Continental Grand Prix 5000 S TRのサイドにクラック(割れ)が生じたのですが(写真下)皆さんもこういう経験をしたことはありますか? という質問スレッドを海外掲示板で見かけました。
出典 Anyone else’s way to expensive gp 5000 tr’s crack like this
以下、スレ主さんによる投稿のまとめです。
- スレ主さんはContinental GP5000 S TRを使用
- 前後タイヤの両サイドに発生。恐らく1000マイル(1600km)使用、ライド時以外はほぼ室内保管。日光下で長期保管はしていない
- 購入後たぶん2年ほど経過した個体(レシート紛失のため定かではない)
- 以前はTRでないGP5000を愛用していたが、こういう症状は経験したことがない
- 過去に4セット使ってきたGP5000ではアウターレイヤーが摩耗しきることはあってもクラックが生じたことはなかったので、悪いバッチに当たったのだろうかと考えている
- シーラントを取り除くと、内側の見た目は非常に良い
これに対して寄せられたコメントをいくつか抜粋します。
- 私のGP5000は割れが生じる前に擦り切れました
- GP4000の話だけれど、そういうことがあって、1本交換してもらった。2本目も同じ不良があった。冬にクルマの外にバイクを積んで走ることがあるので塩のせいかもと思った
- 私も同じ経験をしました、しかし1800マイル(2880km)走行、ガレージで6ヶ月保管した後です
- どのGP5000でも2〜3年後にドライロット(乾燥腐敗)が出たという報告を見たことがあります
- GP5000は高性能レーシングタイヤです。最大でもワンシーズン以上は期待しません。リアは1000マイルで終わります
- (上の人に)GP5000 S TR 28mmのリアでは5000マイル(8000km)、GP5000 TT TR 28mmのリアでは4000マイル走れました。フロントではほぼその3倍走れました(※この方はレースもやり、15%の坂の上に住んでいるとのこと)
- 私のGP5000 S TRも摩耗インジケーターが消えるまで4000マイル走れました。フロントは2000マイル前にリアと入れ替えたのでそちらは6000マイル(9600km)持ったことになります
- 私のタイヤも同じ見た目になっています。読んだ限りでは、これは外観上の問題でタイヤの性能に影響はないそうです。スレッドが無傷である限りは大丈夫
- GP5000は2年以内に使い切るのでない限り、良い選択肢ではありません
このスレッドの情報をまとめると、2年も経過するとGP5000シリーズでこのタイプのクラックが出るのは珍しいことではない。しかし走行性能に影響はないと思われる。GP5000 S TRの場合、リアは4000マイル(6400km)持ったという人、5000マイル持ったという人がいました(1000マイルで終わるということはない、という声が多いです)。
つまりGP5000 S TRの場合、走行距離という意味での寿命は長いけれども、環境からの影響(紫外線・酸化・乾燥腐敗その他)に対してものすごく強いというわけではないため、気兼ねなくガンガン走れるタイヤだけれども、使用可能期間は概ね2年と考えて交換したほうが良いのだろうか、と思わされるような内容になっていました。また買いだめをする時も、あまり遠い未来用にストックしておくのはやめたほうが良いかもしれないと思いました。