COOSPOのフロントライト(ポジションライト・デイライト)の「BLC100」を使いはじめました。この記事ではファーストインプレッション的な感想をお届けします。
▼ この製品の基本仕様については下の記事で紹介しています。未読の方はまずこちらをお読みください
ハンドルバー上では場所を取る
特に不満点というわけではないのですが、COOSPO BLC100はやはりデカい!ハンドルバー上に直に設置すると、かなりのスペースを占有します。筆者のこの自転車の場合、XOSS G2を取り付けたBLC100を回転させてマウントしようとする時にFogliaの補助バーに当たってしまいます。なんとかギリギリでマウントはできるのですが、人によっては苦労することもあるかもしれません。
ハンドルやステム直置きではなく、アウトフロントマウントを使ったほうが良いのかなという気もします(同梱はされていません)。またその場合、付属のGoProマウントを利用してマウントの上はサイコン、下はこのライト、という運用のほうが良いかもしれません(後述しますが、一部サイコンはそうしないと走行中に充電できません)。
視認性はどう?
夜間の視認性は全く不満がないです。ローモードの点灯でも相当明るく感じられます(※念のため補足すると、これは道を照らすためのライトではなく対向車などにこちらの存在をアピールするためのライトです)。
下の写真は側面をやや後方寄りから撮ったものです。競合製品のRAVEMEN FR160と比べると、LED部のサイドへの張り出しはこちらのほうが少ないので視認性は少し劣るのかな、と想像していたのですが、これだけ目立てば大丈夫だ問題ない、と感じました。ここも結局不満に感じることはありませんでした。
操作面では、少し戸惑う時があります。まだ使い慣れていないせいもありますが「ボタンをダブルクリックするとSOS点滅モードに入る」ところが個人的にはやや面倒な感じがします。いま普通の点滅モードなのか、SOS点滅なのか、どっちだっけ、となるのです。でもこれはそのうち慣れるでしょう。
あと電源投入ボタン。あまりにきれいに筐体の高さと揃っているせいか、触っていて「ボタンどこ…」となる時はあります(探しやすくはない)。気になる点はそのくらいです。
サイコンを充電してみた
サイコンやスマホといった他のデバイスの充電は、結論からいうと問題なくできました。しかし外でXOSS G2を充電しようとした時、気付きました。ポート、そこだったかァァァァッ!!
ライド中にサイコンを使いながら充電する場合、やはりアウトフロントマウントの表裏にサイコンとこのライトを取り付けるのが良さそうです(Garmin Edge系の人は困らないかもしれないですね。ちなみにCOOSPOのサイコン各モデルも充電ポートは本体下のものがほとんどかも)。
というわけでテントに戻って充電。しかし、これはXOSS G2側の問題だと思うのですが、最初はうまく充電できず焦りました。何度かケーブルを抜き差し、どちらも電源ON/OFFを繰り返してようやく充電モードになったのを確認でき、無事に満充電できました。
なお以後はノートラブルでこのXOSSも充電できていますし、CATEYEのライトやiPhoneもUSB-C→サンダーボルトでスムーズに充電できています。
あとXOSSサイコンの場合は充電が完了すると「ピー」という音が鳴ってディスプレイが消え、その満充電状態ではどんなパワーサプライを挿しても無反応になるので心配になりますが、少し電池が減ってから試すと画面右上のバッテリーインジケーターがちゃんと点滅しはじめます。
いまのところ満足
存在感的には「大容量バッテリーのライト」というよりむしろ「ライトも付いているバッテリー」みたいな感じはありますが、個人的にはいまのところ満足して使っています。旅行系の装備ではひとつのアイテムが複数の機能を兼ね備えると荷物を減らせるので、こういうものはありがたいです。
しかし「デカすぎ!」と感じる人は結構多いかもしれない、という気はします。サイズ感は好みが分かれるかもしれません。しかしライト・バッテリーとしての基本性能、デザインは「いいんじゃない!」と思います。
もっと小さいのがいい、という方はRAVEMEN FR160を選択するかもしれないですね。折衷案としてRAVEMEN FR300。私のように自転車ツーリングでパワーソースにもしたい、という方であればCOOSPO BLC100は良い選択肢かなと思います。XOSSのようなサイコンが大体旅行3日目の終わり頃にバッテリー切れになるので、助かっています。
▼ RAVEMEN FR300についてはなどかずさんによるレビュー記事があります。こちらも是非!