皆さんはどちら側から自転車に乗り降りしますか? というアンケートをTwitterで実施中です。未参加の方は是非ご回答いただけると幸いです。本記事作成時点では回答数359、90.3%の方が左からと回答。9.7%の方が右からと回答。恐らく9:1という割合で「左から」が大多数派、という結果に落ち着きそうです。10人に1人の「右から」というレアな方々の意見、是非知りたいですね。
自転車にはどちら側から乗り降りしますか?(理由も歓迎)
— CBN Blog (@cbnanashi) March 15, 2026
また、この記事では外国のサイクリストはどのような理由で、どちら側から自転車に乗り降り(mount/dismount)することが多いのか、海外掲示板で得られた情報をご紹介します。
早速いきましょう。海外掲示板Redditに2026年2月に立てられた「バカな質問かもしれませんが、知りたいのです…自転車にはどちら側から乗りますか?」というスレッドから、個人的に目立ったコメントを抽出・抄訳してみました。
出典 Silly question, but I’m curious… which side do you mount your bike from? (2026年2月)
- ノンドライブサイドから乗り降りします(4いいね)
- 左から…乗馬もするので(4いいね)
- キックスタンドが左にあるから、左から乗車します(69いいね)
- 自転車が停まった状態でまたがります。テレビで見るような、走っていって飛び乗るような英国式の乗り方はしません。オーストラリア人なので道の左側にある縁石に立ち、右脚で跨いでペダルにクリップインします。右足でスタートし、その後左足をペダルに入れます(30いいね)
- 僕の利き足は右で、手も右利きで、右車線を走る土地に住んでいます。それでも君と同じように左側から乗車します(45いいね)
- 米国民です。利き足は右、利き手も右ですが、左から乗ります(11いいね)
- 右から乗車します。なぜこれがあまりに一般的でないのか困惑しています。ちなみに利き足は右です(3いいね)
- 左から乗ります。左手、そのあと左足の順番。剣を使う腕はフリーにしておかないとね…(6いいね)
- 道路の右側を走るか、左側を走るかは関係ないと思う。だって右車線を走る国の人でも大部分が左から乗っているから。推測するなら、馬には必ず左側からまたがるということとより関連があるのかな。その影響かな(5いいね)
- その時のシチュエーションでどちら側がより便利かによる。私は左利きだけど、どちらの手もよく使えるので問題ないです(4いいね)
- 君らはサイドから乗るの?俺は後ろから乗るぜ。たまに助走を付けてね(2いいね)
他のスレッドも観察してみましょう。こちらは2023年1月の「乗車・降車の方向」というスレッドから。
出典 Mount and dismount direction (2023年1月)
- (スレ主さん)みんな自転車には左から乗り降りするのですか? 生物学的な(左利き vs 右利き)違い、地域的な(左側走行 vs 右側走行)違いがあるのでしょうか?
- 左から乗り降りします。自転車よりも長く馬に乗ってきました、そして馬は普通左から乗り降りするのです(21いいね)
- (上の人に)オートバイも同じです。オートバイの教習は乗馬のトレーニングに大まかに基づいていると考えます(4いいね)
- 普通は左から。でもMTBでは時々左から、右から、あとほんとにたまに前から(16いいね)
- チェーン駆動の自転車の場合、チェーンがないほうから乗ります。チェーンタトゥーのリスクを減らすため(14いいね)
- 降りる時は左です、なぜならそちらにキックスタンドがあるから(13いいね)
- いつも左から。右側だと押し歩きさえできません、あまりにヘンな感覚です(10いいね)
- 自転車の写真はドライブサイドのほうが愛されますが、私にはおかしなことに思えます。すごく不自然なことです。大部分の人が左側に降車するのに、写真を撮る時は自転車の反対側に回ってセットアップしないといけないじゃないですか。なんでですか(4いいね)
- (上の人に)でも写真では駆動系を見たいじゃないか。チェーンリングの歯数を数えないといけないし(5いいね)
- 利き手が右です。右から乗り降りします。停車する時は右足から外します。利き脚の問題ではないのですか?(3いいね)
2023年5月の「自転車にはいつも左側から乗りますか?」というスレッドからも目立ったコメントをいくつかピックアップします。
出典 Always mounting bike on the left side?(2023年5月)
- 乗馬とは関係ないと思う。左側にスタンドがあるから(駆動系やチェーンが右にあるからね)左から乗降したほうが理にかなっているんだ(26いいね)
- 初期の自転車のドライブトレインが右に組み込まれた理由はたぶん、みんな左から押したり乗ったりする習慣があったからじゃないのかな(8いいね)
- シクロクロスの習慣から左側で乗降しがちです、ドライブトレイン側では乗降したくありません(11いいね)
- 右に降りると脚やパンツがすぐに汚れるよ(1いいね)
さて、これらの様々なコメントを眺めてみると、どうも「右利きか左利きか(生物学的理由)」や「右側通行の国か左側通行の国か(地域行政的理由)」は、ゆる〜く関連はありそうですが「その人がどちら側から乗降するかについての決定な理由」にはならないような気もしてきたのですが(相関はあっても因果ではなさそう)、皆さんはどう思われますか。
私自身(日本在住右利き)は、左から乗降します。右側からだと、ぎこちなくてやりにくいです(左手で字を書いているようだ)。しかし最近ハンドルバーにミラーを付けるようになってから、ドライブサイドを壁に寄せて駐輪する時にミラーが動いてしまうことから、右側で降りてノンドライブサイドで駐輪する(したいと思う)ことが増えてきました(でもなかなか慣れない)。
↓ こういうミラーを付けているとノンドライブサイドを壁に寄せたくなります

さらに私の場合、パニアバッグやフォークパックで使用頻度が高いものはなぜか右側のバッグに入れる癖があるのです。たとえば駐輪後に貴重品を取り出す時、ドライブサイドを壁側にして駐輪すると取り出しにくい。そんなこともあって右側で降りてノンドライブサイドで駐輪したくなることが増えました(つまり駐輪・利便性に関する理由から右で乗り降りしたくなってきている)。
大部分の人が自転車に左側から乗降するのは、右側にドライブトレインがあるからだ。ドライブトレインが右にあると、乗降する時にチェーンの汚れが脚に付着しやすい。またレイアウトの制限から、キックスタンドは(収納時に)左側に位置することになる。キックスタンドを操作するには左側に降りないといけない。だから左から乗降するのは理にかなっている…
という主張があるとします。しかし、そもそもなぜ大部分の自転車のドライブトレインは右側に付いているのか、という問いに至ります(※トラック競技のバイクには一部例外はあるものの)。
それは、初期の自転車では駆動系が右側に付いていたものが多かったから。そしてそうなった理由は、当時の多くの人にとって自転車は左側から押し歩いたり乗り降りするのが普通だったから(という仮説)。
ではなぜそれが普通だったのか?それは馬にそのように乗降する習慣があったから(という仮説)。
ではなぜ馬に乗降するのは左側からだったのか? それは馬に乗って戦う時、右手は剣をすぐに握れる状態が望ましかったから(という仮説)。

「馬に乗り、自らの軍を率いて、ダレイオス王の軍と戦うアレクサンドロス大王」。右手には剣(wikipediaより)
という流れなんでしょうかねぇ(下は身体の左側に刀も剣もある日本の武士のイメージ。馬の左から乗ったほうが刀などは馬に当たりにくいのだろうか)。
左側通行か右側通行かは関係があるのか。左側通行の日本に住んでいる私個人の場合は、右側に降りるのはクルマがそちらを走っているから怖い、ということも理由になっている気はするのですが(左側にある縁石に足も付きやすくて便利)、右側通行のアメリカの方でも左側(クルマが通行して危ないほう)に降りるという人が少なくない印象を受けました。なので、地域性は決定的な理由にはならなさそうですね。
読者の皆様のご意見も是非お聞かせください。どの仮説も検証のしようはないですが、世界で大多数の人が左側から乗降しているとすると、もしかしたら「馬」にたどり着くような気がしないでもありません。








