やってみよう!はじめてのブルベ(第4回)ゴールしてみよう!

未開のTwitter民「…アト50km…マダマダアルゾ…疲レタゾ…」

猛将「あと20kmでありますか!お尻が割れているみたいであります!」

公主「ゴーール!!あー疲れましたの。もうしばらく自転車はいいですわ」

200km認定メダル

200km認定メダル

翌週の三人「「「この間のブルベ面白かったー!」」」

「またブルベ走りたいであります!」
「次は300kmにエントリーしちゃおーかしら?」
「…ソレトモ400km?」

【第1回〜第3回はこちらから】

  1. やってみよう!はじめてのブルベ(第1回)エントリー峠とキューシートの工夫
  2. やってみよう!はじめてのブルベ(第2回)ブルベってなにを持っていくの?
  3. やってみよう!はじめてのブルベ(第3回)実際に走ってみよう!

残り50km地点

未開のTwitter民「…土砂降リダ!…パンクダ!…ハラヘッタ!…」

『胸突き八丁』という言葉があります。もとは富士山を登るとき、頂上までの残8丁(約872m)の険しい道をさす言葉で、転じて物事の正念場をさす意味になりました。

ブルベにおいて最後の50kmは一番トラブルが出やすい、まさに正念場といえましょう。

エネルギーが切れかけて、疲労も溜まり、集中力も切れてきて、眠気もかさなり、メカトラブルも発生しやすく、事故の確率が高まる残距離です。

200kmだと夕方。300kmだと真っ暗になっているのではないでしょうか。

では対策はどうしたらいいのでしょう?

答えは簡単で休憩をはさむことです。貯金は1時間くらい貯まってないでしょうか?

のこり50kmも一気に走りきるのではなく、なんなら途中でもう1回くらい休憩をとるようにしましょう。

軍師「なあに、ここまで来たら認定(時間内完走)はほぼ確実じゃわい。あとは事故リスクと疲労からくる身体リスクを減らした方がより確実になるじゃろ。のんびり走ろうぞ」

碁石海岸

碁石海岸

残り20km地点

公主「なんでブルベ中のカプ麺っておいしいのかしら?」

最後の休憩は終わったでしょうか?あと1~1.5時間でいよいよゴールです。ここからはウィニングランと思ってのんびり走りましょう。

ゴールしたらつぶやくSNSの文面でも考えておきましょう。

しかしながら、自動車からはなかなか認識されづらい時間帯ですし、雨なんて降っていたら、視界不良と光の反射のため絶望的に気づかれにくくなっています。フロントライト、リアライトが点灯しているか再確認して、油断せず最後まで走りきってください。

ナイトブルベの様子

ナイトブルベの様子

ゴール!

猛将「うぉーい、やっと着いたであります!」

未開のTwitter民「…ミンナ…イルゾ…」

公主「スタッフさんも待っていてくれてるわ!」

完走お疲れ様でした!

せっかくなので、完走認定のメダルも購入しましょう。その場でもらえるときもありますし、あとから郵送で届く場合もあります。

のちほどステキなディスプレイに入れて好きなだけニヤニヤしましょう。

cbn セリア ネイルディスプレイスタンド

スタッフさんや一緒に走った人たちとブルベ道中の思い出話もたいへん面白いのですが、今はテンションが高くて疲労を忘れている状態です。

意外なほど体にダメージはあるので、適度なところで切り上げて、再会を約束し、帰路につきましょう。

家族の方が迎えに来られるかたはさておき、自走で帰る人も、電車で輪行する人も、自動車で帰る人もいらっしゃると思います。(温泉に泊まって打ち上げ宴会つきのブルベだったって?いいですねー)

朝早くから起きているので、眠気が一気に押しよせてくる場合があります。

私自身、大丈夫そうだなと高速道路で帰宅途中、ふと気づくと50km/hの低速で走行していました。正直、交通事故死がちらついたので、あわててサービスエリアに逃げ込んで仮眠をとって事なきをえました。

カモシカと遭遇

カモシカと遭遇

軍師「無事おうちに帰るまでがブルベじゃぞい」

早く家に帰りたいのはやまやまなのでしょうが、無理しないで仮眠をとってから帰宅しましょう。そしてお家についたらストレッチをして早めに寝ることにしましょう。

未開のTwitter民「…シカシ…アラガイガタイ…コトモアル…」

猛将「すげえぞ!!さすが超越者!!ほんとにどんだけ食っても、まだまだ食えるぜであります!」

それが悪名高い『ブルベ腹』です。使用したカロリー、否、使用した以上のカロリーを摂取しようと、体がドカ喰いを求めているのです。

公主「ドン引きするほどみんな食べるんですけど―。あ、おかわりお願いしまーす」

軍師「対処法はよくわからないが、オカラでも食べればいいのでは?でもこれが楽しみでブルベに参加しているところもあるからの」

cbn オカラ

東北の先輩ランドナーがブルベ後に食べるカレー。体力が全回復するから人呼んで『エリクサーカレー』!!

『エリクサーカレー』!!

『エリクサーカレー』!!

そして次のブルベへ…

一日中ずっと雨で地獄のようなブルベでも
メカトラブル多発で地獄のようなブルベでも
トレーニング不足で地獄のようなブルベでも
猛暑とハンガーノックで地獄のようなブルベでも
深夜の峠で野犬に追い回される地獄のようなブルベでも

恐ろしいことに数日たつと思い出補正でたいへん楽しかった思い出に上書きされてしまいます。

夜明けの湖

夜明けの湖

「こんなにつらいんだったら、もうブルベなんてやめる!」

なんて思っていても、一週間後には次のブルベにエントリーできるものはないかなー。と探しはじめているのです。おそろしいですねー。

カタクリの花

カタクリの花

「なぜあなたはブルベを走るのでしょう?」

Q 「思う存分走れるから?」

ブルベスタッフはロングライドの経験豊富な方ばかりです。

彼らがコーディネートしたコースを走っていてつまらないわけがありません。
またコースにはこっそりとテーマが隠されている場合もあります。
阿賀野川の源流から河口まで走ってみたり、
故松尾芭蕉氏と故忌野清志郎氏の足跡を追ってみたり、
これでもかと獲得標高を稼いでみたり、

A「思う存分走ることができます」

Q「美味しいものが食べたいから?」

ブルベ中に美味しいものを食べまくるグルメライド、通称グルべはブルベを走る理由の筆頭候補です。しかもブルベ中はどれだけ食べても大丈夫です。大事なことなのでもう一度言います。

ブルベ中はど れ だ け 食 べ て も 大 丈 夫 で す。

A「美味しいものが食べることができます」

Q 「ちょっとだけ非日常の世界をのぞきたいから?」

自転車に乗らない一般人にブルベの話をしてもまず理解されません。
200km自転車で走ったといってもビックリはされても、いまいちピンとこない様子だと思います。
それが400km、600km走るとか、
公園のベンチで1時間だけ仮眠をとって夜通し走るとか、
4~5県くらいを股にかけて走るとか、
確実にちょっとアレな人と思われるので内緒にしておきましょう。

A 「ちょっとどころか、へたするとすごく非日常の世界がのぞけるかもしれません」

七ヶ宿のこいのぼり

七ヶ宿のこいのぼり

あとがき

軍師「というわけで、4回にわたってブルベを紹介する記事を書かせてもらったぞ」

猛将「いかがだったでしょうか?であります!」

公主「わらわも勧められなければ、こんなに面白い世界があるなんて一生知らなかったわ!」

軍師「ブルベは速く走れなくても十分完走できるし、経験が生きる分野なので、ある程度の年齢になってもまだまだ遊べることのできる、息の長い趣味じゃ」

未開のTwitter民「…ソシテ…開催側ニハ開催側ノ…楽シミガアル…ト聞ク…」

軍師「実際には儂もブルベはじめて3年目だし、SR(シュペールランドヌール(ズ)1年間で200km、300km、400km、600kmを完走したものがもらええる認定)も獲ったことが無い駆け出しじゃがの」

猛将「向き不向きはあるのですが、一回走ってみるのがいいであります!」

「せーの!」
4人「「「「やってみよう!はじめてのブルベ!」」」」

未開のTwitter民「…ブルベ沼ヘ…ヨウコソ…」

須賀川ウルトラマン通り

須賀川ウルトラマン通り


寄稿者:くろみつくろみつ @kuromitsu9600 , kuromitsu2 (cbn)
プロフィール:サラッと読めて翌日に残らない!をモットーにてきとーにいろいろ書いちゃう駄文メーカー。人は名文のみに生きるにあらず。あとオカラおいしいです