よみもの製品レビュー

マルトの「りんりんバンド(車輪固定フック)」が便利すぎてもう戻れない話

5.0

輪行便利アイテムの紹介です。有名なので使われている方も多いかもしれませんが、「マルト(MARUTO) 車輪固定フック」という製品です。これは筆者にとって輪行時になくてはならないアイテムとなっています。

調整不用・よく伸びて時短になる

この製品、「りんりんバンド」が正式名称のようです。ゴムと樹脂製のフックからできているシンプルな製品です。3本セットで売られています。輪行時、フレームとホイールをこの3本で固定します。やや太めのゴムバンドでよく伸びてくれます。

マルト(MARUTO) 車輪固定フック

仕組みは単純なので市販品で自作できそうな感じはします。3本¥661(筆者購入時)なので1本あたり約220円。自作の手間を考えると安いものです。

ゴムなだけに経年劣化は避けられないでしょうが、とにかく便利。先日新しい輪行袋を練習なしで使おうとした時、付属のベルトでフレームとホイールを束ねようとしたらなんと! 長さが足りずに焦りましたが、マルトのこのゴムバンドを持っていたので助かりました。

勿論、写真下のオーストリッチの輪行袋に付属するこのバックルベルトも丁寧な作りで惚れ惚れとします。これでも何の不具合もありませんが、最近ディスクロードでの輪行が増えるにつれてとにかく作業時間を短くしたいという気持ちがあります。

マルト(MARUTO) 車輪固定フック

マルトのフックの便利なところは、長さを調整する必要がないところ、よく伸びるので太いタイヤをはかせたホイールを束ねる時でもなんとかなること、そしてガッチリ固定できるので、短時間でさっと作業しても袋を担いでいる時に中でホイールがずれたりしないところ。

本当ありがたい製品。輪行をされる方には個人的に大変おすすめです。

マルト(MARUTO) 車輪固定フック(3本) 34633
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マルトの製品は他にも「スプロケット&ディスクブレーキローターカバー」を愛用しています。クッション性と重量のバランスが気に入っています。

マルトについて

たまにお世話になるマルト製品のことをよく知らなかったので調べてみたところ、兵庫県に本拠を置く(有)大久保製作所のブランドのようです。そしてオートバイ業界では「ヤママルト」と呼ばれていて、自転車業界では「マルト」と呼ばれているんだそうです。

参考 大久保製作所 マルト maruto 自転車 バイク用品 ホームページ

輪行袋も複数リリースしていて、「エマージェンシーバッグ」という横型の軽量製品が存在します(約210g)。amazonの製品ページを見ると「プロロードレーサー三船雅彦氏の監修のもと誕生しました」とあります。遭難した場合にポンチョのように着ることもできるそうです。

この「エマージェンシーバッグ」には本記事で紹介した「りんりんバンド」が付属、とあります。公称重量の210gが「りんりんバンド」を含むのかどうか不明ですが、「りんりんバンド」の重さは3本で実測19gなのでバンド込みなら約229g。

先日下の記事で紹介した「TIOGA H-ポッド」が各種ベルト込みで実測257gなのでそれよりもずっと軽い。「H-ポッド」が古くなったら試してみようと思います。

TIOGA H-ポッド 超軽量横型輪行袋を試す
TIOGA(タイオガ)の「H-ポッド」という輪行袋を試しています。自転車をサドルとハンドルを支点にして横置きにして「上から袋をかぶせるか、あるいは袋の上に自転車を置いて巾着袋のように包む」という、2ウェイの使い方ができる製品です。
著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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