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ポンプ製品レビュー

CYCPLUS AS2 Ultra!軽い!小さい!性能そのまま(公称)の新型登場で、定番電動ポンプCYCPLUS AS2 Proの立場はどうなっちゃうの?

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生まれつきの鋭い目つきが災いして
まわりに不良だと勘違いされている
不憫な中年、nadokazuは
新しいクラスで1台の電動ポンプに出会う。

というわけで、今回の駄文はこちら!

CYCPLUS AS2 Ultra、新登場!

電動ポンプの個人的定番ブランド、CYCPLUS。自分は電動ポンプ黎明期に無印AS2を購入して、その利便性に全面降伏。それからずっと愛用し続けた挙げ句、AS2 Pro Max/AS2 Proの無償提供を受けたときには、思わず自腹でCYCPLUS AS2 Proを追加購入してしまうくらい気に入っています。

▼ 参考記事

CYCPLUS AS2/Pro/Pro Max!定番電動ポンプのベストバイって、どのモデル?
何度も 何度も 負けてやれ! ポチる そのたび 弱くなる 物欲に敗北し続ける 負け自転車乗り、nadokazuです。 というわけで、本日の駄文はこちら! 買おうぜ!以上!! 結論から申し上げます!以前もまったく同じことを書きましたが、電動ポ...

そんなCYCPLUSから、新型の電動ポンプ「CYCPLUS AS2 Ultra」が新たに発売されました。ほ、ほ、欲しい…でもウチにはもうAS2 Proが2台ある…と、頭を抱えていたところ、ありがたいことに「CYCPLUS AS2 Ultra」を無償提供していただけることになりました。ありがとうございます!靴舐めます!

わたくし、もらえるモノは何でももらうし、振れる尻尾は何本でも振りまくる、卑怯で最低なコウモリ野郎です。これからも360度に媚びを売り、忖度しながら好きなことを好き勝手に書き散らしてまいります。本稿でもインターネットを汚染し続けることを、ひらにご容赦ください(土下座)。

「CYCPLUS AS2 Ultra」って、どの辺がウルトラなの?

「CYCPLUS AS2 Ultra」の激推しポイントは、そのコンパクトさと軽さ。なにしろ液晶表示と設定空気圧での自動停止機能を持ちながら、シリコンカバー無しだと公称87gで100g切りが余裕です。

同等の機能性を持つCYCPLUS AS2 Proに対して33g軽く、約3割の重量削減を実現しています。

シリコンカバーを外して手に取った瞬間、うわっ…私のCYCPLUS AS2 Ultra…軽すぎ…と、感動できます。この軽さは、まさにウルトラ級!!

シリコンカバーを付けちゃうと、途端に100gを超えちゃうので感動は薄れます。ですが、それでもシリーズのどのモデルよりも明らかに軽い。そしてサイズも、液晶表示や設定空気圧での自動停止機能がない「CYCPLUS AS2(無印)」と同じです。つまりシリーズ最小・最軽量。

これだけ軽量コンパクト化されると、スペック大幅低下を我慢せざるをえないのが世の常。なんですが「CYCPLUS AS2 Ultra」は充填速度や最大充填空気圧が、定番モデルの「CYCPLUS AS2 Pro」と同等のスペックを持っていることがCYCPLUSさんからもらった比較資料で提示されています。

エア充填時間は、120PSIで公称2分。バッテリー容量は若干減っていますが、連続使用回数は同じです(25C・110PSI×2回)。おそらく、動作効率の向上が図られているのでしょう。

それにしても「CYCPLUS AS2(無印)」じゃなくて「CYCPLUS AS2 Pro」の方と同等というのは、普通にすげーですなぁ。小さく・軽くなって機能追加もされているのに、エアの充填性能は遜色なし。これってもしかして、「完全上位互換!」というやつなのでは…?

「CYCPLUS AS2 Pro」の立場がヤバい!

さてさて、こうなると困ってしまうのは、ほかの誰でもない「私」です。

こちとら自腹で買った1台を含む、2台の「CYCPLUS AS2 Pro」を絶賛愛用中なのです。新型の登場で「最新の一番いいヤツ使ってるんだぜ、フフン!」とドヤ顔できなくなるばかりか、「CYCPLUS AS2 Ultraを自腹でもう1台買って、2台Ultra体制で運用しちゃおう」という危険きわまりない物欲が湧き上がらないとも限りません。

ここはどうにか「新型のAS2 Ultraは小型軽量高性能で素敵だけど、定番モデルのAS2 Proの魅力はちっとも色褪せてないYO!」という結論に我田引水したいところです。

というか、決めました。本稿では、「Ultraはいいけど、Proもいい!」という自分に都合のいい結論に意図して導きます。

論旨が支離滅裂でも、根拠が謎でも関係ありません。すべては、自分自身の安寧のために!

電動ポンプ兄弟対決!「CYCPLUS AS2 Pro」vs「CYCPLUS AS2 Ultra」!!

ツールケースへの収まり

「CYCPLUS AS2 Ultra」は、「CYCPLUS AS2 Pro」に対して天地方向で5mm、奥行きは2.5mmコンパクトになっています。これを「ホンの数ミリ違いで差があってないようなモン」とか「実用上は微差!」などと思ってしまうのは素人。CBN Blogの読者である特殊な訓練を受けた自転車乗りの皆様には、もちろんご説明するまでもないでしょう。

スポーツ自転車のストレージ容量は、限られています。数ミリの差が、収納の可否を決定する大きな差になることも普通にあります。自転車用品の世界において、小型軽量は絶対の正義にほかなりません。

いつものように愛用しているツールケース、TOPEAKのケージパックXLに収納してみました。「CYCPLUS AS2 Ultra」は延長ホースを入れても余裕あり。ポンプの脇に、スッとホースが入ります。

「CYCPLUS AS2 Pro」だと延長ホースと一緒に収納するなら、ちょっと頑張る必要ありですね。

「CYCPLUS AS2 Ultra」の方が、明らかに収まりやすく、ストレージの余力を活かせます。とはいえ、こんなの差があってないようなモン。実用上は微差!(私、素人以下の自転車乗りでございます)

エア充填速度

CYCPLUSさんからいただいた資料によると25Cのタイヤに120PSIでエアを充填するのに必要な時間は、「CYCPLUS AS2 Ultra」「CYCPLUS AS2 Pro」とも2分。エア充填性能は、両モデル同等です。以上!

ではあるのですが、同等であるという確認も兼ねて実際にタイムを計ってみました。ポンプ直接だとストップウォッチが操作できないので、延長ホースを使ってたのですが結果は「1分59秒37」。スペック表の記載と、ほぼピッタリです。

そして「CYCPLUS AS2 Pro」も同様に計測してみたのですが、結果はなんと「1分26秒99」。資料に記載されていた「120PSI/2分」より30秒も短いです。体感でも、ハッキリ速さがわかるレベルでした。

ここは「CYCPLUS AS2 Pro」の完勝!

と、断言したいところなのですが、ちょっと考えてみてください。自分みたいなド素人が適当な条件で1回だけ雑に計測したタイムと、メーカーによるスペック提示。信じるべきは、どちらでしょうか?

私? もちろんメーカーのスペック提示を信じます!!(じゃあ、ここに書かれた文字列は一体何なんだ、というツッコミ不可)

動作音

携帯電動ポンプは、すべからく動作音がやかましいです。自分の巣のような日本的狭小壁薄集合住宅だと、室内で動作させたらお隣様は激おこ間違いなし。寝ている赤ちゃんの近くで使ったら、ギャン泣きは確定でしょう。

そもそも電動ポンプを使ってパンク修理するシチュエーションなんて、どうせ屋外がほとんどです。数dBの差が出たところで、まったく意味がありません。という個人的感情はふまえつつ、比較のために動作音をスマホアプリで計測してみました。

結果はこんな感じ(計測ボタンを押すタイミングにズレがあるので、計測開始・終了付近の推移は無視してください)。

「CYCPLUS AS2 Pro」が80db前後で、「CYCPLUS AS2 Ultra」は83db前後。動作音は、「CYCPLUS AS2 Ultra」のほうがやかましいです。

それと、音量ではなく動作音の印象が割と違うかも。

「Pro Max」「Pro」「Ultra」で動作音を比べてみると、ボディが小型化していくにつれてノイズが高音になっていく感じです。

サイズの小さい筐体に組み込まれた、おそらくサイズのより小さなポンプ。これで同レベルの充填性能を発揮させようと思ったら、駆動速度を上げるしかありません。音量も大きくなるし、より高周波のノイズが発生するはず。

結果「CYCPLUS AS2 Ultra」の動作音の方が、より高音で耳障りになる!というのは、素人考えだと理に適っている気がしますが、果たして?

いずれにしても、冒頭で記載したとおり屋外での使用なら大差ないレベル感。実用上の差異は、まぁ皆無でしょう。

ボディの外装素材

「CYCPLUS AS2 Ultra」のシリコンカバーを引っ剥がしてボディを観察してみると、筐体の質感が従来モデルと変わっていることに気づきます。さわってみても、金属ボディ特有のヒンヤリ感があまりないです。軽量化のために、樹脂製ボディにしたのかな?

と思っていたのですが、Xで教えていただいたり(感謝!)CYCPLUSさんに送ってもらった資料を拝見したところによると「CYCPLUS AS2 Ultraの筐体は、マグネシウム合金製」とのこと。素材は異なるものの、従来通りの金属外装。これまでと同等の堅牢性は、期待できそうです。

操作性と使い勝手

操作方法はAS2 ProもAS2 Ultraも同一で、操作性は完全に互角です。ただし、延長ホースを使わずに仏式・米式を切り替えたいときは使い勝手に若干差が付きます。

CYCPLUS AS2(無印)/Pro/Pro Maxの3モデルは、仏式バルブに直接エアを充填するとき内部パーツ(ノズルピン)を取り外す必要があります。米式バルブで使う場合には、外したノズルピンを再度取り付けるという仕様です。この仕様で米式仏式を併用すると、何が起こるでしょうか。

普段は仏式を使っているので、ノズルピンは「非装着」がデフォルト。米式を使うときだけ別途保管しておいたノズルピンを装着する、という運用になります。で、その「別途保管しておいたノズルピン」を自分みたいな手合いは紛失するのです。もう「絶対に」「確実に」「間違いなく」。

だってウチの「CYCPLUS AS2 Pro(自腹で買った方)」のノズルピン、すでに行方不明ですもん!

というわけで

  • 延長ホースを使わずにバルブとポンプを直接接続する。
  • 米式/仏式を切り替えて使う。

という、2つの条件を満たす場合は「CYCPLUS AS2 Ultra」のほうが、使い勝手がいい(ノズルピンを紛失する可能性が低い)です。

発熱

普通に発熱します。あっちーです。とはいえ延長ホースとシリコンカバーを付けて動作させると、まったく差異を感じません(精緻な計測とは程遠い、素人の雑な印象)。ここは、さすがに互角でイイと思います。

4モデルのラインナップ、どれを選べばいい?

ストレージに物理的な余裕があるなら、「CYCPLUS AS2 Pro Max」一択でしょう。シリーズの他モデルと比較して、ニブチンの自分でもわかるぐらいエア充填が速いので、ひと足お先にパンク修理が完了できます。バッテリー容量も大きくて、より安心感がある。電動ポンプとして、1枚も2枚も上手の性能を持っています。

コスト最優先なら「CYCPLUS AS2(無印)」と言いたいところではありますが、他の3モデルが持っている設定空気圧での自動停止機能は使い勝手があまりにも良すぎます。これの有無で、完全に別モノになっちゃう。液晶画面に親の仇的な感情を持っていないのであれば、無印AS2を今から選ぶ理由はあまり無いように思えます。

そうなると、やはり選択肢として最後に残るのが「CYCPLUS AS2 Pro」と「CYCPLUS AS2 Ultra」。

プライムデー先行セール中の執筆時点でのAmazon価格は「CYCPLUS AS2 Ultra」が16,376円(税込)、「CYCPLUS AS2 Pro」は14,438円(税込)です。差額は、およそ2,000円。

俺様は小型で最軽量の最新モデルを使っているんだぜ!という満足感があるのは、もちろん「CYCPLUS AS2 Ultra」のほう。4日分の昼食を水道水だけにすれば、「CYCPLUS AS2 Pro」ユーザにドヤ顔をキメつつマウントを取ることができます。

しかしながら、やはり2,000円は大金です。牛丼並盛りなら、4杯も食べられる。ジュエルだって1,200個(1,500円)と360個(480円)で、合計1,560個が手に入ります。あれ…それでも10連すら回せない?ガシャ高すぎない??

それはさておき、「CYCPLUS AS2 Pro」はミリ単位でわずかにサイズが大きく、数十グラム重いだけ。それでいて、電動ポンプとしてのスペックは同等以上。携帯電動ポンプの定番モデルとして、今なおその輝きは衰えることがありません(※2台持ちユーザの偏った視点による)。「自分はクレバーな選択をした!」と納得できるので、最新モデルを自慢されてもダメージはゼロです。

まとめ

「CYCPLUSは携帯電動ポンプのブランドとして、間違いのない選択」。私は、こう断言できちゃうだけの個人的な経験を積んできています。もう何年も使い続けていますが、本体トラブルの発生は特に経験がありません。それでいて出先のパンク発生時には、無茶苦茶助けられています(合計4回…涙)。パンク修理のゲームチェンジャーとも言える機材を、広く普及させてくれたことに本気で感謝してます。

今回、無料でもらった「CYCPLUS AS2 Ultra」を使ってみましたが「小さい」「軽い」は、やっぱり正義ですよね。

自転車道具箱から取り出して、充電するとき。

ツールケースに収納する、ホンの一瞬。

こういう普段の何気ない一挙一動に「CYCPLUS AS2 Ultra」の小ささ・軽さが積み重なって、あとあと地味に効いてくると思うんです。それと約2,000円の差額で33gの軽量化って、ブレーキを高額軽量モデルに換装したり、ボルトをチタン製に交換するよりよっぽどコスパが高いですよね。

シリーズの他のモデルと比較しても、携帯電動ポンプとしての性能に大きなネガは感じません。実測でエア充填速度が30秒違っていましたが(AS2 Pro比)、比べなければわかりません。そもそもメーカーのスペック表で充填性能は同等という表記ですし、「CYCPLUS AS2 Ultra」は定番ブランドの新たな定番モデルとしてキッチリ仕上げてきていると感じます。

携帯性・最新モデル志向なら「CYCPLUS AS2 Ultra」。そして信頼の定番・価格と性能の高バランスなら「CYCPLUS AS2 Pro」。

どちらを選んでも、後悔しません。好きな方をお選びください。

そうだ!「CYCPLUS AS2 Ultra」と「CYCPLUS AS2 Pro」を1台ずつ所有して、気分で使い分ければ無敵になれるのでは? さあ、皆様もぜひ物欲の泥沼へ!!

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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