横浜市鶴見区。
高齢1年生・nadokazuの“普通にまぁ”な物足りない日常は……
「じゃあ君、買って書いてみてよ」
謎のCBN、マスターの登場で一変!
というわけで、今回の駄文はこちら!
すべてのカメラ好きブロンプトン乗りを魅了した「ミニOバッグ」!(n=1)
輪行サイクリングに出かけた先で、自転車と風景の写真を撮ってくる。カメラと自転車が好きな自分にとって、これは「最強の組み合わせ」ともいうべき遊び方です。
サイクリングを楽しみながら、カメラをストレスなく持ち運ぶ。そのための最適なソリューションは、「フロントバッグ」だと考えます。
走行中にカメラの重さが身体に直接伝わることがなく、万一の転倒時も身体と機材のダメージを抑制できる安全性。そしてミラーレス一眼と明るめのレンズを余裕で飲み込める収納力までを兼ね備えたフロントバッグは、まさに輪行旅における「最高の相棒」と呼べる存在にほかなりません。
特に気に入っているのが、「ブロンプトン」と「ミニOバッグ」の組み合わせです。
独自の折り畳み構造によって、16インチホイールに限りなく近いサイズにまでコンパクトになる英国製折り畳み自転車「ブロンプトン」。キャスター付き輪行袋の「ころが〜る」を使えば、輪行移動時の運搬負荷を消し去ることが可能だし、外装5速化したあとは走行性能にも大きな不満を感じていません。


そして数あるブロンプトン用フロントバッグの中でも、「ミニOバッグ」が個人的トップを長年にわたって独走しています。
トップカバーが手前側から開き、自転車に跨ったままカメラを取り出せる構造。ミラーレス一眼(Nikon Z6+24〜120mm F4)と輪行用品を楽々収納できるのに、無駄に大きすぎない絶妙なサイズ感。ショルダーストラップとトップハンドルによる、運搬時の高い利便性などなど。
「ミニOバッグこそ至高!」
ブロンプトンを買ったときから、自分はこう思い続けています。けれど、そんな思いもむなしく、とっくの昔にミニOバッグは廃盤になってしまいました。嗚呼…。
現行品では唯一、オルトリーブの「アルティメイト6」が限りなく近い仕様を持っていますが、リクセン&カウル方式のアタッチメントを採用していてブロンプトンには適合してくれません。
ブロンプトン→リクセンを可能にするアタッチメントが一時期販売されていたようですが、そっちもすでに廃盤で入手方法なし!
ブロンプトン用のフロントバッグは、ミニOバッグが廃盤になった後にも新製品が多数登場しています。けれどサイズ感が合わなかったり、開閉がファスナー式でカメラを素早く取り出しにくかったりと、自分の使い方にはイマイチしっくりきません。いま愛用しているミニOバッグを汚損してしまったら、もう後がない。詰みです。
「ミニOバッグの代わりは、もう手に入らないのか…。」
そう絶望していたところに、マスターさんのこんな記事が目に飛び込んできました。
VINCITA「ブロンプトン用 防水フロントバッグ5.4L」。公式サイトでの商品名は「Cooper Waterproof Bag」。手前側から開くマグネット式のトップカバーと着脱式のショルダーストラップを装備していて、名前のとおり容量は5.4L。
「こ、これは!?」
これまで見てきたどのフロントバッグよりも、ミニOバッグに近いサイズ感。そのうえトップカバーの開き方も、ちゃんと手前から!
「もしかして、おまえ…令和に転生したミニOバッグ…なのか…!?」
「VINCITA」ってどんなブランド?
心神喪失状態で購入ボタンを押下したあと気づいたのですが自分が「VINCITA」というブランド名を認知したのって、実は今回が初めてです。
あわててググってみると、VINCITAはタイ・バンコクに拠点を構えるサイクルバッグメーカー。創業は1987年で、実に40年近くの歴史を持つブランドだということがわかりました。

VINCITA公式サイトより引用
さらに!
日本国内での取扱代理店は、自転車用品の専門商社である東商会さん。
つまり「長年にわたってサイクルバッグを製造してきたメーカーの商品」であり、そのうえ「実績ある国内の専門商社が展開しているブランド」だということ。
なんだか素性のよくわからない、怪しいブランドなのでは?
もしかして微妙な感じのバッグが届いて、また痛い目に遭ってしまうのでは?
とか思っていた、私が無知でした!VINCITAさんに、熱した鉄板の上で土下座いたします!!
シルバーだけが、なぜか半額。
VINCITA「ブロンプトン用 防水フロントバッグ5.4L」は、ブラック、ブルー、イエローと多彩なカラーバリエーションが揃っています。そんな中で、自分が購入したのはシルバー。別に「シルバーが欲しかった」というわけでは全然なくて、シルバーだけが「半額」だったからです。
5%や10%どころじゃない、巨額の価格差。実はシルバーって装着して走るのを躊躇うような、ギンギラギンにさりげない色味で思いっきり不人気だったりする…?
VINCITA「ブロンプトン用 防水フロントバッグ5.4L」を観察する。
シルバーとはいえ、地味めのカラー。
米国から届いた実物を見るとシルバーとはいえ、アルミホイルのような見た目ではありませんでした。パッと見の印象は、グレーです。ギンギラギンじゃなくて、本当によかった…。
サイド、ボトム、縁取り、そしてトップハンドルはブラックで、全体としてはグレー&ブラックのツートンカラーになっています。これがイエローやブルーであれば、もう少し存在感の強いバッグになるのでしょうが、少なくとも今回購入したシルバーは想像よりずっと落ち着いた印象でした。どちらかというと、明らかに地味方向のカラーリングです。
防水性が高そうな表面素材。
表面素材は布地にビニール系のコーティングを施したような仕上がりで、いかにも撥水性・防水性が高そう。表面に「布地」という印象があるミニOバッグとアルティメイト6と違って、防汚性にも優れているのでは?という印象を受けました。
ただし、見た目から実際の防水性能を判断することはできません。雨天走行でどこまで浸水を防げるのかについては、実際に雨の中を走ってみないことには判別不能です。実地検証?しませんからね!!
ロゴの存在感は控えめ。
バッグ正面には、横長のファスナー付きポケットが設けられています。黒い防水ファスナー(多分)がグレーの本体に対するアクセントになっていて、うまいことまとまっている印象。スマホや鍵などをメインストレージとは別に収納できて、実用性も高そう。
正面パネルにはVINCITAロゴもしっかり入っていますが、サイズは控えめ。強すぎる主張をしない姿勢には、好感を持ちました。
バッグ側面と底部には薄い板状の芯材が入っていて、荷物を入れない状態でも箱型の形状をきっちり保持しています。補助なしで自立して、開口部の形状もちゃんと維持されます。
あと見た目のアクセントとして、側面に白い意匠が入っています。これはブランドを示すシンボルなのか、何か意図があるデザインなのかは不明。ただし正面のロゴと同様に、存在感はありながらも主張しすぎない大きさです。
見た目については、かなり気に入りました。
トップカバーのロックは、FIDLOCK製!着脱ストレス無し!!
トップカバーの開閉は、マグネット式のロックの着脱で行います。左右に配置された留め具部分を少し引き下げてから持ち上げれば、トップカバーがオープン。閉じるときは留め具同士を近づけるだけで、吸い寄せられるように固定されます。
操作に大きな力は必要なく、スムーズに着脱できてストレスは皆無です。それでいて真上へ持ち上げても簡単には外れない構造。上部のハンドルでバッグを持ち上げてみても、トップカバーの固定はビクともしません。
このマグネット式ロックは、FIDLOCK社製とのこと。妙に使い心地がいいと思ったら、そういうことだったのか!納得!!
ミニOバッグのトップカバーは、スナップボタンでの固定でした。着脱にひと手間かかりますから、ここは完全にVINCITAが勝っています。
ショルダーストラップの着脱は、バックル式!
輪行中バッグを持ち運ぶときに不可欠なショルダーストラップは、一般的な樹脂製バックルでの着脱。バックルをはめたあと、意図せず外れちゃう心配も不要です。
ミニOバッグやアルティメイト6のショルダーストラップは独自アタッチメントによる着脱なのですが、アタッチメントへの力のかかり方によって簡単に外れちゃったりするので、ここもVINCITAの完勝と言えます。
荷重を支える構造が、大きく異なる。
見た目以上に大きな違いを感じたのが、バッグが荷重を支える構造。
ミニOバッグとアルティメイト6は、バッグ上部の開口部を囲むように大型の硬質フレームが配置されています。バッグ本体は、そこから吊り下がるような構造。開口部のフレームは車体側のマウントに装着する背面の大型アタッチメントと接続されていて、取り付けたバッグを手で揺らしてもビクともしません。
一方でVINCITAには、上部を一周する大型フレームはなし。背面に入った板状のパネルに、比較的小型のアタッチメントが取り付けられている感じです。背面パネルでバッグ全体の荷重を支えるような構造で、実際に触ってみると剛性感には明確な差があります。
自分が想定しているのは、ミラーレス一眼や交換レンズなどの重めの荷物。走行に伴う振動を受け続けた場合、背面パネルやアタッチメント周辺へどのような負荷がかかるのかは気になるところです。
実際に使ってみた。
とはいえ結局のところは、実際に装着して走ってみないことにはなんにもわからん!
というわけで実際にミラーレス一眼を収納して、つくば霞ヶ浦りんりんロードの筑波鉄道区間を往復してみました。走行距離は、約80km。
前述の通りミニOバッグより明らかに柔いので、バッグが揺れまくったりしないか…内部の芯材が疲労によって損傷しないだろうか…とか、緩みや変形が生じたりはしないか…などなど、若干の不安な気持ちを抱えていたのが正直なところ。
ですが実際に走行してみると、バッグの揺れはちっとも気になりませんでした。当初抱いていた「カメラを入れて走るのがちょっと不安だな〜」という印象は、雲散霧消しています。なんか、心配して損した!!
路面状態がよろしくなかったり、距離がもっと伸びたり、長期間使っていてどうなるか、まではさすがに判断不能。少なくとも今回の走行条件(平坦&路面よさげサイクリングロード80km程度)であれば、普通に快適に使えました。
まとめ
VINCITAの防水フロントバッグ5.4Lは、ミニOバッグとは構造・仕様に大きな差があります。特にフレーム構造からくる剛性感は、ミニOバッグやアルティメイト6が明らかに優位。
しかしながらVINCITAの剛性にネガを感じるかというと、りんりんロードを往復するくらいなら実用上の差異を感じないレベルでした。
むしろ「ワンタッチで着脱できるマグネット式ロックによる開閉のしやすさ」「着脱しやすいのに不意に外れる心配のないショルダーストラップ」「フロントポケットの地味な使い勝手の良さ」については、VINCITAがミニOバッグに完全勝利しています。ミニOバッグ信者だった自分でも「これなら!」と思える、有力な代替候補でした。
そして!
「今も新品で買える」
というのは、ミニOバッグが絶対に越えられないVINCITAの優位性。カメラ好きブロンプトン乗りの方に、自信を持ってオススメできる1品です。
そうそう、この防水フロントバッグ5.4Lに近い構造を持ちながらも、容量がさらに大きい「Vincita Hydra 防水フロントバッグ」もラインナップされていたりします。こちらは東商会さんのサイトには未掲載なので、国内未販売モデルのようですがこっちにも興味津々です。
だ、誰か!この左クリックボタンを押下しようとする右手人差し指を止めてくれええええ!


























