ベル製品レビュー

Trigger Bell(トリガーベル)をドロップハンドルで使ってみた感想:こんなとこに付けたら超絶邪魔に決まっ… あれ?

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Trigger Bell(トリガーベル)というベルを使いはじめたので、感想をお伝えします。去年使ってみてすごく良かった自転車用アクセサリー・ガジェットであまり知られていないものを教えて下さいという海外掲示板スレッドで紹介されており、興味を持ちました。フラットバーでも使える製品ですが、ドロップハンドルのブリフター(のフード)に装着するというのが面白いと思ったのです。

正直こんなところにベル付けたら邪魔になるんじゃないの? と疑問視していました。だってこんな↓場所ですよ。握ったら指にベルが当たるとか、ケーブルタイが手に食い込んで違和感アリアリに決まっているだろう、と。

しかし!これがほとんど違和感がなく、素直に驚きました。そうか、俺に商品開発の才能がないのは実際に試してみる前に「そこはダメなんじゃないかな…」と脳内でダメ出しする癖があるからなのかもしれない、と思いました。この場所、全然いけるんです。こんなところにデッドスペースがあったのか…(※ちなみにドロハンでは左フードへのマウントとなります)。

装着位置は自分の好みでファインチューンする必要があるとは思います。ツノを握っている時に親指が全く触れないわけではないのですが、窮屈さを感じるほどでもないのです。またこの隙間に無理やり親指を入れてみても、ベル本体にきつい「あたり」がなく、ある程度しなやかに動いてくれるので「痛い・うざったい」感じがないのです(※グローブ着用時の感想です)。

打ち子(トリガー)は親指のすぐそば、という感じではないものの、位置が位置だけに素早く届くところにあります。ドロハンのブラケットポジション使用中なら、最も打ちやすいベルと言えるのは間違いないでしょう。

前方から見るとこんな感じです。こうやって写真を眺めていても「めっちゃ邪魔そうだなぁ。邪魔でしかない」と思うのですが、ライド中にハンドルのどこを握っていてもこのベルの存在がストレスになることは、私の場合はありません(ハンドル形状やライドスタイルによって違ってくることは大いにありうるとは思います。競技志向の方には厳しいか? 写真はフレア角の大きいハンドルですが、一般的なロードバイク用ドロップハンドルでも私は違和感なく使えています)。

参考情報:写真のハンドルはフード取り付け位置の間隔が440mm。バッグはRoute Werksのハンドルバーバッグ(ノーマルサイズ)を使用しています

唯一短所らしい点を挙げると、レバーに巻き付けるケーブルタイを初回使用時に外す必要があるのですが、その方法が少しわかりにくかった。奥まったところにツメがあり、ドライバーなどで押し込んで解除する必要があります。しかもかなり固いので作業中に壊してしまわないか少し心配でした。外す時はマイナスドライバーをツメに押し当てた状態でベル本体を引っ張るとスルスルと抜けてきます(一度フラッシュライトなどで照らしてツメの形状を観察すると良いでしょう)。

そうそう折れるようなものではないように見えますが、スペアのストラップも付属しているので安心です。剛性としなやかさのバランスがいい感じに取れている素材の、再利用可能なケーブルタイです。

音色面はどうか。清涼感のある、高めの澄んだ音です。しかし耳障りではなく、かつマイルドになりすぎてもいない「ちょうど良い」ところを攻めていて、音量も十分に確保されているように思います。「キンッ!」ではなく「キーーン」とゆっくりめに減衰する音です(Knog Oiシリーズよりやや固い音色ですが、鳴りの傾向は似ています)。

ブリフターフードに取り付ける製品ですから、あらゆる人があらゆるポジションで常に邪魔に感じないということはないと思いますが、セッティングを詰めれば多くの局面でほぼ邪魔に感じずに使えるベルではないかと思います。

この製品、こうしたアクセサリーとしては珍しく(?)英国製です。価格は1500〜2000円程度のことが多いように見えますが、Amazonでは12月頃から¥999で販売されているので今がまさにお買い得な時期です。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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