Ortlieb(オルトリーブ)のパニアバッグ「スポーツパッカー」についてのミニレビューです。筆者は新しい自転車用バッグを定期的に買わないと死んでしまう重い病気にかかっており押入れという名の倉庫が既にパニアバッグでパンパンなのですが、「あれはカワイイからいつか絶対買う」と狙っていた本製品をこのたびめでたく購入できました。本記事時点での実勢価格は約2.2万円。
オルトリーブのパニア製品群の中ではどちらかというとマイナーというか、大人気の製品では決してないのですが、これは一体どんな人に、どんな使い方に向いているパニアバッグなのか。一緒に見ていきましょう。
まずは基本スペックから。筆者が購入したのはスポーツパッカー「クラシック」で、生地が少し違うタイプのスポーツパッカー「プラス」という変種も存在します。片側15Lでペア売りなのでトータルキャパは30L。フロントでもリアでも使える小ぶりなパニアバッグで、近い容量の他の製品には「スポーツローラー」や「グラベルパック」などが存在します。公称重量はペア1750g。
背中の様子です。オルトリーブの最もスタンダードで使いやすい「QL2.1」システム採用で、同社製の他のパニアと違っているところはありません(グラベルパックだけ下側のフックがオフロードでの脱落対策としてダブルになっているのが特殊なパターン)。
さてこのスポーツパッカー、最大の特徴はロールトップではなくトップリッド式になっているところです。他のモデルとは一線を画す特徴で、同じようにトップリッド式のパニアは「スポーツパッカーのサイズL」とでも呼べそうな「バイクパッカー」があるのみです(でも多分ディスコン)。筆者はまずこの角ばったカッコいいフタを使ってみたかったのです。
ロールトップよりもモノの出し入れが早くて簡単なのではないか。野生動物撮影用の超望遠レンズ入りカメラ機材一式の運用に便利なのでは…という期待がありました。また、筆者が登山で使用しているバックパックはどれもこうしたトップリッド(雨蓋とも呼ばれる)タイプで(OspreyやMillet等)、とても使いやすく感じてきました。
▼ オルトリーブの「パッカー」系はこういう形状の登山ザックに似たコンセプトだと思います(私はどちらも愛用しているのですが、オスプレイのタロンは特に生地がしなやかなこともあって最高に使いやすい)
構造的には雨蓋付きの登山用ザックと同じです。外側のバックルを2つ外して、内側の巾着にアクセスしてガバッと広げる、という仕組み。手数的には3アクションで、ロールトップタイプのパニアを開くのとほぼ同じか、やや手間取る・やや負けているかもという感じです。意外にもスポーツローラー系の伝統的なロールトップのほうが実は早くて簡単なのではないか、と思わされました。
しかし型崩れしにくいところはスポーツパッカーの大きい特徴の一つと言えると思います。そのためシルエットがシュッとしていて常にカッコ良いのです。
内側は背中側が剛性感のあるパネルになっていて、メッシュポケットが付いています。また移動時に肩に掛けられるショルダーストラップも付属します。
後ろから見たところです。バックローラー系よりやはり細身に見えます。いやあカッコいいですね。
斜め後方から見たところです。いや本当にカッコいいですね。このカッコ良さだけでも買った甲斐がありました。この写真ではリアラックに載せていますが、700Cバイクのフロントラックは勿論、小径車でも使いやすいサイズです(私はTern Crestでも最近このバッグを使っています。20インチ車とのサイズの相性は特に良いのではないかと思います)。
さて、「トップリッド式のモノの出し入れはロールトップ式よりも早くて快適なのか」という点に話を戻します。使いはじめてまだ間もないのですが、第一印象としては「そんなに違いはない」という感じです。
その理由は、バイクにこのバッグを付けたままフタを開こうとすると、フタがラックにつっかえて後ろに倒れ切らないところが大きいのかな、と。登山用ザックでは、そういうことがありません。あと登山ザックに比べると上蓋も巾着もやや固めでゴワゴワしていることも原因かもしれません。
また、このスポーツパッカーは細身なので、筒の細さも影響しているように思います。入れるモノによっては「ローラー」系よりも使いづらいと感じる人もいるのではないかと思いました。そのため「モノの出し入れの早さ」はあまり期待しないほうが良いと思います。小さいものを底から頻繁に取り出すような用途には向いていません。
私の場合は底のほうに普段はあまり使わないレインウェアやレインパンツを入れて、それで嵩上げされたところに大型カメラを入れたソフトボックスを置いて、野生動物を見かけたら停車して撮影態勢に入る、という使い方が最近は多いです。便利に感じるかどうかは入れるモノの寸法によるところが大きいかもしれません。
缶ビールの6缶パックサイズの箱状の物体を常にバッグの上側で出し入れしたい、という方は、下に何かを入れて嵩上げすると便利に感じるかもしれません。
しかし前述のようにシルエットがカッコ良く、見た目スマートなのでやはり買って良かったとは思います。あえて他の長所もひねり出すとしたら、モノを詰め込みすぎない運用を再考するようになる、といったところもあるかもしれません。あ、あと自立させやすい・自立した状態で倒れにくいところは非常に大きい長所です(底面に小さい足が付いています)。







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