ドロップハンドルが嫌いで仕方がない、という方がドロハンの魅力を教えて下さい、と海外掲示板で投稿していました。投稿先は競技系サイクリングのコミュニティではなく、「ゆるく」自由なスタイルの改造自転車を楽しむ人々が集っているコミュニティでした。そのコミュニティでもドロップハンドルの自転車を多く見かけるのがスレ主さんにとっては理解しがたいようでした。
以下、スレ主さんの投稿。
私はドロップハンドルが嫌いです。大嫌いなんです…見るだけで少し怒りを覚えるほどです。私の意見ではドロハンは最も快適でなく、バイクを操縦するための最もぎこちないものです。(…)お尻がフレームから15cm上で手がお尻よりも下になると、頭を上げて前を見るのが自分には物理的に無理です。ドロハンの全てが直観的な良さとかけ離れていて、間違っているように感じられるのです。私はおかしい人間なのでしょうか? ドロハンは昔「レース」バイクで使われていましたが、今ではあらゆるバイクに付けられています。(…)真面目に疑問なのです
出典 Please explain drop bars to me(ドロップハンドルの良さを私に説明して下さい・2026年7月21日建立スレッド)
主だったコメントをピックアップしてみました(抄訳・要約。強調部筆者)。
- いくつかの状況ではドロップ部分のほうがコントロール性が良く、他のポジションよりもエアロで、人によってはより快適に感じられ、見た目が好きだという人もいます。違った人が違った理由で違うものを好きになる、というのが答えだろうと思います(59いいね)
- ドロップハンドルはそれほど低くしなくてはならないわけではないです。米国でツーリングしている人の多くがシートポストかそれ以上の高さで使っています。問題に感じる場合があるとすれば競技系スポーツサイクリングです、その場合は性能が快適性よりも優先されますから。自分にとって快適な高さなら、ドロップハンドルも気に入るかもしれませんよ。人によって好みが違います(131いいね)
- 気分に応じてハンドルのあらゆるところを触れるんです(176いいね)
- ひどい変形性関節症持ちなので、フラットバーでは10分以上乗れません。ドロップハンドルには本当に多くのポジションがありますから、いろんな場所を握ることで手の傷みを軽減できるのです。下ハン、上ハン、フード、ツノといったポジションがあります。ドロップハンドルは最も快適なハンドルであり、ライドの局面に応じて違う握り方をできるのです。スプリント、クライミング、下り、お喋りしながら、どんな時でも活躍します。フラットバーになるとポジションがひとつしかありません(123いいね)
- ロード乗りは大体エアロポジションのためにドロハンを使い、多くのxbikes(※自由な改造自転車)ではより多くのハンドポジションのために使われているのです。スレ主さんが見逃しているのは、低くする必要はないということです。低くすることはできますが、必ずしもそうする必要はないのです。サドルより高い位置に設定したドロハンでツーリングするのは実際ドロハンの素晴らしい活用法です。勿論結局は好みと美学次第です、たとえばSurly Grapplerなどはもともとドロップバー・マウンテンバイクを意図していたのですが多くの人々はフラットバーで使っています。私はドロップハンドルで使うのが好きですけれども(26いいね)
- レースジオメトリでないドロハンの自転車がたくさん存在します。最近はドロハンでもかなりアップライトな姿勢を取れますよ。より高いスタック、ポジティブアングルのステム、より短いリーチ、より浅いドロップ、より多くの幅の種類、等々のおかげで、ライドポジションをより快適にカスタマイズできるのです。そうすることの利点はより多くの手の置き場ができることと、少しだけエアロになることです(17いいね)
- 僕は風の強い海岸沿いの町に住んでいます。速くは走らないのですが、向かい風が強い時に下ハンを握れるのが良いです。フードや上ハンも自分にはかなり快適です(16いいね)
- ドロハンは速い。俺は一度も好きになったことはないし、今でも好きではない。でも舗装路で速く走りたいなら、間違いなくドロハンがいい(15いいね)
コメントにもあるようにスレ主さんは恐らく「ドロハン=サドルの高さより下に来るような攻めた競技系ポジションで使うもの」という思い込みがあるのかもしれないですね。私はフラットバーにも独特の良さはあると思いますが、バーサタイル(マルチに活躍する)という観点ではドロハンはやはり優れたものだなと感じます。
私が高校生の頃、たしか学校ではドロップハンドルの自転車で通学することが禁止されていたように記憶しています。理由はたしか、前がよく見えなくて危ないから、というものだったと思います。最近のコンフォート系ジオメトリのロードバイク・オールロードバイクやグラベルバイクでは、疲れて頭が下がってきても前が見えなくなるほどのものは少ないのではないでしょうか。現代でもドロハン車を禁止している学校はあるのでしょうかね!?









