工具

サイクリストが使う工具には3つのグレードがある

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自分で愛車を組み上けたり、パーツを組み付けたり、メンテナンスするサイクリストが使う工具をグレード分けとするとしたら、どんなふうに分けられるだろう。そんなことを考えたのですが、私はこう思いました。

サイクリストが使う工具には3つのグレードがある。それは自作工具、普通の工具、Park Toolの工具、という3グレードである…

と。

まぁ無理やりわける必要もないんですけどね。というわけで、自作工具とはどんなものかを見ていきましょう。たとえば下は、LZPT2IBさんによる「自作 ヘッドワン圧入工具」です(レビュー)。このようにホームセンターで手に入る素材で簡易な工具を作れます。DIY工具とも言えましょうか。

こちらはsosuさんによる「自作 下玉押し圧入工具」(レビュー)。塩ビ管を巧みに応用されています。私達サイクリストがこういうことをするのは、多くの場合、2年に1度とか5年に1度くらいしかやらない作業だよなぁ、でもこの作業に必要なきちんとした工具は高価すぎるんだよな、という気持ちがある時だと思います。下玉押し圧入工具(クラウンレースインストーラー)は、私もsosuさんと同じスレッドで自作工具をレビューしています。

こういう自作工具には賛否両論あります。クリエイティブでいいよね! という賛成意見。反対意見は、主にショップの関係者の方から、そんなこと絶対にやっちゃダメだよ、という声があがることがあります。

これは、私はどちらも一理あると思います。作業を失敗すると高価なパーツを壊してしまうということはあるので、こういう作業に自身がない方はやらないほうがいいでしょう。工具が高いと思ったら、ショップに依頼したほうが安心です。

下玉押しの圧入やヘッドワンの圧入は、ホビーサイクリストがやる作業の中でも頻度が少ないものの代表だと思います。人によってはクランクの着脱やBBの着脱も自分でやらないという人は多いと思います。メカニックが好きな人は、自分でやる。いじるよりも走るほうに時間を使いたい人は、そういう作業はお店に任せる。どちらも良い自転車の楽しみ方。

さて、クラウンレースやヘッドワンまで行かなくとも、自分でいろんな作業をやりたいとします。すると、日常的な作業に必要なツールで買いやすいものがたくさんあります。これを「普通グレードの工具」と言っておきましょうか。国産ならGrungeとか、海外メーカーならBBBとか、ショップのPB製品ならWiggleのLifeLineとかCRCのX-Toolsとか色々ありますね。下は私が持っているLifelineのヘックスレンチ。ちゃんと使えます。

Lifelineのレンチセット

ヘックスレンチの世界にはグレードがあって、HozanやPB Swiss Toolsの製品などは高級品として人気ですね。これらは少し高いけれども、BB圧入工具みたいな値段はしないので、メンテナンス好きな方はちょっとづつ揃えていくのも面白いと思います。

さて、自作工具という世界があり、普通の工具という世界があるとしたら、もう1つの世界がある。ということにしておこう。それはPark Toolの世界です。

この青い色が目印の工具たち。いずれも私の所有物です。このSG-7.2は、幅広のエアロシートピラーなどをカットする時に使うものです。刃を入れるスリットは、狭いのと広いのと2つあります。これも何年かに1度しか使わない工具だとは思いますが、似たようなものの自作は難しそうでしたし、ショップに頼んでもこの工具分のお金はかかりそうなので、自分でやることに。

ParkTool SG-7.2

下は同じくパークツールのデジタルスケール、DS-2。これはですね、パークツールだけあってそのへんの国産とか中華製のデジタルスケールとは精度が違うんですよ。正確です。というのは全くのウソで、こういうデジタルものはどの製品も大差なく便利に使えます(笑)。デザインもカッコいいし、たまたま欲しくなって買いました。機能的には国産のタニタのキッチンスケールでも十分。DS-2はオンスとグラムの切り替えができますが、日本人の私にはオンス表示は特に不要。

ParkTool DS-2

パークツールの工具は他にも色々持っているのですが、使っていて感じるのはとにかく丈夫であること。重くて剛性がある。重くて剛性があるというのはメンテナンス作業では大事なことだと感じます。工具が軽くて華奢だと、特に力のかかる作業の場合はやりづらいです。理想的には、重い工具をテーブルにガッチリ固定して作業する、ということ。自宅にガレージや作業部屋があればそれに越したことはないですね。

パークツールの工具は高いけれど、自転車専用ツールとしてはトップグレードだし、使っていて何かおかしかったという声も滅多に聞かないので、買って損はないと思います。

ここでFSAのBB30圧入工具をご紹介。これはねぇ、もう使わないだろうなぁと思います(笑)。プレスフィットBBの自転車には、今後まったく乗らないことはないと思いますが、自分でフレームから組むような自転車なら古き良きスレッド式BBのがいいです。プレスフィットBBのフレームを買ったとしても、ベアリングとクランクの圧入はショップに依頼すると思います。

FSA BB30工具

BB30にはそれくらい苦労しました。本当に苦労した。良い工具を揃えて、正しい手順を調べて、何度もパーツを買い直していろいろやってみたけれど、異音は消えなかった。無駄な体験ではなかったとは思いますが、もうあんなふうに時間は無駄にしたくないというのが正直なところです。

パークツールのBB30ベアリングプーラーも持っていた。使ってないから錆びている(笑)。

ParkTool BB30 Bearing Puller

ただいまCRCとWiggleのブラックフライデーセールでPBのX-Tools製品が安くなっています。自分でメンテナンスしてみたいと思っている方、こういう買いやすい値段の工具からデビューすると良いと思います。

X-Tools エッセンシャル トルク レンチ セット
X-Tools – Pro ギアハンガー調整ツール

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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