やってみよう!はじめてのブルベ(第1回)エントリー峠とキューシートの工夫

ブルベ中「お尻痛い…はやく家に帰りたいなー」

ブルベ後「ああ疲れた…しばらく自転車はいいや…」

一週間後「よし!退勤!電車にのって遠征ブルベに乗り込めー!!ヒャッホーイ!!」

碁石海岸(岩手県大船渡市末崎半島)

碁石海岸(岩手県大船渡市末崎半島)

軍師「というわけで」

未開のTwitter民「…トイウワケデ…」

猛将「はじめてブルベに参加する方を想定して、何回かにわけて記事を書きたいであります!」

公主「ブルベについては一家言お持ちの方が多いとは思いますが、お手柔らかにお願いします」

ブルベとは…

狐の嫁入り

狐の嫁入り

ブルベとは200,300,400,600,1000,1200km~などの決められたコースを制限時間内に走る認定遊び。もしくは小旅行(ランドネ)。もしくはタイムアタック(交通ルールとマナーは守ったうえで!)。

有志によるボランティアにより主催されているため、自分のことは自分でできる独立した20才以上の大人のための遊び。手弁当でブルベを主催していただいているスタッフの皆さまには頭があがりません。「ブルベを走りたければ(いつかは)スタッフとしてブルベを主催しよう」は金言。

ブルベのおもな取り決めは、交通ルールとマナーを守る。定められたコースを走る(ミスコースした場合や寄り道した場合は同じ道を走ってコースに復帰する)。反射ベスト、ベル、前照灯(2つ以上の場合も)、後方灯(2つ以上の場合も)、ヘルメット後方灯など定められた装備を準備する。

賠償保険1億円以上必須。参加者同士の助け合いは奨励されているが、決められたポイント以外での一般人からのサポートを受けることの禁止(商売人は可)。

  • 出走取りやめ(DNS = Did Not Start)
  • 途中リタイヤ(DNF = Did Not Finish)

の際は必ず連絡。

軍師「グループで最初から最後までパックで走っている方もいらっしゃるが(もちろんルール違反ではない)、ひとりぼっちで真夜中の山道を孤独と焦燥感と厭世観に焼かれながら走るのは格別じゃぞい」

未開のTwitter民「…ソノ説明デ…誰ガハジメヨウト…イウノカ…」

夜景

夜景

ブルベにエントリーしてみよう!

猛将「そもそも200km走るというのが想像できないであります!」

軍師「ブルベに参加してはじめて200km走りきりました!という人の方が多数派じゃとは思う。でもやっぱり100kmは問題なく走れるようになってからエントリーしたほうがその人のためじゃな。古の賢人たちは100km走れる人は200km走れる力があるし、200km走れる人は400km走れる力があるとはおっしゃっている」

未開のTwitter民「…モチロンイキナリ400カラデモイイ…ブルベハ人ニ迷惑カケナイカギリ…自由…」

猛将「関東圏の200kmのブルベはエントリー峠が高すぎてなかなか参加できないと聞きます!」

軍師「うーん、スタッフになって運営のお手伝いをしながら試走する手もあるが…旅行をかねて地方のブルベに遠征するというのはどうじゃろ?」

猛将「それもはじめての人には厳しいものがあるので、気合でエントリー峠を乗り越えるしかないであります!」

エントリー時の注意点まとめ

  • ブルベは自己責任の世界でそれなりの覚悟と準備が必要。トラブル時にスタッフに頼られても困ります
  • 1億円以上の賠償保険必須
  • ブルベは20才になってから
  • 人気のブルベはあっという間にエントリー枠が埋まるので、気合でエントリーする
  • 地方のブルベはエントリー峠がない(少ない)
  • ある程度以上の装備品が必須
  • 100km程度は一人で普通に走れるようにトレーニングする
  • 知り合いの経験者がいると心強い
自作ホルダーとキューシート

自作ホルダーとキューシート

キューシート(コマ図)を準備する

未開のTwitter民「…8割クライノ人ハ…GPSサイコンヲ…使ッテイル…」

軍師「スマホの地図アプリという選択肢もあるだろうが、スマホが壊れたりバッテリー切れしたときに、救助要請もできない、自分の今いる場所もわからないだとピンチの度合いは跳ね上がるので、予算の都合がつくのなら購入したほうがよい。スマホだと電波の届かない場所もちょくちょくあるしの」

猛将「では、ルートラボをガーミンEdgeさんに入れて…よし準備完了!」

軍師「たわけ!ツンデレEdgeさんにすべての運命を託すとはなにごとか!はじめてのブルベなら基本に忠実にキューシートかコマ図を準備せぬか!」

ブルベを開催する各団体はWeb上でキューシートとコマ図とかルートラボ等によるコースを公開しています。

そのルートラボからGPXファイルとかでダウンロードして、そのままサイコンへ入れるというのが、ブルベ前の準備の第一歩なのですが、Garmin etrexやEdgeなどのGPSサイコンのルート表示だけにたよるのは危険です。

なぜなら人的ミス、フリーズ、熱暴走、トンネル内現在地ロスト、操作方法があやふや、なんらかの衝撃で空を飛ぶ。などサイコンのトラブルは枚挙に暇がないからです。

せっかく休暇をとって、エントリー峠をのりこえて参加したブルベでサイコンのトラブル→即DNFの流れは少々もったいないので、キューシート(コマ図)の併用を強くおすすめします。

さらにおすすめなのが、自分にとって見やすいように改造しておくということです。このようなキューシートを…

キューシートの原本

キューシートの原本

フォントを大きくしてメイリオに変更。Noと区間を色変え。区間は太字で。右折も色変え。国道や県道をN,Dから国、県みたいに漢字を使用。と改造してみます。

キューシートの改造

キューシートの改造



キューシートの実物

キューシートの実物

軍師「最近老眼がすすんできて、工夫しないとキューシートが読み取れんのじゃ」

猛将「コマ図をPDFにして昔使っていたスマホをコマ図専用端末として活用している話を聞いて感心したであります!老眼でも見やすいらしいであります!」

公主「ところで、キューシートはどのように自転車につけているの?」

私は先輩方のブログなどを参考にキューシートホルダーを自作しています。

自作キューシートホルダー

自作キューシートホルダー



自作キューシートホルダーの裏面

自作キューシートホルダーの裏面

キューシートをラミネート加工しても雨の日はすきまから水が染みてきますので、雨予報のときはまわりをセロテープで目張りします。

キューシートをセットした状態

セット状態

実際の走行時、総走行距離は実走とキューシート上では自然とずれてきます。寄り道ブルベや観光ブルベやグルメブルベも楽しいですしね。

なので、サイコンのラップ距離機能を使って、区間距離でいまキューシート上のどこにいるか把握しています。

未開のTwitter民「…交差点ヲ曲ガッタラ…ラップ距離リセット…」

なのでわかりやすいように区間は色を変えて、太字ゴシックにしています。

個人的にキューシートのメリットは『楽しい!』というのが一番です。オリエンテーリングみたいな感じで、つぎつぎとスモールゴールをクリアしていくと、気がついたらずいぶんと長い距離をクリアしていることでしょう!

キューシート(コマ図)まとめ

  • GPSナビだけにたよらず、キューシート(コマ図)も準備する
  • ハンドルまわりはライトやサイコンで混みあうので、自分なりに使いやすいハンドルまわりを目指す
  • あとゴールまで何km?と考えていると心が折れるので、とりあえず次のPCまであと何km?と区切った目標を目指す
  • GPSを禁じてキューシートだけで走る「ミステリーブルベ」なるものもある

あとがき

軍師「正直、ブルベは拘束時間も長いので家庭持ちにはつらい種目なのじゃよー。子供が手を離れてからが本番ともいえるが、今度は体がいうことを聞かなくなってくるからの」

猛将「だからこそ、参加できそうな環境にあるのなら、今のうちにどんどんチャレンジしてもらいたいであります!」

公主「命短し恋せよ乙女ですわ」

未開のTwitter民「…To be continued…」

第2回はこちらから

軍師「さて、ブルベに持っていくべきものとは何かな?」猛将「寒くない格好であります!」未開のTwitter民「…食料とお金…」...

寄稿者:くろみつくろみつ @kuromitsu9600 , kuromitsu2 (cbn)
プロフィール:サラッと読めて翌日に残らない!をモットーにてきとーにいろいろ書いちゃう駄文メーカー。人は名文のみに生きるにあらず。あとオカラおいしいです