貧脚サイクリストに、パワーメーターなんて必要なの?

必要です!以上!

以下、すべてチラシの裏に書かれた落書きでございますので、予めご了承をいただきたく存じます。

4iiii Precision 2.0 3D パワーメーター

そもそもパワーメーターって、ナニを測る機械?

スマートトレーナーでZWIFTしていて、左上にはパワー表示がされているのでなんとなーくわかったつもりでいた「出力」という概念。ですが本当のところはサッパリわかってなかったので、一応いろいろ調べてみました。

あちこちのサイトをつまみ食いして適当に理解したのは、パワーメーターはつまるところ「どれだけ頑張ってペダルを踏んでいるか?」をリアルタイムで数値化してくれる機械だということ(…で、いいですよね?)。

▼スマートトレーナーでZWIFTしていれば、「出力」はお馴染みの数字(キチンと理解しているとは言ってない)。

スマートトレーナーでZWIFTしていれば、「出力」はお馴染みの数字

たとえば同じ15km/hで走っていたとしても、斜度とかギア比とか風向きとかケイデンスが異なっていたら、脚への負荷は大違いです。そんなときパワーメーターがあれば、今この瞬間に自分がペダルに伝えている力の入れ具合が瞬時に分かってしまいます!

考えてみれば、それって凄くないですか?もはやネコ型ロボットによって、22世紀から持ち込まれたアイテムであることを疑いたくなるレベル。み、未来ズラ~。

パワーメーターは「鍛えたい人のための道具」なの?

そんなパワーメーター関連の記事をあちこちで見ていると、なんだか「鍛えたい人が、自己のパフォーマンスを精緻に把握するための道具」として取り扱われてることが多い印象を受けます。

まあ、実際そうなんでしょう。「表ヤビツの登坂タイム」とかに比べて、「パワーメーターが示す出力」は、外的要因を極めて受けにくい。トレーニングの成果を測るには、かなり理想的な指標です。

しかも高機能モデルだと出力だけでなく「ペダリング効率」みたいな、「普通そこまで気にしなくね?」と感じてしまうような部分まで高い精度で測れてしまう。パワーメーターが「トレーニングを捗らせる道具」として、活用し甲斐がありまくるアイテムであることに異論の余地はないでしょう。

なので、パワーメーターのことは「自分には関係ないデバイスの筆頭」だと思っていました。自己を研鑽する意思とか、一切持ってないですもん。

4iiii Precision 2.0 3D パワーメーター

なんですが、いろいろ調べていくうちに、パワーメーターを活用する意義を見いだせるのは決して「鍛えたい人」だけではない。

むしろ「パワートレーニングを取り入れて自分の能力を向上させたい」などという崇高な理想なんてハナッから持っていない、自分みたいな意識低い系の自転車乗りでもパワーメーターの活用し甲斐いがあるのではないか。と、考えるようになりました。

そんなとき!狙いすましたかのように!ProBikeKitで4iiii(iの数多過ぎだよ!)のパワーメーターがセール!というCBNマスターさんのツイートが!!

…これはポチって検証した上で、自説を証明するほかないでしょう。そして、もしそれができれば「キツイの絶対に嫌!とにかくラクして楽しみたい!!」と願うタイプのサイクリストのみなさんにとって、少しはお役に立てるはず。

4iiii Precision 2.0 3D パワーメーター

決して物欲に駆られたわけではなく、探究心。そして「誰かの役に立ちたい!」という気持ちからの行動です。大事なことなので2回言います。「探究心」と「誰かの役に立ちたい」という気持ちで、ポチりました!

「うひょー!やっすーい!乗るしかないこのビッグウエーブに!!」とか思って衝動買いしたわけでは、決してありません…よ?

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脚力のマネジメントは、貧脚の死活問題。

貧脚にこそ、パワーメーターが必要です。なぜか?貧脚だからです。

普通の脚力があるサイクリストの皆さんと違って、ヘタレで貧脚の自分は「使える脚力の総量」がホンの僅かしかありません。ちょこっと坂を登ろうものなら、アッという間に脚が売り切れます。限界レベルが、悲しいほど低いのです。

若者だと走行中に回復したりセカンドウインドが吹いて奇跡の復活を果たしたりもできますが、おっさんには無いんですよ、そんなの!!!

「1回目の登坂より、すべての情報を駆使して走る2回目の登坂の方が速い」とか、ありえませんから!そもそも同じ登りを2回目とか行きませんから!!! それ生命の危機に直結しちゃいますから!!!

なになに? 自分は老いとか衰えを感じるなんて、まだまだ先だと思ってる?なら言わせていただきましょう!

ジジイになるの、アッという間だからな!!!

「光陰矢の如し」って、心底思い知らされちゃうぞ!!! ある日突然、あれ…?スマホの小さな文字が見えにくい?? とか、感じちゃうんだぞ!!

若さ…才能…んあぁああ妬ましい! 妬ましい! 妬ましい! 妬ましいいいィィイィィイィィィーッ!!

あら失礼、私とした事がつい…取り乱してしまいましたわ。

すみません、話を戻します。

つまるところ自分のような貧脚は、「頑張らないこと」を頑張らないといけません。限られた脚力を限界まで小出しにして、とにかく消耗しないようにしないように走ること。それしか、ゴールにたどり着く術がないのです。唯一の生存戦略なのです。

だかしかし!そうは問屋が卸してくれません。

たとえば橋本駅から出発して道志みちに入り、身体が温まってきた頃合い。目の前には青空と緑と山々の気持ちイイ景色が広がって、気分は上がりまくりになります。そんな段階で迎えた登り坂。ついつい「行っちゃえ!」とか思って必要以上にペダルを踏み込んでしまうことになります。

▼踏み込みすぎれば即、脚が売り切れる。たとえ平坦であっても、油断はできない。それが貧脚のライド…!

道の駅どうしの遥か手前

そのあと、どうなるでしょうか?

山伏峠を迎える前どころか、道の駅どうしの遥か手前で脚力が枯渇。ペダルを回す力がこれっぽっちも残っていない、という状態になって最後の乙女峠では、掛け値無しに死ぬ思いをすることになります。

そう、走り始めの「ヒャッハー!たーのしー!!!」という気持ちの盛り上がりで、無駄にペダルを踏み込んでしまうこと。言わば「脚力の衝動買い」こそ、貧脚がライドするときの最も大きな危惧なのです。

「これ以上の踏み込みはヤバイ!」を数値化。

わかってる…わかってるんです…。でも、我慢できない…!そんな衝動を抑え込むためには、明確な数値で自分で自分にヤバさを突きつけるしかありません。

しかし、ケイデンスや心拍ではどの程度の脚力を使ってしまっているのかが、明確にはわからないし、その数値に変化が見えた頃にはもはや手遅れだったりします。

そこでパワーメーターですよ!何Wで走っているのかがリアルタイムでモニターできるので、無駄な頑張りを即座に封印できます。

たとえばスタート後しばらくして出現した斜度5%の坂で、今日は調子がいいからダンシングでサクッと超えちゃえ!みたいな衝動に駆られた時、「この出力を今から出してたら後々やばい!」という判断が瞬時に可能。

▼サイコンに表示された「パワー」の値が3桁になったら、即踏み込みを緩めて脚力を温存しまくることを決意。

Xplova X5 Evo

いつものインナーロー転倒寸前速度走法に切り替えて、脚力の消耗を極限まで抑制する極めてヘタレな…もとい、クレバーなライドが実現します。

こういう使い方なら、そこまで高い精度じゃなくてもイイし、それこそ片脚分だけの計測でOK。安いパワーメーターで、お気軽に始められますよね。…っていう考え方、ダメですか?

まとめ…?

自分みたいなヘタレにだって、パワーメーターが活用できるシーンはバッチリあります。なので、普通の脚力をお持ちの皆さんが、パワーメーターの導入をためらう理由は一切ありません。スピード、ケイデンス、心拍、そして出力を参照しながら、より楽しいライドをご一緒に!

さて、これでカイザーナックルを装着して待ち構えている嫁さんに「衝動買いではなく深い思慮の元に買い物をした」と力説するための理屈は整いました。これから、生命をかけたプレゼンテーションの時間です。もし、次のレビューが投稿されなくなったら、そのときは…そういうことです。

それではみなさま、ごきげんよう。

この記事を書いた人