走り出した 物欲(おもい)が今でも
この胸を確かに叩いているnadokazuです。
覚えておけ!
この物欲は、この財布に風穴を開ける!
二つの思いを二重螺旋に織り込んで!
明日へと続く墓穴(みち)を掘る!
それがAmazon!
というわけで、今回の駄文はこちら!
2025年のベスト買い物は、度付きサングラス!
MiniMODsの外装5速化キットを装着したブロンプトンのペダルを踏んだとき「2025年のベスト買い物は間違いなくコレに確定だ!」と、確信しました。
▼ 参考記事

内装変速機が生むペダリングのストレスから解放されたブロンプトンは、別の自転車に生まれ変わったと思えてしまうほど。
なぜもっと早く外装変速化を実施していなかったのか?と、激しく後悔することしきり。
だったのですが!
2025年の後半になって新調したひとつのアイテムによって、2025年自分的ベスト買い物の座があっさり奪われました。
度付きサングラス。
この1品は2025年のベスト買い物どころか、ここ数年で最も成功した買い物じゃないか?と思えるぐらいのインパクトを自転車生活にもたらしました。
何も考えずにコンタクトレンズで自転車に乗っていた、いままでの自分の後頭部をスリッパで引っ叩いてやりたいです。
▼ 参考記事

自転車QOLを爆上がりさせてくれた度付きサングラスですが、使い始めてから約1カ月で500km走ってメリット/デメリットも見えてきたところだと思うので、個人の感想をグダグダ書き連ねていこうと思います。
ちなみに2025年で最も「失敗」した買い物は、スペック表だけ見て衝動的にポチったミラーレス一眼カメラ。手持ちのカメラやレンズを売り払って手に入れたのにまったく手に馴染まず、1枚もシャッターを切ることなく即売却しました。予想以上の買い取り価格が付いたので損害は最小限に収まっていますが、実に高い勉強代を支払いましたよ、ええ(泣)。
約1カ月/500km使って感じた、度付きサングラスの3大ストレス要因とは?
さてさて、そんな度付きサングラスを快適に使っていますが、約1カ月/500km走った中で「これはキッツいなー」と強く思ったのが以下の3点。
ストレス(1)取り扱いに気を遣う!
これまで使っていたのは、ディスポーザブルのコンタクトレンズ。使い捨て前提ですから、気を遣ったりはしませんでした。サングラスの方も、「劣化したら仕方ないっしょ!」ぐらいの感覚で、取り扱いは割とラフ&雑。
ですが度付きサングラスは、思いっきり耐久消費財になります。おいそれとは買い替えできない超高額製品です。
「キズが怖い!」
「コーティングのダメージが怖い!」
「指紋を付けちゃうのが怖い!」
などなど、いまでもレンズを恐る恐る拭いています。
この「雑に取り扱えないストレスがある」というのは、アウトドア用品にとって結構なネガティブポイントですよねー。
ストレス(2)汚れの付着が気になる!
もしかすると顔や目との距離なども、関係があるのでしょうか。「コンタクトレンズ+普通のサングラス」の使用時よりも走行中の汚れの付着が、私、気になります!(例の効果音)。
なので自分の場合、クリーナークロスを携行する重要性が普通のサングラス使用時より明らかに高まっています。快適に走行するためですから、これを機に新しいクリーナークロスをポチるとしますかねぇ(ニチャァ…)。
ストレス(3)曇る!
「アイウェアの曇りに思いっきり悩まされる」という経験が、これまでなかったわけではありません。ですが度付きサングラスにしてから、曇りに悩まされることが顕著に増えてきた…気がします。
特に朝方の気温がグッと低くなった昨今は信号待ちなどでストップすると、視界が一気に悪くなります。走り出せばアッという間に解消はするのですが、いちいち不快。
特にダメージを受けたのが、AR四国様主催「2025BRM1025四国200km 小豆島めぐり」に参加させていただいたとき。小豆島に渡ったあと、寒霞渓へのヒルクライム中でした。
気温は低いものの、天候は霧雨気味で湿気がムンムン。そこへヒルクライムで大量の発汗が加わって、全身が人間加湿器と化します。そのうえ登坂中ですから、速度は歩くより遅い。走行中なのにアイウェアの曇りが気になって、指でレンズを何度も拭きました。
このあと本格的に雨が降り出した後に陽が落ちて、真っ暗闇の寒霞渓ダウンヒルで夜!+坂!+雨!という悪夢の3点セット(しかもレインウェア着用時に自転車を転倒させてディレイラーハンガーが曲がってしまい、使えるギアに制限あり。そのうえ自転車はリムブレーキの小径車ですよ!)で生き地獄を見る羽目になるのですが、それはまた別のお話。
とにかく!「曇ること」は、度付きサングラスを使い始めて感じた最強最悪のストレス要因と言っても過言ではありません。
「曇る!」という悩みが、あっさり解決!
コレ本当に、どうにかならないのかなー!?とはいえ、ヘタに対策してコーティングに悪影響があったりしたらダメージ無限大。もしかして、詰みじゃね?
そんな絶望が、世界を支配しようとしたそのとき!
オードビーさんのサイトに行ってみると、曇り止めが紹介されていました。お店に行ってお話を伺ってみましたが「防弾素材の調光レンズに使っても大丈夫」とのこと。ノウハウのあるリアル店舗は、やっぱり違いますねぇ。
「非常に強力」だと紹介されたジェルタイプの曇り止め「Extra ANTI-FOG」を購入して、さっそく使ってみました。
使用説明どおり米粒大をレンズに付けて、左右裏表に指で塗り広げます。そして拭き取り。これまで、眼鏡用にスプレータイプの曇り止めを使ったことはありましたが、そこまでの効果って感じたことはありませんでした。これも気休め程度だろうな、と諦め半分で息を吐きかけてみると…
全然曇りません。
え?何これ?凄くない!?
この曇り止め、実はAmazonでも売っていました。パッケージは日本語化されていますが、商品説明に「デザインが新しくなりました!容量、成分に変更はありません。」という注釈があるので間違いなく同じ製品。
実際に「南アルプスサイクルアドベンチャー ロングライド」で使用してみましたが、効果はまさに「絶大」でした。
信号待ちや登坂中も、曇りの発生は皆無。雪が舞い散る極寒の中で白い吐息が思いっきり被っても、視界はクリアなままです!気のせいか、汚れの付着も少なかったように思えます。120km走って、レンズを拭く機会が無かったですから。
「Extra ANTI-FOG」によって「曇る」というストレスは、たちどころに雲散霧消しました。これ、もう度付きサングラスとセット販売すべき商品でしょ!普通のアイウェアでも、便利に使えるんじゃないかなー。
というわけで、いまは拭くときにビクビクすること以外は、超快適に使ってます。度付きサングラスと曇り止めセット最高〜!
度付きサングラスの、対策不能な弱点。
雨には無力!
「アイウェアを外して走ることができない」という宿命を背負った、度付きサングラス。その最大の弱点は、「雨」ではないでしょうか。雨粒がレンズに付着すると、視界には甚大な影響が出ます。
レインホッパーみたいな製品もありますが、コーティングへの影響が不安すぎです。それにレインホッパーは耐久性が赤ちゃんなので、長時間の雨だと早々に撥水効果は消滅。コーティングへの影響リスクに見合うだけのメリットは、正直無さそう(個人の妄想です)。
雨粒に関しては、「マメに拭きながら走る」。それ以外の対策を、見つけられていません。
そもそも雨の中を走りたいなんて、これっぽっちも思ってないんですけど!? どうしてイベント参加のたびに、降雨に見舞われるんですか!??? 特に直近で走ってる3回のブルベ、降雨遭遇率100%なんですけど!!!(さめざめとぞ泣きゐたる)
▼ 参考記事

約1カ月/500km使って再確認!度付きサングラスはやっぱり最高!
装用・取り外しの手間が消滅する!
度付きサングラスレンズなら、当然ながらコンタクトレンズは不要です。視力矯正器具としてのコンタクトレンズは非常に優秀ですが、自分にとってベストではなかった。というのが、度付きサングラスに変えて初めてわかりました。
なにしろ「手と顔(特に目の周りを重点的に)洗う」「目薬をさして瞳を潤す」「コンタクトレンズをパックから取り出す」「指先に乗せたレンズを、瞳に押しつける(×2回)」「数回瞬きしたあと瞳をグルッと回転させて、きちんと装用できているかを確認する」。そんな自転車に乗る日の朝に欠かせなかった一連の儀式が、一切合切不要になるのです。顔を洗ったら、メガネをかけるだけ!
それにサイクリングから帰ったあと、目からレンズを取り外す必要もありません。乾燥したコンタクトレンズが目に張り付いてしまうと、剥がすのに苦労して風呂場でひとり悶絶することもあったりしました。でもそんな手間とも、もはや無縁!
「コンタクトレンズの装用と取り外しに伴う手間って、実は結構大きかったんだな〜」と、実感しています。
目が疲れない!
目の疲れ方というか、ストレスのかかり方が段違いです。酸素透過タイプのコンタクトレンズを使っていましたが、目の中にずっとゴロゴロする感じがあるのは否定できません。気になって走行中のストレス要因になっちゃうようなレベルでは全然ありませんし、意識しなければ気にならない。そんな程度のことです。
なんですが、コンタクトレンズを外した直後は「裸眼が実に快適だ〜!」と思いっきり感じているのもまた事実。コンタクトレンズの装用中は、ずっと大なり小なりのストレスが目にかかり続けていると言っていいでしょう。しかも!この頃は「コンタクトレンズを外したらどえらい充血が!」という経験もしており、目に対する負の影響の大きさを懸念していました。
度付きサングラスだと、こうした装用に伴うストレスや目の疲れが皆無です。そりゃそうですよね。ずっと、裸眼でいられるわけですから。
よく見える!
自分は割と強度の乱視で、コンタクトレンズでは矯正しきれないレベル。なので近眼は矯正できても、乱視が若干残った状態でした。標識や青看板などは普通に読めますが、視界のディテールにいまひとつシャープさが欠ける感じで「ベストな見え」ではない感じ。
度付きサングラスは普段使っているメガネと度数を完全に揃えてもらえたので、コンタクトレンズで対応できなかった強度の乱視もバッチリ矯正されています。この矯正範囲の広さは、明らかな優位点だと言えるでしょう。
ラウンド形状のせいで、視界の隅の方に若干ゆがみを感じることはありますが、横目でチラ見する瞬間ぐらい。走っていて気になることは、ほぼ皆無。
それよりも「遠くの風景までシャープに見える!」という感動の方が、圧倒的に大きいです。コンタクトレンズで走っているときは、絶景もイマイチ楽しみきれていなかった、ということに気づかされて驚いています。
トンネルや夜間走行も無問題!
アイウェアに不具合が生じたときに、コンタクトレンズであればアイウェアを外せば問題はすぐに解消します。けれど度付きサングラスだと、そうはいきません。アイウェアを外すと視力が矯正されなくなって、安全に走行できなくなってしまいます。
それに、調光レンズの色が変わるまでにはタイムラグがある。特に「トンネルに入った直後は、見えにくくなるのでは?危険なのでは?」という点が、非常に気がかりでした。
結論を申し上げると、これは完全に杞憂。
前述の「南アルプスサイクルアドベンチャー ロングライド」でも照明なしのトンネルに突入していくシーンは多々ありましたが、トンネルに突入したら目の前が真っ暗になって大慌て!みたいなシーンには遭遇していません。
照明が点灯しているトンネルなら、もう余裕綽々だったし、照明が設置されていなくても、VOLT800を点灯していれば特に問題なく走れています。
また夜間は調光レンズがクリアになるので、夜ライドでも普通に使用中です。走っていて陽が落ちて…というケースでも、気がつくとレンズの色が変わっているので特に意識することもありません。
懸念していたシチュエーションでも思いのほか普通に使えてしまって、むしろ拍子抜けするほどでした。
まとめ:弱点もストレス要因も、快適性の前に消え去る。
度付きサングラスは、快適です。雨粒に悩まされようが、取り扱いにビクビクしようが、そんなの些事にしか思えません。曇り止め未使用時はストレスを感じまくっていましたが、結局それも「Extra ANTI-FOG」のひと塗りで解決しちゃっています。
ウェットシートタイプの曇り止め(これもオードビーさんで紹介された製品ですが、Amazonでも買えます)も購入したので、走り出す前はジェルで処理。もし走行中に気になるようになったら、シートで処理というバックアップもできるようになりました。
シートは袋で小分けされているので、2〜3袋をバッグや自転車ウォレットに収納しておけば携帯忘れの確率も大幅減!
あとは「雨が降らないところに走りに行くだけ」で、度付きサングラスの弱点を完全克服した最高のサイクリングが楽しめるでしょう。そう、雨さえ降らなければ…!!
もう何度でも書きます。度付きサングラス、マジで快適過ぎます。そして500km走ってわかった、世界の理とも言うべき事実。それは、いままで度付きサングラスに関心を示さなかった自分のアホさ加減にほかなりません。嗚呼…。



















