本日は超小ネタ記事です。先日、林道サイクリング中に見てはいけないものを見たのですが(詳しくは下の記事にて)、最近また見なかったほうが良かったのではないかという動物に遭遇したのでご紹介します。

山奥の誰もいない小さい橋の上で、新しく導入したハンドルを微調整していた時のことでした。その時、
バッシャァーッッ!!
と、ものすんごい音が川のほうから聞こえてきたのです。
見下ろすと…
あっ、イノシシ!! こないだウリ坊は見たけど、成獣を、しかも姿全体をこんなふうにいろんな角度からじっくり見るのは初めて。すごいなぁ、豚そっくりだ。しかし凶暴と言われるこんなにでかい動物を人間はよく家畜化できたものだなぁ… キバはここからは見えないから、メスなのかもしれない。すると母かもしれないから、結構危ないのかもしれない。
ん!?
なんかこっち見てる。
あっまさかこっちに来るのか!? 俺をやっつけに登って来るつもりなのか!? でも尻尾が完全に豚で可愛いんだけど…
いや、これは向こうのほうが警戒して逃げていくような雰囲気です。
さようなら… 水浴びの邪魔してごめんな。
というわけでオフロード・グラベルライド中に目撃した野生のイノシシ。こう見えてクマに匹敵するほどの脅威になりうることがあると言われることが多く、ライド中は本来遭遇しないほうが良い動物ではあります(この日は他にもカモシカやノウサギとグラベルを結構長い距離一緒に走るなど、動物を多く見た日でした)。
ウリ坊と呼ばれるイノシシの子供も攻撃力はなかなかのもの。またウリ坊の近くには高確率で親イノシシがいて、子供を守るために突進してくると言われます。イノシシの体重は80-190kgレンジ、ラグビー選手からの全力タックルに匹敵するものと思われるので、間違いなくこちらは吹っ飛んでしまうでしょう。私が見たこのイノシシは60〜80kgかなという印象です。
またキバが長い個体の場合(オスは長い)、キバを上にしゃくり上げる動作で攻撃してくるようですが、その時にキバが人間の太腿に命中することがあり、運が悪いと大動脈が切れて失血死に至るケースが多いともよく耳にします。先月(2025年6月)にも徳島県でイノシシの罠の様子を見に行った男性2人が、イノシシによるものと思われる攻撃が原因で亡くなっています。
万一ライド中にイノシシに至近距離でバッタリ遭遇してしまった場合は、クマに遭遇した時と同様、落ち着いて自転車をイノシシと自分のあいだに置くようにし(盾として使う)、背中を見せずにゆっくり離れていくのが良い対策のようです。
▼ 先頭の写真のハンドルはこちら。セットアップを詰めるのに時間がかかるもののポジションが出るとかなり良いハンドル。筆者は470mm*600mmを選んで正解。S SENQIのH フラットバーに似たところもあるが、よりスポーティーで攻めたオフロードライドに向く印象。要ステム交換、ツノの延長パーツはセット購入がおすすめ。後日レビュー予定。