国際的に孤立の道を歩んでいますが、
そもそもぼっちなので
まったく影響がないnadokazuです。
というわけで、本日の駄文はこちら!
外装5速化ブロンプトン、最高では?
確信しました。今日は言わせてください。宣言します。朗報です(ここまでTwitterおすすめ書き出し文のテンプレ羅列)。
これが、もう「純正」ってことでよくないですか?
内装3段×外装2段の計6段変速だった、うちのブロンプトンCHPT3 V2がこの改造で別の自転車になりました。
変速の段数は6段から5段に減っていますが、そこには今のところ一切のネガを感じていません。それよりも、外装化によって「実に気持ちよくクランクを回せるようになった!」という感動が絶大です。内装変速機の内部抵抗が自分にとって本当に大きなストレス要因だったのだと、改めて思い知らされました。
ブロンプトンの英国本社がMiniMODsを丸ごと買い取って、全モデルで純正採用してくれないかなー!いやマジで。
結論です。一度しか言いません。外装5速化したブロンプトンは最高です!
もう一度言います。外装5速化したブロンプトンは最高です!!
外装4速のブロンプトンが羨ましい!!!
大好きなはずのブロンプトンに、ここ1〜2年ちっとも乗っていませんでした。理由は簡単。内装変速機の内部抵抗が、つくづくイヤになっちゃったから。
他に持っているどの自転車にもない、クランクを気持ちよく回すことができないあの感じ。ブロンプトンを買ってからずっと見て見ぬフリをしてきましたが、DAHON K3で走った直後のタイミングでブロンプトンに乗り換えたとき、ついに忍耐のダムが決壊しました。
絶対的な速さにおいては、DAHON K3よりも6段変速のブロンプトンの方が優位。それは、自分自身を検体にした人体実験で実証しています。
▼ 参考記事

けれどペダルを踏んだときの気持ちよさ、踏んだら踏んだ分だけ走ってくれる感覚はDAHON K3の方が明らかに上。
それこそキャリミだって踏めば踏んだだけ走ってくれるのに、内装変速のブロンプトンはペダルを踏んでも内部抵抗で差し引かれちゃう感覚を常に感じ続けてしまいます。
だから!
外装4段変速モデルのブロンプトンが、本当に魅力的に思えるのです。今度のモデルチェンジでC-LINEですら外装4速モデルが設定された!というニュースを聞き、枕を濡らし続ける夜を過ごしています。外装4速モデルのブロンプトンオーナーさんのことが、本当にうらやま…あぁああ妬ましい! 妬ましい! 妬ましい! 妬ましいいいィィイイィィィーッ!!
あら失礼、私とした事がつい…取り乱してしまいましたわ。
純正パーツで外装化できない、旧リアフレーム。救いは無い…のか?
うちのブロンプトンは、ツートンカラーがシビれる限定モデルのCHPT3 V2(ドヤ顔)。ですが、そのリアフレームはPライン発表前のもの。つまるところ「旧型」。なので、純正パーツを使った外装4段化改造は「不可能」です。
おきゃさんを見習って、シマノのRDと中華パーツなどで魔改造する方法も無くはないです。それにネットの海を漁れば、外装多段化の情報はいろいろ出てきています。
でもでも!!
どれもこれも自転車いじりスキルが赤ちゃんの自分には、あまりにも敷居が高すぎてモームリ!!
「ショップに丸投げできること」は、自分にとって自転車いじりにおける宇宙規模の絶対法則なのです。
▼ 参考記事

旧型リアフレームの外装5段改造が、ショップに丸投げできる!?
旧型リアフレームのブロンプトンに、もう救いは無いんだ…。
とすべてを諦めた私は、円環の理に導かれるままTyrell IVE16を購入しました。折り畳みサイズはチョイ大きめになったものの、その高い走行性能に心底満足しています。Tyrellが現地価格で買える日本に生まれて、本当に良かった!
そして時は過ぎ、ブロンプトンに乗らなくなって幾月夜。さすがに年単位で乗らなくなったら、売っちゃうしかないかな…?という思いが頭をよぎります。でもなー、買取専門店で買い叩かれるのはイヤだし、メr…インターネット泥棒市場の胴元を儲けさせるのも癪に障って、決心が付きません。
そんなとき!!
横浜・山下公園そばのオシャレ折り畳み自転車専門店「グリーンサイクルステーション」さんのブログで、こんな記事が公開されていることに気づきました。
参考 BROMPTONが坂道に強くなる!MiniMODsの外装5速化カスタム
ヘッ!どうせ、いままで通り対象になるのは、外装4速モデルだけなんでしょ? と、すさみきった心理のもと一切の期待をせずに読み進めたのですが、適用車種を見てびっくり。なんと「C Line、S2L / S2L-X、M6L / M6R」が挙げられていました。
な、なんだってー!!!
これって純正パーツでの外装化ができない、旧フレームのブロンプトンがショップに丸投げで外装多段化できちゃうってこと??? マジで!?
私は、決して屈しない!!
自分がブロンプトンを購入したグリーンサイクルステーションさんは、とても危険なショップであると言えます。
まずは立地。グリーンサイクルステーションがあるのは「山下公園のすぐ近く」という、絶好のロケーション。嫁様と休日に出かけたら、立ち寄らざるをえません。
そしてオシャレ空間の店内には各社の折り畳み自転車やアクセサリー類がズラリと並び、強力な物欲ビームで自分を狙い撃ちしてくるのです。抗えない謎の力に突き動かされて、意識が遠のきます。気がつくと折り畳み自転車(2台)をはじめ、純正バッグやアクセサリー類などを買ってしまっている。GCS…おそろしい子!
そして先日、また嫁様と山下公園に遊びに行ってしまったのです。山下公園に行ったら、グリーンサイクルステーションさんに立ち寄らないわけにはいきません。
フラフラと入店すると、ショウケースの中にはMiniMODsの外装化キットが鎮座していました。
※写真は新型リアフレーム用の7速化キット。
ふわああああ!!!しゅっごぉおおおいい!!!
キラキラしてりゅ~!!
明確な自覚症状が出るほど危険な心理状態になったので、お見積もりだけいただくことにしました。
ちなみに何年か前、アルファベットが店名に入った某有名巨大チェーンに問い合わせしたときは別キットでしたが、それこそPラインが買えちゃうぐらいの見積額を提示されています。
つまり見積さえ見れば、キッパリ諦められることは間違いありません!!
そして、提示されたのは以下。
MiniMODs外装5速化キット | 88,000円(税・工賃込) |
2速用純正リアホイールセット ブラック | 36,300円(税込) |
チェーン(KMC 11速用) | 5,874円(税込) |
シフトワイヤーセット | 3,180円(税・工賃込) |
合計 | 133,354円 |
2桁万円の絶望プライスではありますが、2速用の純正ホイール交換と工賃込みでこの価格に収まるのはちょっと意外かも。
おっと!!あまりにも危険すぎる感情が湧き上がってきたので、逃げるようにGCSさんをあとにしました。ふぅ、あぶないところだった…。
でも、もう大丈夫。こんな物欲なんかに、私は決して屈しない!!
隠された真実!実は、外装化で大儲けできる!!
先日、後先考えずに沖縄へ行ってしまったことで、我が家の家計はもう取り返しのつかないことになっています。
▼ 参考記事

そんな状況下にブロンプトンの外装化費用なんて追加しようものなら、終了は確定的です。
ですが!ついに!パズルの最後のピースが、ピタリとはまりました。これを話せば消されるかもしれない…だが俺はもう黙っていられない!
嘘のようで本当の話。ブロンプトンを外装化改造すると、実は大儲けできるのです!!
簡単なことですよ、考えてみてください。Tラインを購入した上で多段化改装すると、費用は約95万円。100万円近い出費が必要になってしまうので、これはもう複数の臓器を売却せざるを得なくなりますよね。
けれど「手持ちのCHPT3 V2を外装5速化するだけ」なら、どうでしょうか。リアルで血を流すレベルのヤバい出費を華麗に回避して、わずか10万円台に留められるのです。
単純計算しても、実に80万円近い莫大な利益を得ている!ということ。ブロンプトンの外装5速化を躊躇う理由なんて、最初っから存在しなかったんですね。
世界の真実に気付いた私はさっそくグリーンサイクルステーションさんに赴いて、ブロンプトンをお預けしました。これで収支は、マイナスどころかプラスに大逆転!我が家の家計は、終わってなどいません。むしろ、これから輝くのです!
ところで最近ポストにやたら大きな文字の書かれたカラフルな封筒がたくさん届いて、嫁様が涙目で睨んでくるのですが、これはいったい…?
※執筆上の演出です。真似しないでください。【本当】
実際に乗ってみた。
GCSさんでの作業が完了して、外装5速化したブロンプトンに乗ってみました。が、クランクを半分も回転させない時点でハッキリわかりました。これ、もう別の自転車ですわ。
チャラチャラという音を鳴り響かせながら、ペダルを踏み込む力を絶妙な匙加減で吸い取り続ける内装変速機。
そのせいで感じ続けていた「いまいち気持ち良くペダルが踏めない」という感覚が、完全に消えています。ナニコレ、最高じゃん!
自分が求めていたブロンプトンは、これですよ。これ!!!
もうMiniMODsの外装5速が標準でいい!!!
シフターはモノレバータイプで、設置は左側。
MiniMODsのシフターは、ギアのアップダウン操作を1本のレバーで行うモノレバータイプ。大きく押し込むとギアダウン、小さく押すとギアアップです。
DAHON K3やTyrell IVEと異なり、左側に設置されています。ナンデナンデ!?と思いましたが、内装変速機を残したまま多段化したときは右側に内装変速機用のシフターが鎮座するからだということに気付いて1人で納得。
乗り換えた直後は変速しようとして右手の親指が空を切りましたが、少し走ったらすぐ違和感なく変速できるようになっています。まだシフトダウン時のレバー操作に慣れていないので、一気にローまで落としてからシフトアップする感じでギアを選んでいます。
純正と同じデザイントンマナのRD。
リアディレイラーは純正の2速用と比べるとアームがちょっと長い印象。肉抜き処理されているなどの差異もあって、明確に別モノです。とはいえ、デザインや仕上げのトンマナは純正に近い感じなので、自分はあまり違和感を感じていません。
気になるところがあるとすると、リアディレイラーのアームがかなり地面の近くにある点。GCSの店長さんによると、お一人だけ接触させた事案ありとのこと。自分の走行速度域なら、まぁ完全に無視できますね。
折り畳み時は、ギアをロー側に
この5速化改造で個人的に思いっきりツボだと感じるのは、折り畳みに対しての影響がミニマムなこと。ギアをロー側に入れておけば、チェーンがディレイラーに接触したりはしません。今まで通りの感覚で、折り畳みできます。
ちなみに魔改造バージョンだと、折り畳んだあとはチェーンにテンションをかけておきたい感じです。
スプロケは11-25T
5速化キットのスプロケの歯数構成は、11/13/17/21/25T。激坂の登坂!とかをしなければ、過不足ない設定に思えます。
そうそう、内装変速がイヤでなければ内装3速×外装5速の15段変速にすることも可能です。FDを付ける魔改造まで施せば、ロードバイクを凌駕する驚異の30段変速!ぜひ、どなたか人柱になってください。
新型リアフレームのモデルは、もう羨ましくない?
すでに新型リアフレームが採用されているTラインとPライン、そして2025年のモデルチェンジで新型リアフレームになったCラインの一部モデルは、MiniModsブロンプトン用外装変速キットで、さらに2段プラスの外装7速化ができます。
7速化キットの歯数構成は、11/13/15/18/21/24/28T。中間のつながりが良くなり、最大端数も増えている。うーむ、明らかに7速のほうが巡航しやすそうだし登坂もラクそう。
でもでも、ちっとも羨ましくねーし! やっぱりTラインが欲しい!とか、思ってねーし!!
まとめ
もう何度でも言います。もうMiniMODsの外装5速が標準でよくない?
見た目、性能、使い勝手のすべてにおいて、ノーマルと比べて気になる部分がありません。折り畳み時にギアをロー側に入れておく手間だけは増えていますが、手間とも言えないレベルの操作だしTyrellでは普通にやってます。
そして、内装変速から外装変速にしたことで、今まで感じ続けていたペダリングのストレスが消え去りました。多段化との相乗効果で、クランクを105化した時の比ではない差を感じています。人体実験したら「あまりタイム差は出なかった」という結果になる可能性もゼロではありませんが、気持ちよく踏める・走れるのは何にも変えがたい。もはや別の自転車になった!と言っても、全然過言ではないと思えます。
そして!そんなチューンナップが、ショップにお任せで完了してしまう。つまり、今後のメンテも心配なし!! 最高!!
え?
「それなら最初っからPラインか、S2L買っておけばよかったんじゃねーの?」
って?
…そのとおりですよ!せめて6速じゃなくて2速のモデルを買っとけばよかったって、思ってますよ!!
そう、私の自転車購入には、こんなありがたくないジンクスがつきまとっています。それは
「自転車を買うと、翌年にバージョンアップ版が発売される」
というもの。
はじめてのロードバイクは、インターマックス扱いだった頃のKUOTA KHARMA。当時としては珍しくブレーキまでフル105というお値打ちな仕様だったのですが、翌年に販売された2009モデルはフレーム形状が大幅に変更されて無茶苦茶格好良くなったうえにコンポがアルテグラにグレードアップ。そのうえ、お値段そのまま!!
そして2012年にTyrell FXを購入したら、こんどは翌年にFSXという上位モデルが販売される始末。
で、ブロンプトンも自分が6速のCHPT3V2 を買ったらアッと言う間にPライン発表。リアフレーム形状が刷新されて、外装4速モデルの登場ですよ。
あれ…どうして目から水が? これは…涙? 泣いてるの、私?