I think it’s time we blow this BUTSUYOKU
Get everybody the stuff together
OK 3 2 1 Let’s JAM…
スペースカウ中年、nadokazuです。
肉の入ってねぇ青椒肉絲は、青椒肉絲とは言わねぇんじゃねーのか?
というわけで、本日の駄文はこちら!
ROUTE WERKSのハンドルバーバッグは最高。
ROUTE WERKSのハンドルバーバッグは、自分がフォトポタするのに絶対に欠かせない機材のひとつです。
▼ 参考記事
便利ズームを装着したフルサイズの一眼カメラ(α7c+24〜105mm f4)を難なく収納できる容量を持ちながらも、巨大すぎない適度なサイズ感。ワンタッチで大きくひらく(しかもライダー側に!)開口部。サイコンが設置可能な、硬質素材のトップカバー。本体両サイドには、ライトやモバイルバッテリーなどが装着できちゃう。バッグの着脱だって、レバー操作でスムーズこの上なしです。
ドロップハンドル装備の走行性能を担保できる折りたたみ自転車で、そこそこ長距離(個人の主観による)を快適に走りながら途中の映えポイントで上限に近い画質での撮影を楽しむ。
そんな使い方をするために数多の機材やバッグを試してみていますが、「自分にとってはROUTE WERKSのハンドルバーバッグが最高のソリューションである」との思いは揺らぎません。
ROUTE WERKSのハンドルバーバッグ、マジ最高です。
カーボンハンドルが大好物!だけど、ROUTE WERKSには使用不可。
しかしながら、そんなROUTE WERKSのハンドルバーバッグにも弱点がありました。ハンドルバーに締め付けて装着するアタッチメントは、カーボンハンドルへの取り付け不可なのです。そりゃそうですよねー。終了!!
ROUTE WERKSのハンドルバーバッグを使うには、金属製のハンドルを選ぶほかありません。自分は「手のひらを置く面積が広くてダラけた姿勢で乗りやすい」という本来の目的とは真逆の理由で、VISIONの金属製エアロハンドルを愛用しています。
本品について、喫緊の不満はこれっぽっちも感じておりません。ですが「カーボンハンドルに比べて、振動吸収性と重量の両面で劣る」というのは、金属製ハンドルの宿命です。
「自分は重さと振動吸収性を、ダブルで我慢しているのだ」
という思いが常について回っていることだけは、否定のしようがない!というのが正直なところ。
気分だけの問題なので「気にしない。以上!」で終わる話ではあるのですが、気になったら気になってしまうのが物欲野郎の悲しいサガ。楽しく走りながらも、心の片隅は燻り続けています。
実は、一部のカーボンハンドルなら公式から使用OKが出てるみたい。
カーボンハンドルは転倒などの強い衝撃で折れたり割れたりするかもしれないし、頻繁に輪行してたりすると使用上のリスクだって高くなるでしょう。カーボンハンドルを敢えて選ばない理由だって、ちゃんとあるのです。だから金属製のハンドルを使っていても、何も問題はありません。自分の使い方なら、カーボンハンドルはむしろ不向き!
でもでも!怠惰に走りたい意識低い系自転車乗りとしては、快適さに直結する振動吸収性はホンのわずかな差であっても魅力的。そしてなにより、自己満足度が爆上がりすること間違い無し。
「先生…!!カーボンハンドルでROUTE WERKSのバッグが使いたいです…」
体育館でなすすべなく泣き崩れていたところ「実は使用可能なカーボンハンドルがある!」ということが、昨年末に公式から発表されているらしいことを知りました。
2024年11月7日付けでKickstarterにポストされたアップデートに、こんな記載があります。
CARBON FIBER & AERO-SHAPED BARS
A lot of modern bikes have some incredible shapes to their handlebars. Aero profiles and integrated handlebar/stem combos are of growing popularity with no signs of slowing down. These shapes, while providing advantages and looking beautiful, cannot take clamping forces without failing, especially when asked to support the loads our Bag is rated for. For safety reasons alone, we won’t be creating a Bike Mount for this handlebar style.
When we launched our first Kickstarter, we recommended that our System not be used on carbon bars. Period. This was due to the responses we received from nearly every major carbon handlebar manufacturer at the time. Fast forward to today. We kept asking, researching, and generally being annoying, but it got us some answers. As of the writing of this Update, we have two brands that have approved our Bike Mount on their carbon bars – ENVE and Shimano (PRO) – but ONLY the ones rated for use with clip-on aerobars. If it isn’t one of these two brands & approved for this use (clip-on aerobars), it is not approved for use with our System.
DeepLで翻訳した結果を斜め読みして「SHIMANO PROとENVEのクリップオンバーが使用可能なモデルなら、カーボンハンドルで使ってもいいよン!」という意味なのではないか?という、勝手な理解をしました。
そんなわけでKickstarterのこのポストついては、国内だと「そんなの公式が言ってるだけっしょ〜!!!(byサトウキビ)」という扱いなのが現状です。
私は、決して屈しない!!
繰り返しになりますが、VISONの金属製エアロハンドルに喫緊の不満はありません。
でもまぁ、公式が「使ってもヘーキヘーキ」と言っているカーボンハンドルがあるのです。「どんなモデルがあるのかAmazonで見てみる」ぐらいなら、普通に許されるでしょう。インターテックさんが「保証対象外になるYO!」と言ってるのに、リスクを負ってまでカーボンハンドルを使う意味も無いので衝動買いの危険性は「ゼロ」です。
まずは「ENVE ハンドル」で検索。トップヒットは、この製品でした。
うーむ、予想はしてましたけど、とんでもないお値段してますねぇ。いくらなんでも、さすがに無理ゲー。「ありえない」と、断言できちゃうレベルです。うん、無いな!!
次に「Shimano Pro ハンドル」で検索してみて、目に付いたのはコレ。
手のひらを置きやすそうな、エルゴノミック形状。ステム取付部の幅も十分にあって、ROUTE WERKSのアタッチメント装着に困ることもなさそう。
そして特筆すべきは、やっぱりお値段!さっき見たENVEのカーボンハンドルに比べると、半額以下じゃないですか!すんごい激安価格!!
思わずカートに入れたところで、正気に戻りました。これは…幻術か!?
なんという卑怯で卑劣な手口…。
そんな非道な策略に、この私が!
屈するわけがない!!
そう、私は決して屈しない!
インターネットの恐るべき闇!!
それから数日後、身に覚えのない宅配便が届きました。妙だな…。
箱を開けてみると、内容物は「SHIMANO PRO PLT エルゴ カーボン」。持ち上げてみると、今まで使っていたVISIONの金属製ハンドルとは次元の違う軽さです。あまりの違いに愕然としていたところ、時期を同じくして海外からターンステムの入った箱までが配送されてきました。
「ある」のがいけない!
「ある」のがいけない!
許すまじ、ネット通販!!
とはいえ、届いてしまったものは仕方ありません。私はステムとハンドルを抱えて、ローロサイクルワークス横浜へと走りました。ハンドルにステムの代金と交換工賃で通帳の赤い数字がさらに増えましましたが、無事にハンドルの交換が完了。
そして自転車道具箱の中で眠っていた、超高精度トルク測定機能付きのトルクレンチでSHIMANO PROのマニュアルに記載されていた上限トルクの「5Nm」を超えないようにボルトを締め付けてアタッチメントの取り付けもあっけなく完了です。
それにしても…恐るべきインターネットの闇!知らないうちに、カーボンハンドルでROUTE WERKSのバッグを使う体制がバッチリ整ってしまいました。
ちなみに今回はステム一体型のカーボンハンドルが装着されていたTyrell FSXのほうを、ターンステム+シマノプロのカーボンハンドルに換装しました。しばらく使ってみて具合がよければ、純正ターンステム+VISIONの金属製エアロハンドルを装着しているTyrell FXも同じ仕様に揃えちゃおうかなー。
そして、次の物欲が始まるのです!
カーボンハンドルで使うROUTE WERKSのハンドルバーバッグは最高。
さっそくカメラを詰め込んでサイクリングに出かけて、カーボンハンドルならではの性能を存分に味わってきました。
軽量さに関してはカメラとレンズを突っ込んだハンドルバーバッグが装着されちゃうと、ハンドル単体での重量差なんてアッという間に誤差になります。軽くても意味なし!!無駄!!!というのが、実際のところ。
とはいえ振動吸収性のほうは、やはりカーボン!一体型のエアロハンドル(VISION METRON 5D)と比べても、ダウングレード感は皆無です!
言うまでもなく、これは個人の感覚で客観的・数値的な根拠はまったくなし。ですから「100%気のせい」であることを、一切否定はできません。ですが、少なくとも「環境として、これ以上はない」という自己満足には思いっきり浸れます。最高~!言われたいみんなにね〜。
まとめ
メーカーからは『「SHIMANO PROとENVE」のカーボンハンドルのうち「クリップオンバーが使用可能なモデル」なら使用可』という見解が出ています。けれどインターテックさんからは、OKの公式発表はされていません。現状では、完全に自己責任です。
けれど「根拠なしの完全自己責任」ではなく「根拠ありの完全自己責任」になるので、安心感は0と1ほど違う。これは大きい!
カーボンハンドルへの換装で、快適性の向上と自己満足度の爆上がりが実現します。どっちも「100%気のせい」であることを否定できないのですが、いいんですよ!趣味なんだから!!
そしていま、Kickstarterでクラファンした「The Big Handlebar Bag」が絶賛到着待ち中。「ファインダーのある一眼をフロントバッグに積んで、カーボンハンドルの快適性を享受しながらフォトポタする」という、夢が実現できちゃうのでは?という期待が膨らむばかりです。ミニベロだと、フロントタイヤとバッグのクリアランスを気にしなくてもいいのも嬉しいポイントですなぁ。
ところで、この換装によってウチのTyrell FSX(Dura-Ace9150特別仕様車)が購入時のままなのは、メインフレームにホイールとブレーキ、そしてチェーンリングだけになりました。
やっぱり特別仕様車じゃなくて、フレーム買いすればよかったんじゃねーの?という思いが頭の片隅をよぎるのですが、これも「100%気のせい」ですよね? ですよね!!!!?
see you space carbon……