Tern Crestという20インチ(ETRTO 451)小径車に、700C用の汎用リアラックを取り付けるという話題です。使用したラックはTOPEAKの「エクスプローラー・チューブラーラック(ディスクブレーキ対応型)」で、使い勝手・見栄え共に個人的に大変満足の行く結果になったのでカスタム案のひとつとしてご紹介します。
ちなみにTernには20インチ用の純正ラックがいくつか用意されていて、Crestとの公式な互換性は不明なのですが以下の2製品、「ローダーラック 2.0」と「カーゴラック」を実際にCrestで使っている方がいるらしいことはネットで確認できました。しかしひとまず手持ちのラックで余っているものが家にいくつかあったので、試しにそれを取り付けてみようと思ったのでした。
取り付けた結果がこちらです。トピークのエクスプローラーは同社のスーパーツーリスト系(紹介記事)に比べると後方への張り出し部分がない逆三角形のシェイプなのですが、これがTern Crestのシュッとした姿と非常に相性が良い、と個人的に感じました。
キリッしてカッコいい! Tern CRESTはドレスアップの仕方によって「かわいい系」にも「カッコいい系」にも、どちらにも仕上がるおもしろいミニベロだなぁ、と思います。暴れん坊にもガーリーにもできる不思議なバイクですね。性別不明な感じです。
斜め後方から見た姿です。20インチ用のラックよりも天板の位置は少し高くなります。またこのラックはスーパーツーリストと違い、パニア用のレールが上のほうにしかないので見た目もシンプルになりますね。ややアーバン寄りの雰囲気が出ているように感じます。この組み合わせはシティコミューターとしても良いのではないでしょうか。
筆者のトピーク・エクスプローラーはたまたま「ディスクブレーキ対応型」なので、後方から見るとフレームがだいぶサイドに張り出しています。スリムに仕上げたい方はディスクブレーキ対応型でないバージョンを選んでも良いかもしれないですね。
さて、実際にパニアバッグを取り付けた姿がこちら。オルトリーブのパニアバッグの中で最もサイズが大きいバックローラー・プロ(紹介記事 ※現在はバックローラーXLに商品名が変更されています)を取り付けてみました。それでも縁石などをかわせるクリアランスを十分に稼げています。
ミニベロでこんなに大きいパニアを使う人はまずいないでしょうし、通常サイズのバックローラーなら勿論余裕で運用できます。
このラックのアルミ製のアームは手で簡単に曲げられるので、シートステイのダボ穴に位置を合わせるのもラクラクでした。
パニアバッグ側は本体が最も後方に位置するようにフック位置を調整してあるので、かかとがバッグに接触する「ヒールストライク」はありません。実際に50kmほどのポタリングをこのセッティングで数回走ってみましたが、快適でした(ただしパニアバッグ片側一個だけだとキックスタンドで立たせる時にフラフラしますけれども)。
例えばオルトリーブのグラベルパックのような小ぶりなパニアバッグを使いたい場合は、Tern純正の20インチ用ラックを使ったほうがより重心を下げられるでしょうから、使用予定のパニアが小さい方はあえて700C用ラックを使う必要はないかもしれませんが、「トピークのラックのような汎用品も問題なく使える・快適に使える」という情報としてご参考になれば幸いです。












