Tips & How-toバッグ

ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)をS SENQI “Hフラットバー”に装着する【JONES H BAR + ORTLIEB HANDLEBAR PACK 下位互換】

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かなりニッチな内容の記事で恐縮です。「S SENQI “Hフラットバー”」というJONES H LOOP BAR形状のハンドルに、オルトリーブのハンドルバーパックによく似ている「ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)」を装着してみた時の記録です。俺には全く関係のない話だ!という方は楽しいサイクリングの記事などを代わりにお楽しみいただけると幸いです。

ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

本記事で取り上げるのは写真に見えているS SENQI Hフラットバー・ROCKBROSのハンドルバーバッグ・オルトリーブのアクセサリーパックの3つになります

特殊なハンドルでの使用例になりますが、一般的なドロップバー・フラットバーでの装着の際の参考にもなると思います。

ハンドルのどこにどうやって取り付ける?

今回ご紹介するROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)は、テントやテントポール類、寝袋や衣類などを詰め込むのに便利な横長の防水バッグです。これをS SENQI “Hフラットバー”で使いたい場合、どこにどう取り付けるが理想的なのか。一発ではなかなかうまく決まらず、あれこれと試行錯誤が必要でした。

ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

最終的には下のような様態に落ち着きました。手前のバーだけで「吊り下げ」ようとすると、私のフレームサイズではバッグがマッドガードを押し下げすぎるのでまず無理。そこでバッグ前方のフックをハンドルの奥のバーに回して「吊り上げる」格好にしました。するとケーブル類を逃がせるスペースもいい感じに誕生。8個付属するスペーサーは左右4個づつ、フルに使いました。

ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

このタイプのハンドルではハンドルバーバッグが「ステムの真下」に来るように取り付ける人もいるようですが、私のバイクでは先に書いたようにクリアランスの問題があったのと、あとはROCKBROSのミラーと干渉してしまうので、やはり上の写真のような取り付けになりました。

ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

▼ ROCKBROSのこのミラーは下の記事で紹介しています

ROCKBROSのバックミラー(ハンドルバーマウント・菱形)をJones H bar形状の変形ハンドルに取り付ける
ROCKBROSのバックミラー(ハンドルバーマウントタイプ・菱形・右用)についての記事です。同社製のこのミラーにはハンドルバーマウントとバーエンドマウントの2タイプがあり、さらにミラーが菱形のもの・円形のもの、右用と左用等のバリエーションが...

最終的に、私の小さいサイズのフレームでもバッグとマッドガードの間にこれだけのクリアランスを確保できました。ただし、バッグが垂れ下がってこないようにベルト類はきっちりタイトに締め上げる必要はあります。

ROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

アクセサリーパック(フロントバッグ)を併用する

13Lのハンドルバーバッグ本体の装着位置が決まったので、今度は手持ちのオルトリーブ製品である「アクセサリーパック」を併用することにしました。この「アクセサリーパック」と寸分違わず同じように見える疑惑のあるフロントバッグがROCKBROSから発売されており、今回取り上げている13Lのフロントバッグと併用できるのです。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

▼ 何の話かわかりにくいのですが、こういうことです。

オルトリーブのアクセサリーパックはこのROCKBROSバッグと完全に互換性があるようで、難なく取り付けられました。まず、ROCKBROSバッグの上側のメタルフックをアクセサリーパックの上部と接続します。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

さらにROCKBROSの下側のメタルフックをオルトリーブの下部に接続。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

すると下の写真のような姿になります。4本のストラップにテンションをかけて締め上げると、このオルトリーブのバッグの裏側に結構な負荷がかかることになるので、オルトリーブ側の耐久性が長期的には少し心配なところはあります(まぁ大丈夫だとは思いますが…)。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

オルトリーブ・アクセサリーパックのメタルフックは慣れると片手で着脱が可能で、ロールトップながら小物を取り出しやすく、こう見えて使い勝手がすごく良いものです。ROCKBROSのバッグの上に載せると開口部がちょうどこちら側を向くのもグッド。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

ちなみに筆者はこのハンドルでは普段、ROUTEWERKSの「ザ・ハンドルバーバッグ」を使っており、工夫すればROCKBROSのこのバッグとも併用できそうでしたが(ROUTEWERKSを手前側にかなり斜めに取り付ける)今回はまずこの組み合わせで使っていきます(サイコンはステム上に、フロントライトはやむなくハブ軸付近に移動することになりました)。

▼ 関連記事。S SENQI “Hフラットバー”とROUTEWERKSの相性を説明しています

S SENQI "H フラットバー" 使用感アップデート:ほどよい「しなり」/ Dajia Far Barとの比較 / 使用バッグの話など
先月下の記事でS SENQIの「H フラットバー」の使用感をご紹介しました。様々なポジションを取れる変わり種ハンドルで、リラックス系ライドから高速巡航まで対応できる面白い製品です。その後も継続的に愛用しており、いくつか気付いたところがあった...

ROCKBROSのこのハンドルバーバッグを取り付けることで、エアロ姿勢を取るのに便利な奥のバーを握れなくなるのではないか、という懸念があったのですが、ギリで良い感じに握れました。親指がメタルフックのちょうど上にきます。これは嬉しかったですね。ステム側の上ハンは結局それほど握らないことが判明したので、バッグのストラップに場所を取られても気になりません。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

運用方法がほぼ固まったところで、オフロードでのテストに入ります。すると、グラベルを駆け下りている時にバッグが垂れ下がっているのに気付きました。右のストラップがこんなふうに緩んでいます(写真下)。これが2回発生し、都度バッグ全体のストラップをタイトに締め上げました。その後は緩むことなくライドを続けられましたが、慣れるまでは状態をよく観察したほうが良いと思いました。ツーリング関連の用品は、本番前に近場で試用しておくのがとても大事ですね。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

私はこのバッグにテントとポール類を入れて運ぶことにしました。数十kmのテスト走行を行った結果、トラブルは先に書いたオフロードでの爆走時の一時的な緩み以外はなかったので、これから旅の本番で活躍してもらいます。

オルトリーブのアクセサリーパックとROCKBROSのハンドルバーバッグ(13L)

▼ 私が今回購入したバッグはこちら。オルトリーブのハンドルバーパックとほぼ同じコンセプトの製品です。生地は丈夫でなかなか高級感もあります。

▼ 一緒に使ったオルトリーブのアクセサリーパックはこちら。

▼ オルトリーブのハンドルバーパックにものすごく似ているフロントバッグがROCKBROSから出ており、今回ご紹介した13Lのハンドルバーバッグとのセット売りもあります。セットで¥8,691ですから(本記事時点)かなりお買い得だと思います。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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