MKSの工具なしで着脱できるペダルシステム・Ezy Superiorを使用されている方向けの超ミニネタです。この外側の臼のようなリングを回しながらクランク側にピタッと寄せると、ペダルシャフトが抜ける仕組みになっていますよね。しかし先日、どうしてもペダルが抜けなくなってしまったのです。過去に経験したことがない事例でした。
ええっ何か固着してしまったのか、それともロッキング・メカの何かが壊れてしまったのか!? とだいぶ悩みました。
しかし原因は単純ながらも、思いがけないものでした。シャフトを抜こうとした時、外側の臼のようなリングは奥の奥までピッタリ寄せられているようには見えたのですが、実際はどこで拾ったのかわからない本当に微細な金属片(ゴミ)がここに挟まっていたのです。それを取り除いたら、何事もなかったかのようにシャフトが抜けました。
よく見えないレベルの、微小で厚みも0.1mmくらいしかないゴミのせいでシャフトが抜けなくなるようには思えなかったので、驚いたのでした。もう仕方ないからアダプターをクランクから外して調べようか、とまで考えたのですが、最後にダメもとでゴシゴシ汚れを取っていたところ、その金属ゴミを見つけたのでした。それだけ精密なシステムとも言えそうです。
超レアな事例かもしれないですが、もし輪行時にEzy Superiorペダルがどうしても抜けなくなった場合は、ぱっと見ではゴミが付いていないように見えてもワイプオールなどでアダプターまわりを拭ってみるだけで解決するかもしれません。