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エアロロードバイクはヒルクラを頑張っているアマチュアサイクリストにとっても賢い選択なのでしょうか?

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プロサイクリング選手たちはなぜ純粋な登りステージでもみんなエアロロードバイクに乗っているのですか? という質問投稿を海外掲示板で見かけました。同じ疑問を持たれている方も多いと思うのでご紹介します。

image from jonasvingegaard

(スレ主さん)最近のシーズンではーー特に今年はーープロトンのほぼ全てのプロライダーが、純粋なクライミングテストのようなステージでさえ、エアロロードバイクで走っていると気付きました。例えばVisma-Lease a Bikeのようなチームは、ジロではCervélo S5だけを使うと固く決めていてR5sは目に入ってきません。

かつてクライマーは山岳では軽量なセットアップにこだわったものでしたし、クライミングバイクとエアロバイクの重量差は今よりも大きいものでした。しかし今では皆が、コースプロファイルとは無関係にエアロ優先のバイクに乗っているように見えます。

これはモダン・エアロバイクが純粋に、今ではUCIの制限以下になるくらい軽量だからなのでしょうか? それともエアロによるゲインは大変な登りでも非常に大きいので、登りに特化したフレームがもたらすマージナルな恩恵を上回るのでしょうか? またこれは物流を単純化したり、マージナルゲインやチームスポンサー戦略といった面もあるのでしょうか?

チームがどんなトレードオフを考えているか、ライダーの好みが入るかどうかなど、洞察がある方の意見を特に聞きたいです。

同じアドバンテージは私達のような一般サイクリストにも適用されるでしょうか? エアロバイクはたくさん登りをこなすアマチュアライダーにとってもより賢明なチョイスであると言えるのでしょうか?

出典 Why is the pro peloton fully on aero road bikes, even on pure climbing stages?

以下、寄せられたコメントの中から支持率が高いものを中心に観察していきましょう。

  • エアロロードバイクのいくつかは相当軽くなったので、クライミングバイクを使うことのメリットがだいぶ減ったんだ(332いいね)
  • (上の人に)付け加えないといけないのは、プロは山岳でも本当に速いからドラフティングからの恩恵もあるんだ。エアロがほぼ全てなのさ(198いいね)
  • 登りが4000mとかそれ以上のステージでも平均40kphだからです。転がるステージではステージの大部分が50kph近くかそれ以上。こうした速度ではエアロが本当に大事です、バイクを500g軽くすると長い登りでは数秒稼げるかもしれないけど(197いいね)
  • 重量差が本当に少なくなったから、メーカーのいくつかは軽量なクライマーバイクとエアロバイクを合体させている(54いいね)
  • どこかで読んだんだけど、アベレージが35km/h以上になるとエアロバイクで得られる恩恵は相当上がるらしい。それに皆が言うように重量はベターな設計とエンジニアリングのおかげで、落ちてきた。本当の問題は、なぜ平均的なサイクリストがエアロフレームに乗っているかということだ、それを正当化する平均速度には絶対にならないのに(23いいね)
  • (上の人に)それより低いスピードでも恩恵はあるよ(40いいね)
  • 多くのアマチュアにとってはエンデュランスバイクのほうが実際は速いかもしれないよ、というのも快適で効率的なポジションを維持できるから。プロは集団になっていることがはるかに多いし、平均的なライダーよりもずっと強くてフレキシブルだし…(33いいね)
  • GCNにレースでのプロのバイクの重量を測った動画がある。大部分はエアロバイク。最軽量のセットアップ(浅いチューブラーと小さいフレームサイズ)でも6.8kgのリミットより100g重かった。大部分のバイクは7.0-7.3kgだった(8いいね)
  • (上の人に)大部分のバイクは必要以上に重くなっているから、重量よりも重要な何かがあることになるね(7いいね)
  • 険しい登りでもエアロによるゲインはある、しかしステージは険しい登りだけで構成されているのではなくて、選手たちは山と山のあいだも走るし、山を下りもする。近年変わったことは、エアロゲインが(どんなにささいなものであっても)どれほど重要なものかについての理解です。昔は軽量さに重点が置かれていたとスレ主さんは言いますが、バイクの重量だけではなくライダーについてもそうでした。今ではチームのマネジメントがかつてのようにライダーの体重について不満を言わなくなりました。理想的な重量はもはや、トータルで少なければいいというものではなくなったのです(25いいね)

興味深い意見がたくさん出ていて、それぞれ説得力がありますね。簡単な結論を引き出すのは難しい感じがします。プロサイクリングの場合は物流に関する経費の問題も絶対に影響してくると思います。山岳でもエアロロードバイクを使うことで、ある部分では失うものはあってもトータルでは得られるもののほうが、少なくとも現代のプロサイクリングの世界では大きい、ということになりそうでしょうか。

「ヒルクラを頑張っているアマチュアがエアロロードバイクに乗る意味はあるか」という問いに対しては、このスレッドでの意見を眺めている限り、あってもおかしくはなさそうだ、と私は感じました(大部分のアマチュアは、日本での典型的なヒルクラレースでは軽量バイクを使用したほうが速そうな気もしますが)。ちなみに登りでのドラフティング効果は、本当に超低速であっても私は感じたことがあります(楽だよね!!)。読者の方もご意見もぜひお聞かせください。

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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