駐輪中の自転車からSRAM X01 AXSのリアディレイラーを盗まれてしまいました、という投稿を海外掲示板の自転車整備コミュニティで見かけました。フルワイヤレス電動コンポの部品はメカニカルに比べて盗まれやすいのでしょうか?
電動ディレイラーとコントローラー、チェーン(合計で約1000ドル)を地下の自転車置場に停めてあったバイクから盗まれてしまいました。保険が効くと良いのですが、ボルト1本を抜くだけよりも大変にするようなアイデアはありますか。泥棒が2週間後にまた現れたら、そこに盗めるものがまだあることがバレています。ロック付きのボルトやクルマのホイールで使われているような特殊なボルトなどでしょうか?
出典 SRAM X01 AXS derailleur stolen
以下、目立ったコメントをピックアップしてみました。
- 誰かがその駐輪場に忍び込んだのでない限り、どんな自転車パーツが高価なのか知っていてアレンキーやチェーンツールを持っている同じ建物に住んでいる人に盗まれたのでしょう。どんな安全対策をしても、そこに停めている限り泥棒はいくらでも時間をかけて盗む方法を考え付くでしょう。自分の部屋の中で壁掛け保管するような方法を考えてはどうですか(142いいね)
- ヒモ式のディレイラーに交換する時期だね(151いいね)
- (上の人にスレ主さん)ボルトが1本増えるだけだと思うけど…(36いいね)
- メカニカルの駆動パーツを盗む人なんかいないよ(95いいね)
- Hexloxのようなもので解決できるかも(31いいね)
- こうした製品はすべて一意のIDとシリアルナンバーを持っていて、ANT+とBluetoothデータの一部として保存されている。SRAMはアプリを通じて本来これらを追跡できるんだ、Stravaがブロック・フラグ対象のデバイスリストを持ちうるようにね。新しい「オーナー」が盗んだものを設定・アップデートしたり、そこからデータをアップロードしようとしたら、見つけられるはずなんだ。おまけに位置情報だってわかる。でもSRAMもStravaもそういうことは絶対やらないだろうね(24いいね)
- (上の人に)泥棒は自分では使わず売るだろうから、困るのは買ってしまった人になるんだよね(8いいね)
- ボルトの頭にボールベアリングを接着する方法があります。使う接着剤の種類とベアリングのはまりかたによっては取り出すのが大変にはなります。取り出しやすさを優先するならワックスのようなもの、取り出しにくくするならエポキシ。これでもほんの少し盗みにくくなるだけですから、結局は自転車を安全な場所に保管しなくてはならなくなるでしょう。しかしチェーンも盗むのってクレイジーですね。聞いたことがありません。ディレイラーにはリセールバリューがあると思うけど…(24いいね)
- (上の人に)ディレイラーを外したいならチェーンも外すじゃないか。無料チェーンもいただかない理由はないのだろう(9いいね)
- SRAMが古いものを文鎮にできるかもしれないよ。あなたの現状には意味がないけれど。以前、AXS組みの新車を箱から出した時に、フロントディレイラーをペアリングできず、作動させられないことがあった。SRAMに連絡したら、そのディレイラーはそのバイク用として登録されておらず、全く別の場所で使われる設定になっていたと言われた。詳しい話は忘れてしまったんだけど、そんな主旨。SRAMはデバイスを追跡する方法を持っているのかなぁ(3いいね)
電動コンポのリアディレイラーは機械式のものに比べると
- より高価である
- シフトケーブルを外すひと手間が減る
- フルワイヤレスならさらに手間がかからない
ので若干盗まれやすくなるのかもしれないですね。盗まれてしまったディレイラーのIDをスマホの専用アプリが認識した瞬間に自動で「文鎮化」できるのかどうかは不明ですが(上のコメントを見ると技術的にはできそうではあります)、将来的にはスマホやノートパソコンのように紛失・盗難の際にロックできるようになったりするのでしょうか。
なおコメントで紹介されている“Hexlox”は、そのままではリアディレイラーのボルトに応用するのは難しいという指摘がありました。