日焼け止め効果のある(UVカットタイプの)アームカバーは夏に使っている時、暑く感じないのでしょうか? 冷却効果を謳っている製品もありますが本当に冷却してくれるのでしょうか? という主旨の質問を海外掲示板で見かけました。アメリカのテキサスやシンガポールといった高温多湿な地域に住んでいる方々からの意見があり、日本のサイクリストにも参考になりそうです。
暑くて湿度の高いテキサスでライドしています。サンブロック(※紫外線散乱タイプのノンケミカル日焼け止めのこと)に比べて、サンスリーブ(※日焼け止めを目的としたアームカバー)はどのくらい活躍しますか? 冬の寒い朝にはサーマルスリーブを使ったことがあります。こういうスリーブになぜ冷却効果があるのかよくわかりません
出典 Do sun sleeves work in humid weather?
こんなコメントが寄せられていました。
- 冷却はしません、肌を太陽光から守ってくれるものです
- 濡らしておけば、あと湿度が高すぎなければ冷却してくれますよ
- 効果はありますよ。私はフロリダの熱暑の中でライドしていますが、動きはじめればサンスリーブは素肌よりも涼しく感じます。ライド中に日焼け止めを塗り直すよりもベタつきも少なく済みます
- RAGRAIイベントの一部でアイオワ横断サイクリング中にサンスリーブを使いました。2023年のことで、ずっと信じられないほど蒸し暑い日が続いていました。スリーブは起伏のある坂道をゆっくり登る時はちょっとだけ邪魔で、平地では温度に対して良い効果も悪い効果もなく、水を垂らすと素晴らしかったです。サンスリーブに垂らす水は汗よりもずっと冷却効果があるように思いました
- シンガポールですが、スリーブは日焼けを防止してくれながらも汗の蒸発もしてくれます。あとスリーブなら一日中持ちます
- シンガポール住みです。速く移動している時は機能しますよ。登りでゆっくりもがいている時はそうでもありません
- 湿度と、さらにはどのくらいのスピードで走っているかによります。長い登り(5-10分以上)では超絶暑すぎます、でも下りや平地でスピードが出ている時はグレートに感じます。私はふだんスリーブを上げた状態で登りはじめて、暑くなってきたら手首まで下げて、頂上まで行ったらまた引き上げています
- 湿度の高い気候でも冷却してくれますよ。私はカンザス在住ですが、風があれば冷却してくれます。スリーブの他の長所として、手に流れる汗を止めてくれるので手をドライに保てるというのがあります
- テキサスに住んでいる時にアームカバーとレッグカバーを使っていました。白いものです。空気が通る時に涼しく感じます。水を垂らすと、ゆっくり蒸発する時に気持ちが良いです。(…)素肌のほうがより気持ち良いですが、大体ライド中に日焼け止めを塗り直すのを忘れるので焼けてしまいます
冷却効果が出るかどうかは、風とスピードの有無によって大きく左右されるようです。気化熱による冷却効果は確かに得られるものの、湿度があまりに高いと水分は蒸発しにくくなるので冷却効果が減る、という理屈でしょうか。風がなく湿度も高い日に激坂を低速で延々と登っていく時などはただ暑いだけかもしれませんが、コメントにあるように臨機応変に手首まで脱いだりすることで対応できそうですね。また、ノーグローブで乗るのが好きな方には汗止め効果も期待できそうです。