ディレイラーハンガーは消耗品なのだから丈夫すぎるものを自作するのは考えものだ、というオピニオン投稿を海外掲示板で見かけました。以下、自転車店勤務と思われるスレ主さんの投稿です。
大部分の人は知っていると思いますが、フラストレーションを感じているので言わないといけないと思いました。私のショップに過去11日間、丈夫すぎるディレイラーハンガーを自作したお客さんが2人やって来ました。うち1つはチタン製です。1人は非常に高価なフレームのドロップアウトを破壊してしまっていました。もう1人は新しいSRAM force axsディレイラーが必要でした。ディレイラーハンガーは消耗品であり、壊れるように作られているのです。お願いですから、以前ハンガーを壊したことがあるから・また同じ目にあいたくないからといって丈夫すぎるハンガーを作るのはやめてください。ハンガーが壊れるのは他の全てを救うためなのです。
出典 PSA hangers are made to fail
主だったコメントをピックアップしてみました。
- 何を自作した人だって?(13いいね)
- (スレ主さんが上の人に)思ったよりもいるんです。CNCルーターが手頃な価格になったので、機械工作が好きな趣味人は5ドルを節約できると思ってしまうのではないかと思います(9いいね)
- 私も同じこと絶対にやりますよ。DIYで作るのは楽しいですし、その行為がいつも理にかなっている必要なんかないのです。ただ既製品より丈夫すぎるものを作らないようにね(4いいね)
- (スレ主さん)誤解しないでね、私も工作は大好きですよ。でもさぁ…(1いいね)
- 私の理解では、30ドルのハンガーは150ドルのディレイラーがダメージを受けないようにかわりにダメージを負ってくれるものです(12いいね)
- この掲示板でカスタムの削り出しディレイラーハンガーを売っている人を見たことがあります、確かチタンでオーダーすることもできたと思います(2いいね)
チタン製の丈夫なディレイラーハンガーが取り付けられていたフレームの素材は不明ですが、スチールバイクであればクラッシュ時に最初に「負ける」のがフレームのリアエンド側(とディレイラー)であろうことは何となく想像できますね。「よっしゃ、せっかく自作するんだから豪華にチタンを奢ろう!」となってもおかしくないですが、適材適所を考える必要があるわけですね。
なお新車や新しいフレームを買う場合、ディレイラーハンガーはほぼ同時に2つほど注文しておくのが個人的にはおすすめです(そのフレームがディスコンになると入手が困難になることが多いため)。またスペアもサドルバッグ等に入れておけたらそのほうが良いでしょう。中古車を購入する時もハンガーのスペアが入手可能かどうかを調べておきましょう。
▼ Amazonでも「ディレイラーハンガー」で検索すると、メジャーな形状の製品がいくつかヒットします。ご自分のフレームにマッチするものが見つかったら、この機会に仕入れておきましょう。