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ロードバイクで15-22%の激坂を登り切るコツにはどんなものがあるでしょうか?(海外掲示板から)

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15-22%の激坂を登るコツを教えて下さい、という質問投稿を海外掲示板(競技系サイクリングコミュニティ)で見かけました。おもしろいコメント・アドバイスが寄せられていたのでご紹介します。

坂道天国(地獄?)東京・神津島にて筆者撮影

以下、スレ主さんの投稿からの抜粋です。

来週、バカげたライドに挑戦する予定です。昨日下調べに行ってきました。きつい坂でした。いちばんきついところは幸い完登できたのですが、そこは予定しているライド全体(110マイル・11000フィート=177km/3350m)のほんの一部にすぎないのに、身体はボロボロになってしまいました。ギアを軽くするのはリアディレイラーを交換しないと無理です。何かコツはあるでしょうか。ずっと立ち漕ぎすべきでしょうか? 100%メンタルが大事になってくるのでしょうか? きつい坂を終えるごとに休憩してビールを飲むべきなのでしょうか? セラガン(マッサージガン)を持っていくべきなのでしょうか? 冗談はさておき、アドバイスがあれば本当に聞きたいです。

出典 Tips for 15-22% grades?

寄せられたコメントから個人的におもしろかった・参考になったものを抄訳してみます(👑マークは今回のマイベストコメント)。

  • ギアリングを変えるか、W/kgを改善しましょう。このどちらかしか方法はないのです。そして一方はもう片方よりもずっと簡単です(35いいね)
  • 誰も言ってないけど、新聞配達の少年のように走る。クルマが多くなければ道を反対側に行って戻ったりすると、傾斜を平たくできるよ(18いいね)
  • 👑 12%以上の坂を登るというのは、パンツをおしっこで濡らしてしまうようなものだ。それには正しい方法などというものは存在しないし、きつくてぎこちなく感じるだけだろう。だから単にパンツをおしっこで濡らすがいい(14いいね)
  • 12%以上の坂になると、僕の戦略はひたすら苦しんで、どんな方法でもいいから切り抜けるというものだ。12%までなら比較的うまく対応できるんだけれど、それ以上になるととにかくもがいてケリを付ける(22いいね)
  • 時代の遠近法が役に立ちますよ。20年前、ヒルクラでは11-28を使っていたものでした。スタンダード・ダブルチェーンリングでね。10年前なら11-32のSRAM WiFLiとコンパクトダブルでハッピーだったじゃないですか。私は今年になってそこからより大きいカセットに移行したばかりです(荷物を積んだバイクで険しい道を登るのが本当にラクになったなぁ)。ある程度まで来ると歯を食いしばってパワーで切り抜ける必要はあります。個人的にはなるべくギアを1枚残して、それを使わざるをえなくなるまで可能な限り長く頑張ってみるのが好きです(6いいね)
  • (上の人にスレ主さん)それに加えて私はより太って年を取ったという変化が…でも全体的に昔より良いクライマーになっているとは思います(2いいね)
  • 私なら斜度がすごいところで可能な限りスローに走る練習をします。バランスやコントロール、ハンドリング、リアとフロントの荷重分散を感じながら、どれくらい遅く登れるかを試してみるのです。こうした技術が身に付けば「停滞速度」とでも呼べそうな「維持可能最低速度」を、たとえば6km/hから4km/hに下げることができるようになり、3分の2のパワーで維持するだけで良くなります、これはVO2以上になることとスレッショルドを維持することの違いに相当するでしょう。スレッショルドで6分登ることのほうが、速度は遅くはなりますがVO2での4分走からの回復よりもずっと楽なのです(2いいね)
  • 俺のおすすめはセンチュリーライドの獲得標高が1万フィートになるアメリカ中西部に引っ越すことかな(1いいね)

より登りやすいギア比にする・パワーウェイトレシオを改善する・ライン取りを変えることで傾斜をこちら側で変更していく・過去の歴史を思い出すことで現在の自分は昔よりも恵まれているのだと自分に諭す・限界を超えて走るのではなく限界ギリギリのところで踏ん張り続けるのが良い、そして「スマートな方法なんかないからひたすらみっともなく頑張る」等々、小さいながらもほぼ全てのアドバイスが出尽くしている良質なスレッドであるように思いました。

皆さんもおもしろい激坂対処法をご存知でしたらぜひ教えてください。

最後に「激坂対処法」とは少し違うのですが、「ヒルクラ中に辛さのあまりついつい下を向いてしまうのを改善したい人」に対してはこんなアドバイスが有効なのではないか、と私が考えたものがあるので、ご紹介します。

下ばかり向いていると、前にクマが現れた時に気付けませんよ。
この先、クマが出ますよ。

これでもう登坂中に下を向いてしまうことは二度となくなりますね。お礼は不要です!

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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