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2025年のクマ出没の多さはあなたのサイクリング活動に影響を与えていますか?(アンケート結果&プチ考察)

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先日「最近のクマ出没に関するニュースはあなたのサイクリング活動に影響を与えていますか(ルート変更・計画中止等)」というアンケートをXで実施しました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございます。

サイクリストへの影響も大きい

結果としては48.8%の方々が「影響を与えている」と回答、51.2%の方々が「影響を与えていない」と回答されました(N=248。九州や千葉県等、ツキノワグマがいない地域に住んでいる方も回答されたと思うので、ざっくりとした超ゆるアンケートです)。

この数字を普通に読み解くと、ほぼ2人に1人がクマの存在を強く意識しながらサイクリングしたり、サイクリングをやめたり、行先を変更したりといったことを余儀なくされている、と言えそうです。「2025年のクマ異常出没は、サイクリストの生活にも多大な影響を与えている」と言って差し支えないでしょう。

私自身のサイクリング活動にも、大きい影響が出ています。田舎にある自転車秘密基地の近くに素晴らしい林道をいくつか見つけたので、今年の前半は頻繁にそこにライドに出かけて野生動物と遭遇するのが「ちょっと怖いけど楽しみ」になっていました(その様子は4本の記事になっているので、ご興味のある方は下のリンクから是非ご覧ください)。

【閲覧注意】林道サイクリング中に見てはいけないものを見た(動物系)
サイクリング中に見たものについてのミニ記事です。グラベルにアクセスするための林道を、ともだちのクワッキーと一緒にヒィヒィいいながら登坂していました。おいっちに、おいっちに… 峠のピークまでは足を付かないぞ! キツいけど頑張ろうぜ! そして坂...
林道サイクリング中に見てはいけないものを見た(2)(動物系)
本日は超小ネタ記事です。先日、林道サイクリング中に見てはいけないものを見たのですが(詳しくは下の記事にて)、最近また見なかったほうが良かったのではないかという動物に遭遇したのでご紹介します。 山奥の誰もいない小さい橋の上で、新しく導入したハ...
林道サイクリング中に見てはいけないものを見た(3)(動物系)
本日は超小ネタ記事、「林道サイクリング中に見てはいけないものを見たシリーズ(?)」の第3回です。前回に引き続きイノシシに遭遇したのですが(詳しくは下の記事をご覧ください)、今回は数の多さと距離の近さに結構身の危険を覚えました。 早めに気付い...
林道サイクリング中に見てはいけないものを見た(4)(動物系)
本日は超小ネタ記事、ミニシリーズ化しつつある「林道サイクリング中に見てはいけないものを見た」の第4回です。あんまり興味ない!という方は最新セール情報などを眺めていっていただけると幸いです。 猛暑の谷間の深山の林道にて さて、この日はSurl...

地図・地形図を観察すると、それらの林道にもクマが現れても全くおかしくないことがわかったので、最近はさすがにそこには走りに行っていません。もっと寒くなってクマが冬眠したらまた乗りに行こうか。いや、冬眠しないクマも増えていると聞くのでやはり危険ではないか… などと自問しつつ、最近は「深い山」でのライドは自粛気味です。

クマの出没と被害はなぜ増えた? 世間で言われていること

ところで今年はなぜクマの出没がこれほどまでに増えたのか。また、それによる人身被害が増えているのも何故なのか。インターネット上で私がよく見かける様々な意見、山に詳しい友人知人の意見などを、バイアスなしに列挙してみます(いずれも真偽不明です)。

  • ブナの実など、クマがエサにするどんぐりの不作(その原因として今年の酷暑や温暖化など、気候の問題が挙げられている)。またブナをはじめとする広葉樹が枯れる病気が発生している(木の伝染病)
  • クマの個体数が単純に増えた
  • メガソーラーを建設したことが原因だ(熊の住処が森林伐採によって減った・メガソーラーが発する電磁波や特定の周波数が熊の行動に何らかの影響を与えている、等々、「なぜメガソーラーが原因?」という問いへの答えも様々)
  • 昔だったら人が住んでいないようなところにも人が住むようになったからエンカウント(遭遇)率や被害数も増えた
  • 山ではなく麓の町のほうがエサにありつきやすいから・町で得られる食べ物がおいしいから
  • ツキノワグマは本来、人間を積極的に攻撃することはなく、食べ物も肉食が基本というわけではない。にもかかわらず、積極的に人間や犬を「食べる」ために襲うといった行動が増えている(ように見える)のは、ツキノワグマとヒグマが交配したハイブリッド個体が増えているのではないか
  • クマには不思議なコミュニケーション能力があり、クマのコミュニティの中で「いま人間のいる町は襲いやすい」という情報が交換されているのではないか

主だった意見はそんなところでしょうか。納得できるもの・根拠が不明なもの・陰謀論に近いもの等々、様々な意見があります。

私が考えたこと

これに加えて、私がサイクリストとして「これも原因ではないか」と感じていることがあるので、最後にそれを書いてみます。

それは、突拍子もない意見に聞こえるかもしれませんが、日本の田舎・地方都市のクルマ社会化と関係があるのではないか、ということです(それについては、下の記事でも少し書きました)。

観光地ではない日本の田舎をサイクリングしている時に考えたこと
自転車旅ミニコラム、的な記事です。最近「特に観光地というわけではない日本の田舎」を走り回っている時に、あらためて気付いたこと・考えさせられたことがあります。地方在住の方にとっては当たり前すぎて話題にさえならない内容かと思われるのですが、都市...

クマがよく出るようなエリアをサイクリングしていてよく思うのは「人間が外を歩いていない」ということです。ほとんどの人が近所のスーパーやコンビニに買い物に行く時でも軽トラを使ったりしています。

健康のために歩いたり走ったりサイクリングしたりしている人も、とても少ない。歩道なども使われていないので、雑草が生えっぱなしです。林道や山の法面が荒れ放題になっているところも、よく目にします。登下校する小中学生の姿は、たまに見かけますが、都会よりは断然少なく、学校へは親がクルマで送迎するのが普通であるとも聞きます。

少子高齢化に加えて、2019年のコロナ禍以降は山に入る人の数が大幅に減ったと聞きます。山からも、山の麓からも、「人間の気配」や「ヒトという獣の匂い」が減ったから、クマが進出してきているのかな、などと考えたりします。町や道路はそこにたくさんあるけれども、生身の人間があまりそこを歩いていない。そんなことも原因の一つではないか。等々、自転車に乗りながら考えるのでした。ただ、私はクマの専門家ではないので、的外れな考えかもしれません。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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