完成車観察のミニ記事です。一台新車が欲しい、とふと思いはじめてリサーチしているうちに、Ternから出ているCREST(クレスト)という20インチ(451)小径車に遭遇しました。これまでTernの非折りたたみ系ミニベロは、すごくカッコいいとは思っていたのですが、カッコ良すぎて自分のようなおじさんには似合わないかもしれない、という印象も持っていました。

image from shifta.jp
しかしこのCREST、車体のロゴのサイズも控え目で、SupremeやNIKEのアイテムは何も持っていない非ストリート系の私(というかむしろ山男系か)でもなんとなくTernの世界に入っていけるような気がしないでもありません。
公式 CREST | Tern Japan Official Site – ターン日本公式サイト
私がいま一台欲しいとなんとなく思っている自転車の条件は、おおむね次のようなものです。
- ほぼ舗装路専用で良い(最終的には悪路も走るような気もするが…)
- 置き場所を圧迫しないような小ぶりな自転車が良い→20インチ以下が良い
- ラックなどは付けず、気が向いたら軽装備で4〜6時間の舗装路ヒルクラにさっと出かけられるようなもの(いずれラックも付けるんだろうけど…)
- 買い物でも積極的に使えるようなサブ的な自転車。輪行は対応しなくても良い(折りたたみでなくとも良い)
するとこのTern CREST、なかなか良い候補になるのです。だいぶ以前から存在するモデルで、調べるとつい最近までブレーキはロードキャリパータイプだったようですが、現在はVブレーキに変更されています(個人的にはこのほうが嬉しい)。ハンドルのライズは旧モデルの40mmから100mmに変更…これは自分にはもしかしたら高すぎるかもしれないけれど、自分好みのものに交換すれば良し。大きめの451ホイールなので長距離も悪路もかなりストレスなく走れそう。カラバリも豊富。安いので改造を楽しむベースとしても良さそう…と、ほぼ購入寸前な状態です。
カラバリですが、(本記事時点で入手可能なものは)限定カラーを含めると10色くらいありそうです。サイズはシートチューブ長460mmと500mmの2つあり、概ね身長165cm以下か以上かで選び分ける感じです。駆動系はMicroshiftの8スピードで、ギア構成は52T/11-32T。フレームはアルミでフォークはハイテン。メーカー定価は税込みで約7万円弱とかなりお手頃感があります。
451の20インチバイクにしばらく乗っていないこともあり、それも試してみたいなぁと気になっています。451のタイヤは選択肢がそれほど多くない印象があるのですが、TIOGAやIRCから良質な製品がいくつか出ているのを知っています。スタンドはMASSLOAD CL-KA56 アジャスタブル・ダブルレッグ・センタースタンドに変更して、Topeak Zi:RAKを付けて旅自転車仕様にするのも楽しそう…などと妄想が捗ります(結局ラックを付けてしまうのか、と自分にツッコミ)。街乗り・旅・グラベルと何でも行けそうな気がします。
Ternの自転車を他にも眺めると、超長距離を走るのでなければAMP F1も面白そう。そちらは406の20インチ・ディスクブレーキ仕様でDahonで言うとHorize Discがカウンターパートかなという感じがします。あとダブルクラウン・リジッドフォークのMASHUPという尖ったMTBミニベロもあって、世の中不景気なのにワクワク感のある自転車を積極的にリリースしているTernは何か勢いがあってすごいなぁ、と思わされます。
では枕元に巨大な靴下を用意… いや真面目な話、Tern CRESTはクリスマスプレゼントにもすごく良いのではないでしょうか。ロード・グラベル・MTBは持っているけれどミニベロはない、というパートナーに贈ったらきっと喜ばれそうです。






