ロード乗りがSDA王滝に参加した話

ロードバイクに乗り始め数年、ひょんなことからフルサスマウンテンバイクを手に入れました。

近所の公園で小さな段差を上り下りしてみたり、スタンディングの練習をしてみたりと、バランス感覚を鍛えバイクコントロール技術の上達につながれば・・・と上手い理由を付けて乗り始めました。

SDA王滝

そして気が付けば国内最大級のMTBレースに参加しているのであった・・・


セルフディスカバリーアドベンチャー王滝とは

簡単にご紹介。年2回開催、長野県王滝村でワンウェイコースで行われる国内最大級のMTBレース。

最長コースはなんと120km。獲得標高は2500m超!?

しかしながらその120km部門に参加するためには100kmで7時間切りという条件付き。

120km部門、100km部門、42km部門、20km部門とカテゴリーが分かれているのでステップアップしながら楽しめると思います。

公式 セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝

エントリーと準備

MTBにも慣れてきたころ、ロードバイク初心者のころと同様に「何か面白そうなイベントでも無いか?何かイベント参加できるものはないか?」と情報収集。

なにやら”セルフディスカバリーアドベンチャー王滝”というMTBイベントがあるそうじゃないですか。

よーし、参加しちゃうぞー!

トラブルが起きても自力で解決し、ゴールへ向かう。なんだ、ブルベと一緒じゃないか。

時々お邪魔するショップの店長に相談してみると、持久力、トラブル対応、ダブルトラックのグラベル林道のラインどりが重要とのアドバイスを頂けました。

これまで走っていたコースは”シングルトラック”と呼ばれる轍1本分のコース幅、土と木の根ばかりであまりパンク対策は必要ではありませんでしたし、トラブルがあってもコースからトランポまですぐに戻れるようなところでした。

パンク修理は苦手ではないのでパッチと替えチューブで対応することに。サイドカットに備えタイヤブート、チェーントラブルに備えチェーンツール付きのTOPEAK HEXUS II、ミッシングリンクを用意しました。

このアイテムをサドルバッグにイン。フレームには携帯ポンプを取り付け。

サドルバッグの中身

cbn [携帯工具] TOPEAK Hexus II
cbn [タイヤ工具] PARKTOOL TB-2
cbn KMC ミッシングリンク

パワーバー、スポーツようかんなどの補給食をsuewシャリポケットに入れ、容易に走りながら補給できるように。

悪路のためボトルでの水分補給はやや困難と思い、キャメルバッグのハイドレーションバッグ(2L)を準備しました。

キャメルバッグのハイドレーションバッグ(2L)

2016年5月 SDA王滝

はじめてのSDA王滝、42km部門に参加しました。

コースは砂利や、拳より大きな岩がごろごろと転がっています。まわりの選手のラインや轍を見て走ります。

2016年5月 SDA王滝

鋭利な岩もあり、サイドカットなどの機材トラブルと転倒の心配をしながら走りました。

しかしながら、初めてのSDA王滝で強く感じたのは「コースがわからない以上に、山中で目印らしいものもなく、いったいどのぐらい進んでいるのかわからない。」ということでした。

作業林道のためルートラボでコースデータを作ることもできず、頼りになるのはサイコンの距離と事前に通知されているコース図と標高図のみ。精神的に堪えました・・・

2016年5月 SDA王滝

向こうの山に見える道もコースなのだろうか

長い上りをエンヤコラと進めば、当然長い下りがやってきます。ロードバイクだったら「しばらく休める。」と考えるところですが、路面が悪いのでそうはいきません。(一部舗装路もあるのでそこでは一安心できます。)

2016年5月 SDA王滝

ずーっと下りなのでかなりスピードが出ますし、いまいちグリップの限界がつかめません。

そのうえ、バンバン抜かされていきます。(笑)

フルサスのお陰で吹き飛ばされるようなことは無かったのですが、下り区間はヒヤヒヤです。

距離的にそろそろチェックポイントが現れるはず。

しかし、なかなかチェックポイント現れません。コースデータの距離はいまいち合って無いようです・・・どうなってんだ・・・

景色が切り開けるとパワーバーのテントが見えました。チェックポイント到着です。

制限時間内にチェックポイントを通過しないと足切りが待ってます。

足切りになっても回収車がやってくるわけでもなく、林道を進んで会場に戻る必要があります。そうこれはセルフディスカバリーアドベンチャー!!

2016年5月 SDA王滝

水とパワーバーで補給します

ロードバイクならば、淡々と回して進みながら回復させるのですが、マウンテンバイクはギャップや轍をクリアしながら走る必要があり、なかなか気が抜けません。

再び長い上りと振り落とされそうな下りを走り切り、42km部門に参加したはずなのに「45km地点」と「50km地点」の看板を通過し無事にゴール。

前を走る人がヘヤピンで転倒し、避ける形で転倒したぐらいでトラブルなく完走しました。

2016年5月 SDA王滝

突如現れる天然エイド(水飲み)冬季の積雪量によっては無い場合もある

ちなみに5月の42km部門の場合、スタート地点まで12km、レース50km、ゴール4kmと合計66km走行することになります。いったい何が42kmなんだろうか・・・?

機材投資(1)

グリップ力不足と後ろ荷重不足を感じたため、チューブレスレディ化とドロッパーポストの導入をしました。

Stan’s NoTubesのリムテープを巻いてシーラントを入れチューブレスレディ化。

Stan’s NoTubesのリムテープを巻いてシーラントを入れチューブレスレディ化

ドロッパーはGIANT CONTACT SL SWITCH SEAT POST。

定期的に分解給脂しているが、最近ダンパーが弱くなってきた。ダンパーカートリッジは購入可能の模様。

GIANT CONTACT SL SWITCH SEAT POST

cbn GIANT CONTACT SL SWITCH SEAT POST

2016年9月 SDA王滝

2度目の王滝。前日のファンライドのみ参加しました。

9月はロードバイクイベントと日程が重なり、なかなか参加しずらいというのが本音。

この年も3連休での開催となり、(土)王滝ファンライド、(日)移動、(月祝)淡路島ロングライドという強行スケジュールでの参加でした。

2016年9月 SDA王滝

ファンライドはトップ選手と一緒にコースの一部を走行する内容でした。

実際のコースを走りながら、トップ選手による王滝の走行ノウハウなどをレクチャー。

タイム短縮を目指す選手は前日のファンライドでコースの状態を確認する。というのが主な目的のようです。

ファンライド受付の時にお弁当は貰えましたが、Tシャツは貰えず。(残念)

2017年5月 SDA王滝

3度目の王滝です。42km部門に参加しました。

ステップアップで100km部門も考えましたが、42km部門でのタイム短縮を目標に走りました。

コースを知っているのはアドバンテージになりますね。気持ちに余裕が出ます。

2017年5月 SDA王滝

コースとなっている山沿いの作業林道

パーツ交換をしたところを感じながら走る。

2017年5月 SDA王滝

チューブレス化の効果は特に体感できました。グリップ力が格段にあがり路面のギャップにはじかれる感じが減りました。また、リム打ちパンクのリスクがないというのは精神的にプラスになります。

ドロッパーは下りで活用したいところですが、まだまだ体を後ろに引くのが苦手です。

そればかりかロードバイクばかり乗っているせいで、操作感に慣れずシフトダウンを間違えてドロッパーシートを下げてしまうことも度々。鍛錬が足りません。

目標タイムには届かなかったものの、前年のタイムを大幅更新しノントラブルで完走。

2018年5月 SDA王滝

4度目の王滝はいよいよ100km部門に参加。

2018年5月 SDA王滝

満喫しすぎて第一チェックポイントでタイムアウト。(笑えない・・・)

チェックポイントまで一山あり、上りで後ろ過ぎるポジションで腰痛発生。下りはガレガレでスピードが遅く挽回できず。

新しいタイヤIRC MIBROはグリップ力バツグンで走りやすかったのですが、使いこなすまで行かず・・・

また、下りもビビリミッターが発動し、ドロッパーポストは十分に活用できてませんでした。

上の画像のように晴天だったため日差しが熱く、体も熱ダレ気味でした。標高1,500m付近は木も少ないせいか太陽の熱を近くに感じます。

機材投資(2)

XT・SLXミックス2x11速

コンポーネントのグレードアップ。DEORE 3×10速からXT・SLXミックス2×11速に。

最小ギアが24Tx42Tという組み合わせになり、上りに余裕がでる作戦。

2019年6月 SDA王滝

5度目の王滝は初めて20km部門に参加。直前になりコース変更の発表があるのも王滝のひとつ。

昨年の大雨の影響か、通年とは違うコースでの開催となりました。

また、20km部門はスタート時間の変更があり1時間半遅くスタートすることになった。

100km部門のスタートを見送りのんびり朝食を食べてレースに挑むことになりました。

2019年6月 SDA王滝

今年のコースは砂利が絞まっていて走りやすかった

登り、下り一つづつの一発勝負の20km部門。腰痛が発動するギリギリで登り切り、スピードを弱めずに一気に下りたい。

昨年から通勤にグラベル路を混ぜ、積極的にMTBに乗り込みポジションも詰めることができました。

スタート地点に早めに並び全体の1/3のあたりからスタート。舗装路の上り区間は飛ばしすぎるとタレるのでマイペースに進み、未舗装路区間になり勾配がキツくなり心拍が上がってきたところで上手くペース維持する作戦で走ることに。

上り重視のポジションが良かったのと、コンポーネントを変えて操作感が向上したこと、11速に変えリアスプロケットが大きい歯数が使えるようになったことで調子よく進むことができました。

下り区間も腰を引きながら重心を後方に掛けることを意識。下りも以前よりもペースを上げて走れるようになりました。

腰痛はギリギリ発動しましたが、目標タイムを切ってゴールしました。

天候も曇り空でそれほど熱くならず体が熱ダレすることも無かったのも理由でしょう。天候もタイムに大きくかかわります。

20km部門は1時間ほどなのであっという間に終わってしまい、正直少し物足りなく感じてしまう。

持久力の足りてない自分には、体力を出し切りやすい丁度いい距離なのですが・・・

ドロドロになったマウンテンバイク

ドロドロになったマウンテンバイク

レースは終わったけれど、自宅に帰ったら荷物を片付け、泥だらけのバイクを洗車しなければならない。帰るまでが遠足とも言うけれど、帰ってからもまだまだやることはあるのだ・・・

最後に

気が付けば9月の王滝まであと2か月!?

バイクメンテナンス、ライディング技術向上、肉体改造とやることは沢山。

そして残暑の残る9月開催。台風や大雨でコース変更になるのか、はたまた延期もありうるのか?!(2017年は11月開催、2018年は周回コース開催でした。)

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