ビルの谷間の暗闇に
きらりと光る物欲(いかり)の目。
君はなぜ
君はなぜ
多々買い続けるのか命を賭けて
物言わぬ自転車用品の愛に泣く男、nadokazuです。
というわけで、今回の駄文はこちら!
1万円台で買えるスパイダー型パワーメーター「COOSPO S10」とは?
ハイエンドではないけれど、ローエンドでは決してない。いい感じのポジショニングと仕様の製品に独自の付加価値を付けて、とんでもないプライスで出してくれる。まさに「コスパの暴力装置」だと勝手な印象を抱いているブランド「COOSPO」から、GPSサイコン、電動ポンプ、各種センサーに続いてパワーメーター「COOSPO S10」が登場しました。
クランクとチェーンリングの間に取り付けるスパイダー型のモデルである本機は、お値段なんと1万円台!破格!激安!としか思えないプライスタグに全俺も恐怖せざるを得ません。左右バランスの表示にも対応したスパイダー型パワーメーターが、2万円以下の出費で手に入るなんて…。こ…こんなことが許されていいのか!?
COOSPO S10単体の弱点は「対応クランクが必要」なこと。
とか思っていたら、そこには落とし穴がありました。それは「自分が今まで使っていたシマノのクランクに装着はできず、対応するクランク(EASTON規格)を別途用意する必要がある」というもの。
雑に調べてみた限りだと、ヒットするクランクはCOOSPO S10の価格優位性を帳消しにしちゃう製品ばかり。ダメじゃん!!
カーボンクランクがセットになって、導入ハードルを一挙解決!
こんな状況を、COOSPOさんが手をこまねいて傍観するはずがありません。こんどは、なんとカーボンクランクまでセットになったパッケージが登場していました。
執筆時点のAmazon販売価格は、4万8,999円(税込)。ほぼ5万円か…と思いながら、「170mmカーボンクランク」を選択すると、こんな表示が。
「¥5000OFFクーポンの適用」
は? いきなり5000円オフぅー!?
さすがCOOSPO!
おれたちにできない事を
平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!
ちなみにこのクーポン、165mmを選択しても表示されました。4万円台後半から4万円台前半になると、物欲的な危険性が桁違いに高まる感じがありますね。
そんなパワーメーターとカーボンクランクのセットを、COOSPO様から無償提供していただきました。ありがてぇ…。ありがてぇ…。
こうなったら、忠実な駄犬として尻尾を振るまでです。忖度しまくりかつ好感度バイアスまみれであることを一切隠し立てすることなく、勝手なことを勝手に書いていこうと思います。
「いいモノが入ってる」感がバッチリの梱包に、テンション爆上がり!
これまでのCOOSPO製品のパッケージは、シンプルで実用本位の方向性。安っぽくはないけれど、「華やかさ」みたいなものとは縁遠かったというのが正直なところ。
ですが!このS10パワーメーターとカーボンクランクのセットに、過去の常識は当てはまりません。段ボールから出てきたのは、黒を基調として各所に箔押し処理がされている豪華仕様の梱包箱。ものすごく「いいモノが入ってる感」が高いです。YouTubeやインスタをやってる方なら、開梱の様子を動画に撮って公開したくなるでしょう。
上蓋を持ち上げると、S10パワーメーターが収められています。企業タグラインの「ALL ABOUT PASSION」を外箱で見せたあとに、パワーメーターのほうは「UNLOCK YOUR TRUE POWER」と別の英文コピーで気分を上げてくる演出。
スリーブに入ったS10パワーメーターの箱にはCOOSPOロゴが箔押しされ、ブラック基調にブランドカラーのオレンジを差し色として加えた2色の構成。実に凝った造りで、単体販売が1万円台の製品だということを忘れそうになります。
パワーメーターの入った箱の下にはカーボンクランクの箱が収まっていて、こちらもロゴが箔押しで入る仕様。これ、かなりの予算かけてると思いますよ。
箱を開けると、たっぷりの緩衝材に保護されたカーボンクランクが登場。こっちの箱に書かれているのは、コピーじゃなくて装着時の注意書きですね。
大切なのは、あくまでも中身。梱包箱の豪華さに、意味なんてない。それはわかっているものの、「造りのいい箱を開けて製品を取り出す体験」は所有の満足感を爆上げしてくれること間違いなしです。
S10パワーメーターを観察する。
パワーメーターの本体は非常にシンプルな造形で、COOSPOロゴに給電端子、そしてインジケーターぐらいしか要素がありません。光沢感のある処理と相まって、外観は非常にクリーンな印象。
裏面もシンプルそのもので、型番やシリアル、給電仕様に各種認証ロゴの印字だけ。まぁ、こっちはどうせ隠れちゃう部分ですからね。
技術基準適合証明もバッチリ取得していて、認証マークが付与されています。ここ重要!
技適マークについては、この動画で勉強しましょう。

カーボンクランク、ムチャ軽い!
カーボンクランクを取り出して手に取った第一印象は、「軽っ!」のひと言。
これまで使っていたのは、純正クランク交換タイプの片側パワーメーター。DURA-ACEグレードなので「重い」という評価はされないと思いますが、それでも「圧倒的」と言っていいぐらいの違いを感じました。
カーボンクランクとパワーメーターの重さを測ってみた。
キッチンスケールに載せて測ってみると、左側クランク+スピンドルで206.5g。
右側クランクが単体で144.0g。
パワーメーターS10の本体が99.6gで、一式の合計は450.1g。
以前使っていた、DURA-ACEの重さは?
取り外したDURA-ACEのほうは、右側クランク+スピンドルで351.5g。
左側クランク(パワーメーター付き)が202.0gで、こちらは一式で合計553.5g。その差は実に、103.4gとなる計算です。
自転車軽量化の世界では、1グラム=1万円相当。ですから、この100gには100万円の価値がある!と、世界の中心で叫べます(※根拠はありません)。
クランクの見た目や素材感はどうなのよ?
表面処理はカーボンの素材感を活かした、マットな仕上げになっています。黒一色ではなく薄いグレーの模様がランダムに入っていて、いわゆる「カーボン柄」ではないイメージ。写真は模様が見えやすいように処理していますが、実物は見る角度によってほぼ真っ黒に見えたりもします。そこにCOOSPOロゴが配置され、シンプルでありながらも単調ではない仕上がりです。
ペダル穴とスピンドル取付部だけが設けられた、いかにも一体成形然としたシンプルなデザイン。クランク取り付けの部周辺に余計な分割が入ったりもしていないので、意図せず緩んでしまう心配は構造的にも無さそう。
そしてクランクを爪で弾くと金属とは明らかに違う、カーボン製であることを意識させる硬質感のある音がします。これはいいモノだ…。
そうそう、スピンドルは「チタン製」とのこと。わたくしチタンと聞くと盲目的に崇拝してしまう、残念IQな自転車乗りなのでこの記述だけで満足度爆上がりです!

Amazon販売ページより引用
換装作業の難易度は?
左側クランクを交換するタイプのパワーメーターなら、DIYでの作業でも正直余裕。ですがクランクやチェーンリングを取り外して交換する必要がある本機は、換装作業のハードルが段違いに高くなります。特に外したチェーンを再装着できないレベルのメンテスキルしかない自分にとって、換装の難易度は乗鞍岳以上。いや、マジで。
そうなると最適解は、
『専門家(フリガナは「アルティメットエグゼクティブプロフェッショナルサイクルメカニック」)にお任せする』
これだけが、たったひとつの冴えたやり方です。
というわけで、浦安の「街の自転車屋さんbelieve」さんに土下座して泣きつきお力添えをいただきました。
他店購入車両&部品持ち込みだというのにご快諾をいただき、作業はつつがなく完了(と思っていたら、事前に製品仕様などの下調べまで済ませていただいていたそうです。感謝!)。
気になる交換工賃は、7,920円(税込)でした。
約3週間、昼食が水道水になりますが、それでも構いません!!
クリティカルな部位である駆動系のパーツ交換を、プロ(しかもTyrellメンテの経験値も高い)に丸投げできる。この絶大な安心感と引き換えなら、これっぽっちも惜しくない。むしろ激安!
ちなみにロードバイクの換装作業も、believeさんは受けていただけるとのこと。ただしBB規格の適合などによる作業可否はあるので、自車の事前調査&問い合わせは絶必です!!
〒279-0004千葉県浦安市猫実4-21-13
Tel:047-390-5577
Web:http://www.city-believe.com
メール:info@city-believe.com
営業時間 10:00~19:00
定休日:水曜日(火曜不定休)
換装の様子はこんな感じ。
換装作業中の様子を、believeさんが撮影して共有してくれました。ありがたや〜。まずは、クランクとチェーンリングの取り外し。
取り外したチェーンリングと、パワーメーター、クランクセットを用意して…
組み上げていただくと、こんな感じになります。
取り付け完了!クランクのスピンドル径は24mmなので、シマノのBBならほぼポン付け可能と思われます(スペーサーの組み込みや、それに伴うFDの調整などは適宜必要)。
換装作業前はこんな感じ。
そしてこちらが、換装作業後。
見た目が崩れたりしない?
換装する前にいちばん懸念していたのは、チェーンリングとパワーメーターの段差でした。アーム部分が思いっきり途中で分断されるので、後付け感がマシマシになることは確定事項です。ここについてだけは、純正形状を維持できる片側クランク交換タイプのパワーメーターに圧倒的な敗北を喫します。
カーボンクランクになるのは嬉しいけれど、段差を見るたび残念な気持ちになってしまうんだろうな…。見た目だけはグレードダウンか…などと暗澹たる気分だったのですが、実際に換装した実機を見てみると確かに段差はあるものの、遠目に見れば埋もれます。「気にしなければ気にならない」レベルに収まったので(※個人の感想です)、胸をなで下ろしました。
S10パワーメーターを使ってみた。
使用感の違い、わかりません!以上!!
「DURA-ACE 9100+クランク貼り付けタイプの片側パワーメーター」から、「COOSPO S10+カーボンクランク」への換装。チェーンリング周りに思いっきり手が入るので、フロントの変速に影響が出るケースも考えられます。自分の場合はbelieveさんが換装と同時にFD調整も実施してくださったとのことで、一切影響なしでした。
執筆時点での累積走行距離は、だいたい200km。それなりの登坂にも使いましたが、今のところ「普通に快適に使える」としか感じてないです。思いっきり踏み込めばパワーの数値はグッと上がるし、脚力を抜くと途端に低下します。数値の変化にタイムラグがある印象も特になし(前使ってた左側クランク取り付け型のパワーメーターとの比較)。サイクルコンピュータに左右バランスやペダリングスムーズネスが表示されていなければ「本当に換装されてる?」と、あり得ないことまで想像してしまうところでした。
カーボンクランクについても今まで使っていたDURA-ACEと比較して軽量化はされているものの、感じた違いは「見た目」だけ。そもそも、わたくし貧脚ゆるポタの民です。105、ULTEGRA、DURA-ACEのいずれも所有/使用経験があるとはいえ、クランクの材質で使用感の差異を感じるだけの能力までは持ち合わせていないのでございます。正直、違いはサッパリわかりません!(土下座)
とはいうものの、少なくとも「DURA-ACE(9100)で数千キロ走った経験のある脚の感覚で、違和感やグレードダウン感は皆無に思えた」というのは間違いのないところ。
片側計測タイプが相手なら、見られるデータの幅では確実に勝てる!
COOSPO S10で計測できるのは、パワー、ケイデンス、左右バランス、そして左右それぞれのペダリングスムーズネス。さすがにトルク効率やPeak Power Phase、ダンシング/シッティングタイムまでの網羅は不可能で、ペダル型パワーメーターとの比較だと計測項目の多様性はパーフェクトゲームで敗北します。
それでも!
片側計測タイプのパワーメーターとは、見られるデータの幅が明らかに異なるのも事実です。
単に「何ワット出ているか」だけでなく、「左右でどのくらい偏っているか」「ペダリングがどの程度なめらかか」まで確認できるのは、片側計測タイプに対する圧倒的なアドバンテージ。いずれにしても、「パワーメーターとして必要十分な機能性を持っている」と断言していい…ですよね?
精度?なにそれおいしいの?
COOSPO S10の計測精度は「プラスマイナス1%の高精度」とのことで、自分のような貧脚ゆるポタ民には勿体ないレベル。

Amazon販売ページより引用
ここは本来であればペダル型のお高いパワーメーターと比較するなど、より精緻な検証を実施してみて…と展開するべきところになります。ですが、私そんな機材も知見も持ち合わせておりません。そもそもパワーメーターを「ケイデンスセンサー内蔵のおもしろデータ表示機器」ぐらいにしか思っていないので、その辺りのシビアな評価を求められる場合はブラウザをそっ閉じいただけますと幸いです(土下座しながら逃亡)。
充電コネクタはマグネット式。
S10のバッテリーは、「300時間稼働」が謳われています。「サイクリングに出かける時は、その都度充電する」みたいな運用はしなくてよさそうですが、出発前にスマホアプリでバッテリー残量をチェックする習慣は付けておきたいところ。
充電には、付属の専用USBケーブルを使います。コネクタはマグネット式で、あたま空っぽの自分でも迷わず取り付け可能でした。
手持ちのモバイルバッテリーからの充電を試してみましたが、数パーセントの充電にどえらい時間がかかります。もしかして、モバイルバッテリーからの充電は非対応なのかな?と思ってCOOSPOさんに伺ってみたところ
「モバイルバッテリーからの充電には対応しております。ただし、充電の安定性やバッテリー保護の観点から、モバイルバッテリーでの充電はあまり推奨しておりません」
とのことでした。や、やってもうたー!!
それと気になったのが、給電端子が思いっきり露出していること。IPX7対応なので当然対策はされていると思いますが、雨水でプラスマイナスが短絡しちゃったら…とか無駄な心配をせずにはいられません。
2026年の開催時は降水確率0%だったのにゲリラ豪雨に見舞われた、大洗発着の200kmブルベに参加するときは端子をビニールテープで養生しておきたいところです。
校正やファームアップは、新スマホアプリ「COOSPO Tools」で!
COOSPOの新しいスマホアプリ、「COOSPO Tools」がいつの間にかリリースされていました。正直、まったく知らなかったです!
いままでのスマホアプリ「COOSPO Ride」でもS10のバッテリー残量確認や、校正は問題なくできます。ですがファームウェアの更新には非対応みたいなので、「COOSPO Tools」をインストールしておくと幸せになれます。
まとめ
COOSPOのスパイダー型パワーメーター、S10。本機はかなりの低価格ながら、対応クランクが必要になるので「誰もが無条件で安価に導入できる!」という製品ではありませんでした。
その弱点を「カーボンクランクをセットにしちゃう」という、ゴリッゴリの力技で強引に解決したこのパッケージ。BBやチェーンリングまわりの適合確認、そして必要ならショップさんでの作業が必要になる、という前提はあるものの「パワーメーター(しかも左右のデータ表示に対応)」と「カーボンクランク&チタンスピンドル(カーボンとチタンですわよ、奥様!)」へ。トリプルアップデートが、1度のポチりで実現します。
しかも!
片側計測タイプのパワーメーターと同じぐらいの価格帯という、べらぼうな手軽さ。これまで登場してきたCOOSPO製品同様に、やはり本品もコスパの暴力装置であると言えるでしょう。
自分で作業できるスキルがあるなら、交換工賃だって不要になります。片側計測タイプのクランクに交換するより、こっちを選んだ方が幸せになれるケースも多いはずです。
まずは、手持ちのチェーンリングが110BCD/4ボルトかどうか、そしてBB規格やスピンドル径が適合するかを確認しましょう!
コスパをさらに暴力化する、割引クーポン…だと…!?
COOSPOさんが、またまたクーポンを発行してくれました。
利用手順(1)
カート画面の「お支払い方法」のエリアにある「変更」または、「ギフトカード、商品券、プロモーションコードを使用する」をクリック。
利用手順(2)
「ギフトカード、バウチャーまたはクーポンコードを入力してください」の欄に「COOSPOS10OFF」を入力して、「適用」をクリック。
これで4万8,999円が5,000円オフ、さらに「COOSPOS10OFF」の2,450円オフを適用すれば4万1,549円(税込)になります。そこにAmazonポイント+dポイントの合計590ポイントが加わって、実質4万0,959円相当!
通常価格の段階で暴力的だったコスパが、さらにさらにマシマシになりました。もう、あとはポチるだけです。
パワーメーターは、自分のような貧脚ゆるポタ民でも役立つアイテムです。いや、むしろ脚力の限界が極めて低いからこそ、パワーメーターが必要。
▼ 参考記事

そんなとき、この「COOSPO S10+カーボンクランクセット」は極めて強力な選択肢になるでしょう。クランク長は165mmと170mmが選べるので、希望するクランク長を間違えないよう十分にご注意を!
それだけではありません!
より割安な、アルミクランクとのセットもありました。
執筆時点の価格は3万8,999円で、こちらにもクーポンが出ていて4,000円オフ。
「COOSPOS10OFF」は、アルミクランクとのセットにも適用されるので1,950円の割引も上乗せされて3万3,049円(税込)。
Amazonポイント+dポイントの合計490ポイントを換算すれば、実質3万2,559円相当!クランク長が165mmと160mmしか選択できないのですが、適合する方はお見逃しなく!
それとスパイダーパワーメーター「S10」の単体もタイムセールで15%オフになっているうえ、「COOSPOS10OFF」適用可能。1万6,243円で購入できてポイントも付いちゃいます。
もうやめて!とっくに財布のライフはゼロよ!!





























