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CanyonはむかしのCannondaleのようなものだ(海外掲示板から)

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「自転車メカニックの方と、自分でメンテナンスする人に聞きたいのですが、修理可能性(repairability, 修理のしやすさ)の面で最悪なブランド・最高なブランドは何だと思いますか?」という質問スレッドを海外掲示板で見かけました。

議論は「修理可能性・整備性・製品の耐久性」と「ブランド・製品カテゴリー」がごっちゃになってしまっているのですが、面白いコメントがいくつか見られたのでご紹介します。

出典 Bike mechanics and people that do your own maintenance, what brands are the worst and best in terms of repairability?

以下、個人的に気になったコメントの抜粋・抄訳です(※は筆者注)。

  • Canyon。二度とない(55いいね)
  • 最悪:Canyon, Cannondale これまでのベスト:Kona(2いいね)
  • (Canyonについて)独自規格部品を使っているのに在庫があったためしがない。欠陥を認めず、数ヶ月後にリコールする(29いいね)
  • オールド・キャノンデール。新しいのは最高だ。CanyonはむかしのCannondaleだ。どちらもF(※ピー)(19いいね)
  • (※暴言注意)Huntのホイール。ゴミのようなリム、ゴミリム、ゴミニップル、ゴミカスタマーサービス、ゴミカスタマー(14いいね)
  • (上の人に・Huntについて)いつも逆の意見ばかり耳にするのでこの意見には驚いています(7いいね)
  • DT Swissのハブは最もメンテしやすいもののひとつだと思う。Fulcrumのホイールも、酷使したけれどほとんど壊せないものだと思う。最近のヘッドセットは全体的に、WolftoothとChris Kingを除いては相当ひどいと思う。それ以外だとただのプラスチックになって、いろんな問題を引き起こす。SRAMの電動コンポもかなりいいと思う。
  • カンパニョーロからは距離を置け。EPS v3は俺の苦痛の源だ(1いいね)
  • (上の人に)同意。僕のEPS v4はショップで買ってから6ヶ月でメーカー送りになってカンパの担当者が問題解決に四苦八苦していた。コンポまるごと返品しないといけないなんてね。その上で言うと、2011年頃から11スピードのSuper Recordを持っていて、そちらはあらゆる面で完璧だよ(5いいね)
  • 例外はカンパのメカニカル・エルゴパワー・シフターだね。素晴らしいリペアビリティです(7いいね)
  • 古いメカニカル・カンパはシマノよりもずっと良かったよ(4いいね)
  • Rohloff…メンテナンスが超簡単。オイル交換は15分、ボムプルーフ!確かに高価だけれど、一生に1個か2個買うだけだから(2いいね)
  • LOOK695と795 Aerolightはメンテが最も難しいバイクに入ると言う人がいるね(1いいね)
  • 古くて実績のある標準のものを選ぶといい。インターナル・ルーティングは避けること(37いいね)
  • 「インファーナル・ルーティング(※infernal, 地獄のような)」と呼ぶメカニックもいるね(25いいね)
  • ブランドではなく、特定の標準が厄介なんだ。プレスフィットBBはバカげている。インターナル・ルーティングはどれも厄介、でも配線がスッキリするのは好き(1いいね)
  • ブランドではなくテクノロジーの問題。スルーステムのケーブルルーティングはノーノー。油圧ブレーキは、モノによる。プレスフィットBBはノー。カーボンパーツはどれもトルクレンチに投資するつもりがあるかどうかによる。チューブレスは汚れてもいい場所があるか、コンプレッサーかブースターポンプを持っているかによる(22いいね)

Canyonの名前が出てくるのは想像できていましたが、独自規格パーツが問題になっているところが「かつてのCannodaleのようだ」という指摘には、確かにそうだなぁと思わされました。ヘッドショック・レフティ・BB30(独自規格というより「新標準」として同社が主導)等に悩まされたユーザーが多くても、根強いファンも多いところも(私のそのひとり)、言われてみれば似ていますよね。

また私はHUNTの650Bアルミホイールを数年愛用していて、購入時のカスタマーサポートとのやり取りにも製品自体にもとても満足しているので、こういう評価があることにも驚きました(最近品質が下がったりしているのでしょうか)。

カンパニョーロは、メカニカル・エルゴパワーの頃は整備性・リペアビリティの面では確実にシマノよりも優れていたと思います。私もメカニカルのエルゴシフトを全部バラして整備したことがあります。シマノのSTIは分解不可能なところがありました(それでも不具合があれば即対応してもらえたので、優劣の問題というより思想の違いにすぎないとも言えます)。

SRAM AXSについては修正可能性というよりも「整備性」が非常に良いという評価が多いように見えます。かなりの高評価。

最後にCanyonについて付記すると、先月か先々月くらいに、この海外掲示板RedditのCanyonコミュニティに公式アカウントが参加するようになり、ユーザーからの質問や不満に直接回答するといった取り組みをはじめていました。Canyonのカスタマーサポートの品質の低さを指摘する声が目立っているので、会社側がそれを認知したものと思われます(今朝もグラベルサイクリング・コミュニティにGrizlの不買を呼びかける投稿があったりしました。長い目で見ると高くつく、というのがスレ主さんの主張)。

Canyonバイク専用のパーツの入手性についても、今後改善されていくと良いですね(とりあえずディレイラーハンガーは可能なら同時に買っておきましょう)。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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