Amoji(アモジ)のCrocsタイプのサンダルの中で最も人気があると思われる「ワイルドトレイル」というモデルについて、サイズの選び方に焦点を絞ってお伝えします。筆者はサイクリングでもサンダルを多用しており、愛用しているCrocsのソールに近い将来穴が開きそうなのでAmojiを買い増したのですが、サイズ選びが一筋縄ではいかなかったのです。
最初に結論を書きましょう。普段のシューズ(サイクリングシューズ・ランニングシューズなど)は25cmで大体ピッタリなことが多い筆者にとって、Amojiワイルドトレイルも25cmがジャストでした(主にサイクリングで使う場合です)。つまり、悩まずに「いつもの自分のシューズと同じサイズ」を選ぶと大体うまくいくのではないかと思います。
Amojiワイルドトレイルの外観
サイズについてこれから詳細を見ていくのですが、その前にちょっとだけAmojiワイルドトレイルの外観をご紹介。デザインは全体的にCrocsの定番モデル「クラシック・クロッグ」そっくりです。
ヒールストラップもあり、Crocsユーザーなら違和感なく履けると思います。サイズを間違えさえしなければ。
Crocsとのサイズ比較
さて、Amazonのカスタマーレビューを読みこむとこのAmojiワイルドトレイルは「小さすぎるからワンサイズ上を買え」という意見、反対に「大きすぎるからワンサイズ下を買え」という意見、どちらも複数あり、ほとんど参考になりませんでした。なぜそんな正反対の意見が出てくるのかが謎です。これだと買いにくいですよね。
Amazonが私におすすめしてきたサイズは「23cm」だったので、まずそれを購入しました。サンダルではなく普段のシューズが25cmの私にはCrocsのクラシック・クロッグも23cmでピッタリなので、Amojiも同じパターン、つまり2サイズもしくは1サイズ下がちょうど良いのだろうな、よしまず23cmにしてみるか、と思ったのです。Amazonのおすすめも23cmだし。
しかし到着した23cmのAmojiは、履けないことはなかったもののピッタピタすぎて隙間ゼロ!! 数十kmもペダリングすれば足の皮が剥けそうな気がしましたし、必要な時にソックスも足せない感じでした。まるでボルダリングシューズのようなフィット感になってしまい、これはさすがに小さすぎる、ということで返品。その後、勘で25cmを再注文したのでした。
Amojiの25cm=Crocsの23cmよりほんの少し大きいくらい
ここでCrocsの人気モデル2種、「バヤ(25cm)」と「クラシック(23cm)」と「Amojiワイルドトレイル(23cm)」のサイズ感の違いを写真で見ていきましょう。足の踵とサンダル内側とのクリアランスに注目してみてください。
下は筆者が最初に購入したCrocsの「バヤ(25cm)」。これは私にとって大きすぎました。実はこのサイズでもサイクリングに支障はない(大きくは困らない)ことが後になって判明したのですが、室内履きで使っています。サンダルはブカブカで履きたいという人も多いと思うので、これくらいの大きめサイズが好きなサイクリストもいるのかもしれません。
下はバヤの次に購入した「クラシック(23cm)」。これは私にはサイクリングでピッタリなサイズでした。窮屈すぎず、ブカブカすぎず、季節や路面の状態によってはソックスを履いてもOKなサイズ感です。2年使ってきて、裸足で100kmサイクリングしても皮が剥けたといったことはありません。
▼ Crocs クラシック・クロッグについては下の記事でも紹介しています

そしてこちらが今回新たに導入したAmojiワイルドトレイル(25cm)です。これはCrocs バヤ(25cm)よりは明らかに小さく、クラシック(23cm)にほぼ近いのですが、写真でも多分わかるようにCrocsクラシック(23cm)よりは若干余裕があります。Amojiの25cm=Crocsの23cmよりほんの少し大きいサイズ、と言って良いと思います。
私の場合は24cmにしたほうが良いのだろうか? と一瞬悩みましたが、サイクリングで実際に使ってみたところ、この25cmが自分にとっては最適なサイズであると感じました。これよりワンサイズ上を選ぶことは、私の使い方だと、なし。ワンサイズ下げたほうが良いのだろうか、とは、ちょっとだけ悩みました。しかしいつかソックスも併用する時のことを考えても、これがちょうどいいなと思いました。Crocsの23cmとほぼ変わらないフィット感です。
Amojiのほうが見た目は明らかにデカいのに…なぜ?
しかしです。Amojiのサンダルには謎がありました。25cmのワイルドトレイルを手に取った時の第一印象が「デカッ」だったのです。23cmのCrocsクラシックと同じようなサイズだろうと想像していたところ、明らかにデカいのです。下の写真は左がCrocsクラシック(23cm)・右がAmojiワイルドトレイル(25cm)です。
「履いた時はどちらも自分にはピッタリなサイズ」なのに、外側の大きさがこれだけ違うのです。ソールの外側を見てもこれだけ違います。この2足が私にとってはどちらも「履いた感じは同じサイズ」だなんて、よく理解できません。何かがおかしい。直観に反します。
観察を続けた結果、驚くべき理由が判明しました。かかとがサンダルに接触する面を揃えたところ… Amojiワイルドトレイルは踵から外側に向かって「角度の付いた崖」があるような成形になっていたのです!! 山の斜面みたいな感じです。一方Crocsのほうは「断崖絶壁」で、踵の後ろ側にこんな厚みはないのです。こうやって揃えてみると、同じような全長になりました。
下の写真のほうがわかりやすいでしょうか。踵の部分が包みこまれるフィールはどちらも変わらないのですが、外側の成形が全然違うんですね。Amojiのほうがボリュームがあってソールもクラシックよりは若干高いです。
ちなみにアウトソール最長部を実測すると、次のようになりました。
- Amoji ワイルドトレイル(25cm)=28cm
- Crocs バヤ(25cm)= 27.5cm
- Crocs クラシック(23cm)=26cm
「外見」や「手に持った感じ」だけで判断すると、AmojiとCrocsは表示されているサイズ同士がほぼ同じに見えます。25cm同士なら、外見はどちらもほぼ25cm。しかし履いてみるとCrocsのほうはブカブカということになります。Amazonレビューでサイズ感について正反対の意見が見られるのは、このことも大きく関係していると思います。
なんだかややこしい話ですね。私もいま何を書いているのかさっぱりわかりません。ただ確実に言えることは、普段のサイクリングシューズやトレランシューズが25cmであり、Crocsは23cmがサイクリングではちょうど良く感じる私にとって、Amojiは25cmが正解であった、ということです。
というわけでAmojiサンダルの「サイズ感」についてだけお伝えしました。
サイクリングでの使用感は長く使ってみてから、また書いてみる予定です。第一印象としては、AmojiはCrocsよりもほんの少しだけ固い気もするけれど、素材はゴワゴワしているわけではなくモチモチ感もあります。ソールの厚みはCrocsのクラシックよりもバヤに近いと思います(少し高さがある)。
フィット感に不満はなく、数十kmのサイクリングで違和感・足の痛みもなく使えており、とりあえず良い買い物だったのではないか、というのが現時点での感想です。ご検討中の方にとって何らかのご参考になれば幸いです。