Amoji ワイルドトレイル・サンダルの初期使用感です。今月の6日に、サイズ感についてのみ下の記事でご紹介しました。その後、一週間の自転車キャンプツーリングで存分に使い倒す機会があったので感想をご共有したいと思います。

ペダリングには支障なし
最初に良いところというか、期待通りだったところを書きます。フラットペダルのペダリングではストレスのないサンダルです。本家CROCSのサンダルと比べて素材が明らかに「固め」であることが、恐らく功を奏しているのかもしれないと推測します。一日自転車で走った後に足の皮が擦れたりめくれたりしないところは(私の場合ですが)CROCSと同じです。
サンダルはやはりキャンツーで大活躍します。川・海・足湯・水浴び・テントの出入り。基本的には今回の自転車キャンツーでも2年愛用したCROCSと同じように活躍してくれました。
歩行では問題が発生
しかし足への違和感を覚えはじめたのは、初日の設営地の周辺トレイルを数km歩行してから。どうもヒリヒリするな、と思い見ると、左右の親指の付け根、そして写真では見えていませんが小指側の付け根も皮が擦れて赤くなり、剥けかかっていたのです!
それは使いはじめたばかりのサンダルだからだろう? どんなシューズだって「馴染む(break inする)」まではそんなもんだろう? Amojiのせいではないだろう? という意見もあるかもしれません。しかし、これまでキャンツーで使ってきたCROCSのクラシック・クロッグでは、こんなことは一度も経験していないのです。
▼ CROCSのレビュー・紹介記事はこちらを是非お読みください




CROCSに比べると、Amojiはやはり少し固いのです。上から踏ん付けるとCROCSだと向こうが「潰れて」くれるような柔らかさがあるのですが、Amojiはプルンプルンのグミのような固めの弾力があります。ペダリング時ではその剛性感が良いほうに働くかわりに、歩行時は足がサンダル内で左右に動くと擦過傷のようになってしまう、ということのようです。
自転車では60kmこれで連続ペダリングしても足の皮が剥けたりはしなかったのですが、歩行では2〜4kmほど歩いただけで絆創膏の登場となりました(絆創膏は自転車キャンツー必携のアイテム。ティッシュペーパー等と一緒に湿気らないようジップロックなどに入れて携帯するのがおすすめ)。
ただ、これはどのサイズを選ぶかにもよるのかなぁ、という気もします(Amojiサンダルのサイズ感についてはこの記事で紹介しています)。私のように「歩行も存分に楽しみたい」というユースケースでは、ワンサイズ大きめを選んでいればこの問題は回避できた「かも」しれません。
いずれにしても、現時点での総合的な感想は「CROCSのサブとして安いサンダルを仕入れておきたい」のならAmojiもありかもしれないが… だがしかしCROCSが決して安いとは言えない値段でもロングセラーになっているのはやはり理由があるのだろう、と思いました。
最大の違いは、とにかく素材です。CROCSのサンダルは柔らかさと耐久性を両立させているところがやはりすごいのかもしれないなぁ、と思いました。タイヤに例えるとCROCSは低圧極太のチューブレスの履き心地。Amojiは7気圧入れた700x25Cのコンチネンタル・ゲイタースキンかシュワルベ・マラソン・モンディアル。そんな感じです。
あまり歩かないならAmojiでも良いかもしれません。さらに「少し大きめ」を選ぶとなお安心かもしれません。Amojiサンダルをご検討中の方の参考になれば幸いです。