GoProの新製品群「Mission 1」シリーズの中の「ILS」(マイクロフォーサーズマウントのレンズ交換式タイプ)について「これは存在理由がわからない、要らない子だ!」というコメントが海外掲示板で溢れ返っている状況に憤慨したある人が「そうじゃないんだったら!」と説教しているスレッドを見かけました。お説教口調ですが、とても有益な内容だと思ったのでご紹介します。

image from gopro.com
出典 The Mission 1 ILS announcement shows how ignorant people are
以下、スレ主さんによる投稿の抄訳です(黄色ハイライト部は筆者)。
GoProの最新のMissionカメラについて、とりわけMission 1 ILSについて、このカメラの存在意義がわからない、というコメントを無数に見かけます。例えば次のようなものです:
- このカメラが役に立つ状況が思いつかない
- このカメラはもはやポータブルではない
- そんなに大きいレンズを付けてどうやって頭に付けるっていうんですか
- そんなにクロップされるなら超広角で撮るのが難しいだろう
- アクションカメラにオートフォーカスがないのはバカげている
- アクションカメラなのに防水じゃないの?
- かわりに__カメラを買えばいい(BMPCC/FX3などが提案される)
- マイクロフォーサーズのネイティブレンズはうまく機能しない
このカメラの要点を完全に見失っている人々があまりに多いので、フラストレーションを感じます。彼らはこれが自分たちの特定の用途で使えないからという理由で、本当は信じられないほど強力な製品なのに、より劣ったGoProか、性能の悪いミラーレスカメラのように見ているのです。これは文字通り小さいカメラで、最もアダプタブルなマウント(しかも独自規格でない!)を搭載しているもののひとつなのです。そしてほとんど、あるいは全くオーバーヒートしないことが確認されている、8k60/4k240/1080p960撮影が可能な製品なのです。これができる製品は、とりわえ1万ドル以下ではほぼ他にないのです。
大部分の人々はまた、Mission 1やMission 1 Proも存在していることを忘れています!伝統的なHEROスタイルのカメラが欲しいなら、そちらを選べば良いのです!ILSのほうはHEROの代替製品ではなく、全く別のカメラなのです。
またGoProのユースケースは歴史的にBカメラ、あるいはCカメラでした。このカメラは他のカメラを補完するものであって、メインカメラの代わりにするものではなかったのです(GoProがこのテクノロジーでこの領域に入っていってくれるのを期待しますが)。
もしあなたが上で挙げたような意見を持っていたら、私は次のように回答します。
- このカメラが役に立つ状況が思いつかない
- カーマウント
- ドローンマウント
- カメラがマウントできるところなら文字通り何処でも
- 大金を使わずにスローモーションが撮れる科学的な目的
- このカメラはもはやポータブルではない
- これでもまだポータブルです、ただレンズを付けるとポケットに入らないだけです、でもそれは大したことではありません
- そんなに大きいレンズを付けてどうやって頭に付けるっていうんですか
- 小さいレンズを付けるか、ノーマルのMission 1を選んではどうですか?ヘッドマウントを意図したカメラではないですし、その用途には他の2つのモデルがあります
- そんなにクロップされるなら超広角で撮るのが難しいだろう
- GoProの広角FOVが必要なら、Mission 1 Proがまさにそのために用意されています。それでも、ILSでも広角レンズが使えます(Laowa 7.5mmはM1 ILSでは~20mmになります)
- マイクロフォーサーズのネイティブレンズでなくともアダプターで使えます
- アクションカメラにオートフォーカスがないのはバカげている
- マウントしたカメラにオートフォーカスは必要ありません。これはセットしたら後は忘れていいカメラなのです。実際、この用途ではオートフォーカスがオフになるのが普通です
- アクションカメラなのに防水でない?
- このカメラ用のダイビングケースは間違いなく出るでしょう、しかしその用途向けに開発されたものでないのは明らかです
- 防水のHEROスタイルのカメラが必要なら、Mission 1 Proを買いましょう
- かわりに__カメラを買えばいい(BMPCC/FX3などが提案される)
- このサイズと価格で8k60/4k240/1080p960を撮れるカメラは他にひとつも思い浮かびません
- 他のカメラではできず、このGoProでできることはたくさんあります
- これはAカメラの代替ではありません
- マイクロフォーサーズのネイティブレンズはうまく機能しない
- このマウントはアダプタビリティのために採用されたもので、マイクロフォーサーズのネイティブレンズ群だけのためのものではありません
私達が耳にしている不満はいつものように声の大きいマイノリテリィからもので、このカメラのユースケースを考えられる人達ならとても気に入る製品ではないかと思います。このカメラを使って生まれるコンテンツを見るのが待ち遠しいです。私はただこの掲示板でのコメント欄で見かける、批評的思考の欠如にうんざりしているのです
スレ主さんはMission 1 ILSモデルに対する「見当違い」の意見に相当イライラしているようで、結構辛辣な口調ではあるのですが、丁寧にまとめられた反論・内容で個人的にはとても参考になりました。確かに8k60/4k240/1080p960撮影ができるマイクロフォーサーズマウントの超小型カメラで定価900ドルというのは、言われてみると破格に感じます。
ちなみに今後Heroシリーズは終了してMission 1系にまとめられていくのか、それとも1/1.9センサーのHeroシリーズと1インチセンサーのMission 1シリーズの2ラインナップ体制になるのかは不明ですが、とりあえずHero 13は当分併売されるようです。



