Favero Assiomaのファームウェア6.12で何らかの大きい問題が発生している可能性があるようです。当ブログ読者の方でもAssiomaユーザーの方はかなり多いと思うので、海外掲示板での報告をご紹介します。
出典 Did Favero’s Firmware 6.12 Kill My Assioma UNO? Planned Obsolescence?
以下、スレ主さんによる報告です。
Favero Assioma UNOを4年間何の問題もなく使い続けてきましたーーファームウェア6.12にアップデートするまでは。それ以降、私のパワーメーターは2週間も経たないうちに小さいエラーから完全な故障に至ってしまいました。
発生した問題のタイムラインです(アップデート以降)
- バッテリードレイン(ダダ漏れ):ペダルが自動でスタンバイに入らなくなり、バッテリーがすぐ空になった
- ウェイクアップの問題:チャージャーに繋がないと起動しなくなった
- パワードロップ:最初、読み取りが断続的になり、それからライド中に0Wが表示されるようになった
- スタンバイにスタックする?:ペダルがまるでディープスリープモードにスタックしたかのように振る舞い、毎回チャージャーを接続しなくてはならなくなった
- 全故障:現在では、ライトは点滅しWahooとFaveroのアプリで検知されるものの、読み取りが完全に0Wになった
Faveroからどんな回答をもらったか? お金を払いなさい、です。
メールのやり取りをした結果、Faveroによるとバッテリーセンサー(バッテリー自体ではなく)が故障したのでスピンドルを交換する必要があるとのことですーー196.70ユーロを、自費で。私はこれは怪しいと思っています:
- この故障はファームウェア6.12へのアップデート直後に始まった
- 複数のユーザーがアップデート後に同様の問題を報告している
- Faveroはこれがソフトウェア関連の問題かどうかを確認するためにファームウェアをロールバックすることを拒否している
計画的陳腐化でしょうか?
このファームウェアアップデートは、特定のユニットをシリアルナンバーか製造年に基づいて故障させ、交換部品を買わせるために行われたのではないかとどうしても考えてしまいます。私のペダルは4年間問題なく使えてきたのに、ソフトウェアアップデートの直後に文鎮化したのです。
教訓です:いまちゃんと動作しているなら決してアップデートはしないこと
あなたのAssiomaが問題なく動作しているなら、ファームウェアアップデートは避けましょう。私と同じような状況になり、アップデート前は完璧に動作していたものに対して200ユーロ近く払わないといけなくなります。
以下、寄せられたコメントから(なおこのスレッドは本記事執筆時の1時間ほど前に立てられたホヤホヤなものなのでコメント数は現時点で4つのみ。Faveroユーザーの方はこのスレッドをしばらく観察してみることをおすすめします)。
- おお、これは興味深いですね。私はいまDuoの右スピンドルを交換中ですが、読み取りが断続的になりました(レフトオンリーにすると問題ないです)。私も6.12をいま使っていますが、この問題がファームウェアアップデートの前からあったのかどうかは残念ながらわかりません。確かに興味深いですが…(5いいね)
- (上の人に)私もアップデートしてからDuoで同じ問題が出ました。とても興味深いです(2いいね)
- 偶然だよ(5いいね)
スレ主さんの言うようにこれが「計画的陳腐化」かどうかは即断できないとは思いますが、ファームウェアのロールバックを試させてくれないとそのように思われても仕方ないところはあるように思います。
いずれにしても「いま問題なく動作している」個体を使われている方々は、少なくとも6.12へのアップデートはしばらく様子見をしたほうが良いかもしれませんね。