東京ベルの「鈴丸」という製品のレビュー記事です。走行していれば自分で鳴らさなくとも振動で勝手に「リン、リン…」と鈴の音が鳴ってくれる便利なベルの一種。筆者はこれを林道サイクリング中に熊と鉢合わせしないために使いはじめました。
ステムの左隣に取り付けてあるものが鈴丸です。スペーサーが付属しているので、22.2〜31.8mmの径のハンドルに取り付けられます。「VIVA 気づきベル」という製品を使ったことのある方向けに説明すると、あれによく似た発想のベルです。
ただ音は気づきベルのようなカウベルっぽい感じではなく、音量は控え目だけれどよく通る鈴の音になります。「リンリン」と「シャラシャラ」の中間のような音で、個人的には耳障りには感じない良い音。楽器のスレイベルから鈴を1個だけ外してきました、みたいな上品な音なのですが、10〜20mほど前方のヒヨドリやスズメが逃げていくので音の通りは良いのだろうと思います。
そして便利なのがこの消音機能!音を鳴らしたくない閑静な住宅街などでは鈴の下のレバーを持ち上げるとマグネットで鈴が固定され、音が鳴らなくなります。このレバーは「コクッ・パチッ」としっかりした手応えのある操作感で、とても気持ち良いです。「気づきベル」を手元でオンオフできるようにした製品、かつ音色はカウベルではなく鈴。そんな製品です。あと「気づきベル」は完全な平地だと鳴らないことが多いですが、この「鈴丸」は反応が良く大体いつも鳴ってくれます。
熊避けとしては最近、Dahon K3ではROCKBROSのトロフィー型自転車ベル(レビュー記事)を気に入って使っているのですが、写真のTern CrestではいまCXWXCのハンドルカバー(紹介記事)を使っていてROCKBROSのベルが使えないため、この「鈴丸」を試してみることにしたのでした。滅茶苦茶気に入ったので、いずれK3や他の自転車にも増設するかもしれません。
カラーはシルバーとブラックの2色あるようですが、私が購入したのはブラック。ベルの部分は「メタリック・ブラック」とでも呼べそうな超カッコいい色です。ハンドルに取り付けるパーツやレバーはどちらもブラックですが、シルバーではスプリングがシルバーになります。不満に思うところが今のところ全くなく、機能・見た目ともに満点。高級感もあり、おすすめできます。
▼ 贈り物としてもすごく喜ばれるアイテムではないかと思います











