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Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)のインストール・トレッドパターンの観察・使用開始直後の感想

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Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)を導入したので、インストール時の感想と使用直後の感想を書きます。同じホイールで使っていたGravelKing SS(700×43)からの乗り換えです。

Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)

▼ 先代GravelKing SS(700×43)の末期を観察した記事

天寿を全うしたグラベルキングを観察する【経年劣化とシーラントの染み出し】
パナレーサー・グラベルキング(SS・700x43)にお迎えが来た、と感じたのでその最後の様子を観察してみました。使用開始からなんと3年半ほども経過しています。正確な総走行距離は記録していませんが、1万キロ以上2万キロ以下かなと思います。2週...

SSよりも少しだけオフロードに寄せたい

グラベルやダートを走る機会が増えているので、SSよりも少しだけオフロード寄りのタイヤへの交換を検討していました。しかしキャンプツーリングで舗装路を走る割合も多くなりそう… というわけで、SSの後継品ではなく「次世代GravelKingのフラッグシップ」と説明されていたX1を選ぶことにしました。万能性が高いモデルだそうです。SSとSKの中間的なイメージかな?

Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)

通常モデル(std.)・軽量モデル(R)・耐パンク強化モデル(+・プラス)の3つが用意されており、私は通常モデルを選択しました。SSが3年ほどノーパンクで持ったので、私のライドスタイルや環境なら通常モデルで十分ではないかと判断しました。短期間で交換するなら、減りは早いだろうけれど転がりがより軽くて気持ち良いに違いない軽量モデルを選ぶのも良さそうです。

マウント・ビード上げの難易度は?

GravelKing SS(700×43)をはめていたFulcrum Racing 3(リム内径19mmの骨董品)へのX1の装着は、SS同様、ほとんど苦労せずに行えました。ゆるすぎず、きつすぎず。ただし、タイヤのはめやすさはホイールとの相性によるところが大きいのでご参考まで(GravelKingのマウントに苦戦したという話は、目にしたことはあるものの有意に少ないとは感じますけれども)。

ビード上げもエアタンク付きフロアポンプ+通常ポンピングで完了。インストール難易度は私の尺度で「低」に入る感じでした。

▼ 使用6年目になるGIYO GF-94Tのタンクからの注入でタイヤがリムにフィットし(しかしビードが上がった音が出るには至らない)、その後は手動で数回ポンピングすると「パン、パン」と音を立ててビードが上がりました(音はかなり小さめだった)。

シーラントはこれまでの経験と実績から、Stan’s製のノーマルを80mm入れました。価格が安いIRC TIREラベルで購入(中身はStan’s製。シュワルベのDoc Blueも同じ。その時々で安いものを選んでいます)。これまでStan’sのノーマルで困ったことがないので、今回もStan’sにしました。

シーラント注入後のエア低下はゼロ。染み出しゼロ。すぐにライド開始可能で、シーリング性や品質が良いと感じました。翌日の空気圧低下も皆無。

トレッドパターンとサイズ感

トレッドパターンはSSと比べると、センター部もサイドと同じ高さのブロックノブが目立ちます。説明を読むと、高さのあるノブでオフロードでのグリップ性を高めるとともに、このノブを「密集」させることでオンロードでの転がりの良さも確保する、というコンセプトのようです。

Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)

SKに比べるとセンター部が特に密集しているように見えます。SKは正方形のノブがセンターに3列並んでいるようなイメージです。このX1では、その3列にあたる部分の表面積が増えているのだろうとぱっと見た感じでは思います。SKよりもセンター部での接地面が増えるのかもしれませんね。

Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)

サイズ感ですが、この前に使っていたSSは43mm。X1には43mmは用意されておらず、35/40/45/50mmというラインナップです。40mmにするか45mmにするか悩んだ結果、45mmにしました。すると、SSの43mmとほぼ同じサイズかなという印象を受けましたが、メンテナンススタンド上でノブがフェンダーのSKS Bluemels Basic 11815(レビュー)に接触しやすかったので、フェンダーの位置を少し調整しました(ステーを少し伸ばした。すると解決)。

Panaracer GravelKing X1(700×45通常版)

「リム内径19mmのホイール+GravelKing SS (43mm)+ SKS Bluemels 11815」という組み合わせのうち、タイヤだけGravelKing X1 (45mm)に入れ替えることができました。クリアランスは、余裕はないけれどギリでもないというのが私の印象です。センターにノブがあるせいか、SSよりも小石がフェンダー内に弾き飛ばされる音はよく聞こえてきます。

走行感についてまとまった感想を書くのはだいぶ先になると思いますが、乗りはじめてすぐ(100kmほど)の感想は「SSに比べるとオンロードでの走行感はやや重い(かな?)・オフロードでのグリップはより安心感がある」という、トレッドパターンから受ける印象そのまま、という感じです。

やや重い、といっても単純に重量の問題かなという気もします。また、SSよりもオフロード側のグリップが向上するのであれば完全に許容範囲内。とりあえず大きい不満はいまのところなく、インストールの簡易さも相まって「やっぱり安心して使えるなぁ」というのが現状での感想です。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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