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起死回生!? GoProが新製品「Mission 1」を発表・3モデルの中の「MISSION 1 PRO ILS」はレンズ交換式でm43対応。でもこれって誰向けのカメラなの?(海外掲示板から)

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GoProがつい先日プレスリリースで近日発売を告知した新製品「Mission 1」シリーズ(1インチセンサー5000万画素)には3モデルあり、そのうち「MISSION 1 PRO ILS」はレンズ交換式、なんとマイクロフォーサーズマウントのレンズが使えるようになっています。

image from gopro.com

しかし紹介されている商品写真のレンズマウントには電子接点が見当たらないため、このモデルは恐らくオートフォーカス非対応で、絞りもマニュアル設定できないタイプのレンズでは開放などの初期値に固定され、Exif情報も送れないものではないかと推測されています。

このGoPro MISSION 1 PRO ILSは一体誰を、どんなユースケースを想定して作られた製品なのか。海外掲示板での議論を観察してみましょう。

出典 What do you think of GoPro Mission 1 ILS aka Ultra-Compact Mirrorless Cinema Camera?(Reddit)
参考 GoPro Announces New MISSION 1 Line of Professional 8K and 4K Open Gate, Compact Cinema Cameras for Filmmakers, Creators and Aspiring Enthusiasts(公式)

昨日4月16日に海外掲示板のGoProコミュニティに立てられた「MISSION 1 ILSってどう思う?」というスレッドでは、コメント数が現時点で131とまずまず賑わっています(やはり多くの人が「???」という状態らしい)。個人的に目立ったコメントをピックアップして抄訳します。

  • ニッチ向けです。大部分の人々はこのカメラが何のためにあるのか理解できないでしょう。しかしこのカメラにはリアルな需要があります(68いいね)
  • 低予算での映像制作の可能性が広がりますし、大型カメラに比べるとGoProには多くのマウントオプションがあります。GoProの基本的なユースケースである一人称視点でのショット、アクション等で需要があるでしょう(15いいね)
  • いまデジタル一眼レフが付けられているドローンにマウントされるのではないでしょうか(8いいね)
  • でもオートフォーカスがないんでしょう?そのせいで残念なものになっていますよ。それにセンサーサイズも本当のマイクロフォーサーズカメラで使われているものに比べると少し小さい(23いいね)
  • レンズマウントを使うことでカメラの耐久性(あるいはもしかしてカメラに取り付けるレンズも)が著しく低下します。あと恐らく防水性もです。ボディが小さくてもパンケーキ以外のレンズだとポケットに入れるのは難しいでしょう。非常にGoPro的でないカメラです。これからわかるでしょう。このカメラにどんなユースケースがあるのかわかりません(22いいね)
  • これは私が欲しかった全てですよ。自分の場合はオートフォーカスは不要です、決まった焦点に固定するでしょうし、その場で素早く自分でフォーカスさせることになるでしょう。持っている他の大型カメラを危険に晒すことなく、それで撮ったものに近いショットが得られます。ずっと小さくて軽いでしょうし。大きいポケットか、小さいバッグにも入ります。ふらっと出かける時はミラーレスの代わりにこれを持っていくかも。これまで買ったどのGoProよりも使うことになりそうです。もうCマウントレンズやマイクロフォーサーズレンズを物色しています。この製品のターゲットは、AFがない弱点については知っているけれど、GoProのカラーとダイナミックレンジが欲しくてレンズ交換で使用シーンを広げたい映像制作者です(30いいね)
  • オートフォーカスがないのは私にとっては「ナシ」でした。特定の目的のために作られたカメラのようで、こうしたものを「必要」とする人はこれが自分にとって良いものかどうかを既にわかっているでしょう。もしこのカメラは自分向きでしょうか、と質問しなければならないような人には、多分このカメラは向いていないと思います。オートフォーカスがあったら本当に興味があったのですが。なければ簡単にパスすることになります(14いいね)

恐らくオートフォーカスがないのは確定、絞りもカメラ側から設定できないのも確定のようです。私はマイクロフォーサーズシステムを愛用しているので、サイクリングや自転車旅、登山で気に入ってよく使っている超広角レンズ、LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 H-X09 (35mm換算で18.6mm相当)を使ったら面白いかなと思ったのですが、GoProの1インチセンサーでは24.5mmにクロップされることになりそうです。また、絞りリングがないレンズです。手動フォーカスも多分できません。

GoPro本体は防水でも、例えばそのパナライカの9mmなどは防水ではないのです。あとカメラ本体はちょっと小さくなるけれども「あえてGoPro MISSION 1 PRO ILS」を選ぶシーンは私の場合はあまり想像できません。広角レンズでは被写界深度が深いため、フォーカス固定でもほぼパンフォーカスにできるので車載動画・歩行動画のようなものを撮るのならオートフォーカスはなくても良いのかなとも思います(過去のGoProも全て固定フォーカスですし。さらに絞りも確かF2.8固定だったような?)。

コメントにもあるように、ドローンに装着して映像作品を作るような方にはかなり需要がありそうな気がします。あと広角よりも望遠系レンズのほうが面白かったりして(持ちにくいだろうけど)。実は軍事用の需要がいちばん多かったりして。

MISSION 1の「1」は1インチセンサーの1でしょうか。センサーサイズが大きくなると画素数が増えすぎない限り暗所撮影には強くなるので、これまで大きい弱点と指摘されてきたGoProの暗所ノイズは大きく改善しそうです。サイクリストには無印MISSION 1(MISSION 1 PROと基本的に同じハードウェアでフレームレートをやや落としているもの)がいちばん売れそうな気がしますが、皆さんはどう思われるでしょうか。

▼ このパナライカの9mm F1.7は映りが素晴らしいし、滅茶苦茶寄れてハーフマクロまで撮れる素晴らしいレンズです。旅先の広大な風景からテーブル上のラーメンまで、超絶画質でよく撮れます。マイクロフォーサーズ使いの方におすすめです

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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