海外掲示板を眺めていたところ、クマとの遭遇率はどうも世界的にも増えているのではないかと思わされる興味深いスレッドを見かけたのでご紹介します。以下、スレ主さんの投稿です。
ノーザンバーモントに住んでいます。週に2〜3回ライドするのですが、去年から熊に遭遇する機会がずっとずっと増えました。ソロオンリーで、水だけ持って普段は8〜12マイル走ります。去年は少なくとも10回熊と遭遇し、うち1回はブラインドコーナーでぶつかりかけ、もう1回はヒルクラ中、6メートルくらい前の藪から母熊が小熊を2匹連れて飛び出してきました。つい昨日はライド中、巨大なヤツが林からガサガサと出てきて私を見下ろしてきたので、脅かして追い払いました。一緒にいた婚約者はおののいてしまい、ベアスプレーを携行するべきだと言いました。しかし、そもそも熊に出会わないようにしたいのです。どんな方法がありますか?
以下、個人的に目立ったコメントの抜粋・抄訳です。
- Timber bell(※「鈴丸」や「気付きベル」に似た小型のカウベルタイプのベル)とうるさいハブが効く(44いいね)
- グリズリーがいる国なら44マグナムがないと無理(2いいね)
- オレゴンで40年ライドしてきました。確かに熊の数はものすごく増えています。私は何年もそう言い続けてきたのですが誰も信じてくれず、最近になってようやく科学者が登場して地球温暖化だとか食糧不足だとか言いはじめました。熊はもうどこにでもいるので、私は特殊な熊スプレーを携行しています。9mm弾が入っているやつです(3いいね)
- 熊狩りの人気がなくなってきたので、母熊は子供に人間は怖くないと教えているんです。熊の数が変わったのかどうかは知りませんが、熊の「文化」は変わったと思います(2いいね)
- Timber bellは熊を驚かさないためには良い選択肢だと思いますが、スプレーを携行する必要はないと思います(1いいね)
- (スレ主さんに)熊とのエンカウントはなくならないだろうけど、これからもきっと無事だろうと思いますよ。念のため熊スプレーがあるといいですが、ブラックベアは普通あなたと関わりを持ちたくはないはずです(9いいね)
- 過去数年で毎年何十回もブラックベアと遭遇していますが、熊スプレーを使う必要はいまのところなかったです。持っていくのは良い考えだと思いますが、100回中99回は向こうがあなたを見かけた途端に逃げていきますよ(5いいね)
- ブラックベアというものはでかいツメのある小型の牛みたいなもので、子供に近付くと怒るだけです。ただグリズリーは… あれにはもう会いたくありません(4いいね)
- ここアラスカでは多くの人がバイクにベル(※熊鈴)を付けています。グリズリーが出るところでは、私はグロック20(※銃)を携行します。アンカレッジ周辺ではブラックベアのことは気にしません(7いいね)
- スレ主さんと同じくバーモント民です。これまでの人生、ずっと屋外で仕事してきて何十回もブラックベアと遭遇してきました。そのうち唯一恐怖を覚えたのは、ゴミ箱から熊を追い払おうとした時でした。人間が近くにいる環境に慣れていて、どこにも行こうとしないのです。それ以外のケースではどの熊も例外なく逃げていきました(6いいね)
- (上の人に)私のここ数年の経験と似ています。人慣れしていて人間の食べ物に依存しているブラックベアは危険です。サザンコロラドで私が泊まっていたキャンプ地では、熊がキャンパーのSUVの窓ガラスを割って保冷箱を狙っていました。その熊は出る時に最初の窓ではなく反対側の窓から、それも割って出ていったそうです。最終的には自然資源省に駆除されました(2いいね)
- 熊スプレーを携行して、車体には音を立てるものを付けるといいです。私はTimber bellを使っています、ミニチュアのカウベルのようなものです。ただ、私がいるところにはこんな冗談があります。「ブラックベアとグリズリーのフンの違いをどうやって見分けるか。グリズリーのフンにはベルが入っていて、唐辛子の匂いがするからわかる」(24いいね)
日本とは違って人間が積極的に襲撃されて食害される、といったような報告は見られず、ブラックベアは基本的に人間を怖がって逃げていくものだから驚かせたり子供を連れた母熊でなければそれほど心配はない、という意見が多いように思いました。ただ、熊の絶対数は増えているようだ、また人慣れした熊は危険である、という意見は日本の状況とも通じるものがあるように思えました。
なおコメントでよく挙げられている”Timber Bell”はこちらの製品です。
私は「鈴丸」という似たコンセプトの日本のものを使っています。北海道に自転車ツーリングに行くなら熊よけスプレーはもう必携の時代かなという感じはします。





