あおり運転に抗議したある外国人サイクリストの思い出

最近「あおり運転」が話題です。この事件は本当に痛ましいものでした。亡くなられたのは娘さんが2人いるご両親。加害者側はピンピンしていて、拘置所での面会に30万円を要求しています。ひどい話です。

あおり運転について、私は自転車絡みでひとつ忘れられない思い出があります。

それは数年前、この場所で目撃した、ある事件。これは朝霞水門(あさかすいもん・埼玉県朝霞市)といって、荒川右岸、河口から約30kmくらいの地点かな。見晴らしが良いところなので、模型飛行機を飛ばしている人をよく見かけます。

あおり運転に抗議したある外国人サイクリストの思い出

左側を見ると、こんなのどかな風景です。土手の下に大きい鶏舎があって、風向きが悪いとそこからものすごいフン(?)の匂いが漂ってきます。

あおり運転に抗議したある外国人サイクリストの思い出

河口側をふりかえると、幸魂大橋(さきたまおおはし)という大きい橋があります。東京都内からこのあたりまでくると、もう別世界という感じで、気持ちがリセットされます。私にとっては非日常。この広々とした感じが、いい!

あおり運転に抗議したある外国人サイクリストの思い出

さて本題。この朝霞水門で数年前、白い軽バンがとまってました。

となりにはロードバイクにまたがった、身長190cmはあろうかと思われる大柄なサイクリストがいました。レーパン・ジャージ・ヘルメット・サングラスの正装です。

そのサイクリストが英語で叫んでいたのです。

What’s the problem with you !? What’s the fuckin’ problem with you !?

日本語訳:お前なんなんだよ!?なんだっつうんだよ!!

叫びながら、片手で軽バンの窓をドンドン叩いたり、しまいにはドアを膝でガンガン蹴りはじめました。これがもう、ものすごい剣幕。キレちゃってます。ドアノブにも手をかけこじ開けようとしてます。

クルマの中には若いお兄さんが乗っていて、少し青ざめた顔で何もできないでいます。話をしようにもビビッて窓をおろせない感じです。

あれは、車外に出たらボコられていたと思う。完膚なきまでに。それくらいものすごい暴力の気配がたちこめていました。

何があったのかは知りません。推測ですが、軽バンがどこか離れた場所で、あの長身の外国人サイクリストをあおったのでしょう。幅寄せしたとか、クラクションをデカく鳴らしたとか、そういうことがあったんじゃないか。

そして、激昂したサイクリストが軽バンを追跡。バンが朝霞水門で停車したところにロードを横付け、ドアノブをガンガン引きながらお前出てこいやー状態になった、のではないか。

面倒なことには関わらないようにする習慣をつける

何か困っている人がいたら助けるのは当たり前です。しかし、他人のトラブルに必要以上に首を突っ込んだり、自分に危害を加えてくるものに対して真正面から立ち向かって良いことは、基本的にありません。

あおり運転の被害にあっても、いちばんいいのは相手と立ち向かわず、構わないことです。

基本的には、こういうことです。

バカとつき合うな
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下手に立ち向かうと、逆にやられたりします。クルマと自転車の場合、もし走行中にケンカしたら跳ね飛ばされて死ぬのはこっち。勝ち目なんかありません。しかもあおり運転をしてくるのは、正論など通用しない連中です。

それにクルマを運転しているのが一般人ではない可能性もあります。

喧嘩を売った相手がヤクザだったりしたらどうするんですか。ヤクザって意外に普通の見た目をしているんですよ。コワモテでいかにも、という感じではなく、ごく普通の人みたいな感じだったりします。

運悪く喧嘩を売った相手がヤクザで、その場で拳銃で撃たれて荒川にぶん投げられたっておかしくないじゃないですか。いやマジで。

だからあの外国人サイクリストも、無茶するなー、と思ったのでした。

ライド中、ライド後のアドレナリンについて

これは個人的な感覚なのですが、100kmくらいのロング(私にはロングw)ライドを終える頃、なんともいえないリラックスした気持ちになります。いい感じに走ったな、と脱力します。満足です。ほんわか、ふわふわした気分になります。

しかしです。そういう時にクルマに背後からいきなりブーッと大音量でクラクションを鳴らされたり、幅寄せされたりすると、自分でも信じられないくらいに腹が立つことがあるのです。

血がカーッと頭にのぼって、コノヤロウ! と思うことがあります。それまでのリラックス気分が嘘のように思えるほど、自分でも驚くほどブチ切れモードに入ってしまうことがあります。

その先に何か行動したりというのはありませんが、思うに、エンデュランスライドの後半ってリラックスした気分のようでありながらも、実はアドレナリンがかなり出ていたりするんじゃないかと。

気をつけたいですね。普段怒りっぽくない人でも、ライド中はやっぱりアドレナリン出てるわけですから。

自転車はエネルギーを効率的に推進力に変えていく乗り物。無益なことには1kcalたりとも消費しないようにしたいものです。

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