サイクリストとして成熟するということは、〜と悟ることである(Maturing as a cyclist is realizing that:)。という、タイトルだけのスレッドを海外掲示板で見かけました。that以下、〜(ほにゃらら)の部分を書いてください、という趣旨のスレッドです。
出典 Maturing as a cyclist is realizing that:
スレッドが立ってまだ4時間程度なのにもう250以上のコメントが寄せられていました。個人的に面白いと思ったものをピックアップ・抄訳してご紹介します。
- 自転車に乗ることが自分のメンタルヘルスにとってどれほど大事なことか(531いいね)
- 外に出るだけで十分に良いことだ(216いいね)
- 比較は喜びの泥棒だ(247いいね)
- 坂は恐れるのではなく、愛さなくてはならないものだ(177いいね)
- 1kmは0kmよりも良い(68いいね)
- どんなに素敵な自転車を買ってあげても、妻は熱心なサイクリストにはならない(232いいね)
- どのくらい速く走れているかは、どのくらい速く走れていると感じるかとは全く関係がない(94いいね)
- レースをやっているのでないなら、ただ外に出てライドするといい。自然と上達していく。ストラクチャード・トレーニングは大部分の人にとってやりすぎであり、気付かないうちに自転車の楽しみを奪ってしまう(71いいね)
- 完璧さは善の敵である。(…)比較することは、自分と自分を比較するのであればモチベーションに繋がるが、他人と自分を比較しはじめると、自分が成し遂げたことの喜びを自分で奪ってしまうことになる(17いいね)
- タイムやスピードはそんなに大事ではない。大事なのは自転車の上で楽しんでいるかどうかだ(19いいね)
- 追い抜いていく人全員を追いかける必要はない(16いいね)
- たくさん自転車に乗っていれば人格者になるわけではない(21いいね)
- 自分の年齢(65)でもまだ改善できることがある(7いいね)
- Vo2インターバルこそが真のゲインが作られる場である(12いいね)
- 休息日は良いものだ(10いいね)
- あまりに多くのリスクを取らないこと。本当にハイレベルでプロとしてレースしているのでないなら、得るものは何もなく何もかも失うことになる(5いいね)
- 道交法的に自分が正しいからといって、避けられるような危険にあえて入っていく必要はない(5いいね)
- モータリストに叫んでみても彼らの行動は変わらない(4いいね)
- 500g軽量な部品にお金をかけるのではなく、素敵なバケーションにお金をかけるのが大事(4いいね)
- 0.5km/hより速くなることよりも、快適さのほうが大事だ(3いいね)
- Stravaで実際にあなたを判断する人などいない(3いいね)
- 重力は常に勝つ(3いいね)
- フェアではないかもしれないが、何をやってもクルマのドライバーに勝つことはできない(7いいね)
- 問題なのは自転車ではなく、自分だ(3いいね)
- 自分が正しいと主張することに、死ぬほどの価値はない
- ハードなライドから回復するには時間がかかるものだと理解すること(2いいね)
- クラッシュを避けられるようになるにはクラッシュを経験しておくことがベストだ(2いいね)
- ひどい見た目の自転車は盗まれない(2いいね)
- 好きなウェアを着て好きな自転車に乗れ。ただ乗れ(2いいね)
- 気違いみたいに乗っていても体重は減らない(2いいね)
- 速い=良いライダー、ではない。良いライダー=速い、でもない。スピードとスキルはイコールではない(2いいね)
- より安全な道を走るために数マイル余分に走ることには、100%いつも価値がある(2いいね)
- プロじゃないんだからエゴは捨てなさい
どれも納得させられたり、考えさせられるコメントばかりですが、私にいちばん響いた・刺さったのは下のコメントでした。
みんなそれぞれ別の旅の途上なのだ(2いいね)
we are all on different journeys.
そして私自身だったら、「〜」に何を入れるか。すぐに思いついたのは、
- 情報としての知識と実際に使えるスキルは同じものではない
- 取扱説明書の向こう側に、別の世界が広がっている
- 自分の意見・好み・思想は簡単に変わる。3ヶ月前の自分さえもはや同じ人間ではない
などでしょうか。めっちゃ抽象的ですみません。
皆さんだったら「〜」に何を入れますか。よければTwitterで教えてください。