって生成する。…アルギニンの分解によって生成する。…オルニチンは成長ホルモン誘導体であり、同じアミノ酸の一種のアルギニンとともに、サプリメントに配合されていることがある。オルニチンが多く含まれる食品:シジミ、だだちゃ豆、ブナシメジ

リジン

クエン酸回路に取り込まれてエネルギーを生み出すケト原性アミノ酸である。…穀物中には豊富には含まれないが、豆類には豊富である。肉、魚、乳製品にも多く含まれる。

亜鉛

100種類を超える酵素の活性に関与し、主に酵素の構造形成および維持に必須である。それらの酵素の生理的役割は、免疫機構の補助、創傷治癒、精子形成、味覚感知、胎発生、小児の成長など多岐にわたる。

なるほど、オルニチンとアルギニンはワンセットで、同じ効果を持続的に狙っているように見えます。大豆などに多くに含まれるリジンは、回復系というよりエネルギー産出。リジンは必須アミノ酸で、WHOによる成人一日当たりの推奨摂取量は2.1グラムだそうです。ちなみに皮膚や粘膜の再生で活躍する亜鉛は、カキやレバー、牛肉に多く含まれています。

金グリの伝説 CBNレビュワーが語る回復系サプリの実力とは

亜鉛が豊富なカキ。おいしいよね。ちなみにレバーでは鶏よりも豚レバーのほうが亜鉛含有量が多いです

「金グリ」の成分を食品に置き換えて漠然とイメージしてみると、「大豆・シジミ・レバー」が浮かんできます。勿論「ナッツ・ブナシメジ・カキ」であってもいいし、「玄米・だだちゃ豆(枝豆の一瞬)・牛肉」でもいいでしょう。1つ言えるのは、マメ類は強いなということです(※マメなら何でもいいわけではないのでそこは注意)。

ここ10年くらいでしょうか、多くのスポーツのアスリートがナッツ類を疲労回復目的で摂取しているとよく聞きます。自転車レースの選手たちは勿論、スキーの高梨沙羅選手もナッツをよく食べるとテレビのインタビューで答えていたのを覚えています。

では実際の使用感はどんな感じでしょうか。これはもう読んでいると、皆さんテレビのサプリ通販番組を思わせるような絶賛ぶりです。

翌日に疲労感が残るであろうと思うときに使用するようにしています。効果は劇的で、だるくてしょうがない朝がスッキリ目覚めます。筋肉痛が無くなる訳ですが、ずいぶんと体が楽になります。
– kskさん

金グリを飲み始めた今年は、2日目の2本目に至るまで、疲労感が少ない感じがします。また、高強度、特に暑い日のトレーニングの後の夜は寝つきが悪くなることが多いのですが、それがやや改善し、翌朝の目覚めが良くなったように感じます。
– momochi_gyugundさん

1日300㎞も走れば、どれだけ省エネで走っても疲れることは疲れます。が、今回に関して言えば、筋肉痛はほぼ起きていませんでした。入眠もスムーズで、寝起きも割とスッキリ。
– baruさん

例えば、夜の21時、22時までブルベで乗って走ってきて、翌朝すぐ仕事だとする……翌日までに疲れを残したくない。そういうタイミングでは、個人的には一番ベストなサプリメントだと思います。
– Minagi_Ichirinoさん

いずれも興味深い使用感で、momochi_gyugundさんのように連日トレーニングする際に2日目でも疲労感が少ないとか、baruさんのように300km走っても筋肉痛がほとんど起きていないとか、驚くべき内容です。

あと面白いのが、Minagi_Ichirinoさんのエピソード。400kmブルベの最中に「金グリ」を飲んで15分ほど休憩を取ったところ体力が回復したそうです。つまり短時間の休息である程度のリカバリーも期待できそうです。

この「金グリ」、この記事を書いている時点でamazonには278件のレビューがあり、平均で4つ★なので世の中一般的にも評価が高いようですが、やはりCBNで普段サイクリングイベントやサイクルパーツ、ヒルクライムやロングライドに関するレビュー投稿をされている身近な方々の使用感がやはり説得力があって、個人的には信頼できます。

勿論人によって効かないということもあるでしょうし、成分自体たまに変更が加わる可能性もあるので、ご利用は自己責任で、ということになりますが、とりあえず現時点での「回復系サプリ」としてこれを上回る製品はないのではないかと思われます。

実勢価格は概ね2700〜3000円のあいだで推移しています。たまにamazonのプライムセール、タイムセールで2000円以下になることはありますが、年に数回です。そういう場合は買いだめをすると良いかもしれません。