自分が乗っているバイクはどれも壊れてしまう。一体何が原因なのでしょうか、という悩み相談投稿を海外掲示板で見かけました。添えられている写真はDecathlon Riverside Touring 900とのことで、シートチューブとトップチューブの接合部にクラックが入っているのが見えます。
以下、スレ主さんの投稿です。
今日、過去3年間で4台目のバイクを壊してしまいました。今回はフレームがサドルの下で割れました。重いツーリングバイクです(Riverside Touring 900)。たった14ヶ月、18000kmしか乗っていません。
- 去年はシートポストが壊れ
- 2年前はブロンプトンのリアヒンジが壊れ
- 3年前はCane Creekのサスペンション・シートポストが壊れました(メカのほうではなく、チューブの部分)
私は72kgで、90%はアスファルト、10%はライトなグラベルで走っています。バイクに荷物を積みすぎているわけでもありません。シートポストクランプは締めすぎないように気を配っています。シートポストはリミットラインからかなり離れています。
サイクリング中にシートポストがいくぶん曲がるのがわかりますが、それは普通のことだろうと考えています。
シートポストは壊れることがあるもののようですが、これほど頻繁ではないだろうと思います。
私の何が問題なのでしょうか?
出典 I’m breaking seatposts and frames. What’s wrong with me?
寄せられた主なコメントをピックアップしてみます。
- あなたのバイクは小さすぎて、シートポストがマックス位置だったりサドルが最後方に来たりしてはいませんか? テコの問題だと思います。パーツが飛び出しすぎているとストレスがかかります(267いいね)
- (上の人に)私は身長6’7″(204cm)、体重200lbs(90.7kg)で、2015 Emonda ALRを割ってしまったのはそれが理由だったと思います。シートポストをギリギリまで出していて、5年かけてのことでしたが、前方の溶接部が割れました(22いいね)
- (スレ主さん)今回壊れたバイクは自分には少し大きすぎるかもしれないXLサイズで、ステムを短くしています。シートポストの表記によると、私はあと7cmシートポストを上げられるようになっています。31.6mm径です
- これはかなり不思議ですね。唯一私が考えつくのは、あなたのポジションはかなりアップライトでサドルはレールの最後方まで引いてあって、バックパックも使っているとか? 私は110kgですが、こんなのは見たことがありません(22いいね)
- (上の方にスレ主さん)尻と手のあいだで荷重を適切にバランスさせるようにしているので、サドルに荷重がかかりすぎているとは思えません。バックパックは全く使いません
- 凸凹の上で脚をサスペンションとして使わず、ガッチリ座っていませんか?(23いいね)
- (スレ主さん)いいえ、バンプがあるようなところではペダルの上に立ちます(14いいね)
- あなたのトラブルは毎回同じではないので、あなた自身の問題ではないような気がします。サスペンションシートポストは耐久性がないことがありますし、ブロンプトンの機構は独特で、普通のバイクとはかなり違います。フレームとシートポストの両方が指示している最小挿入長を守っていて、さらにボルトもトルクレンチで締めているのであれば、運が悪かった以外の理由は考えにくいですね(18いいね)
- 製造欠陥に思えますね。次はスチールのフレームにしましょう(2いいね)
- 14ヶ月で18000kmも走ればかなり摩耗しますよ。大部分の人は5年でもそんなに走らないので、そのバイクの寿命が早く来たのかも?(11いいね)
- (スレ主さん)でも丈夫なツーリングバイクが18000kmで死ぬとは思えません。荷物なしの状態で18kgのバイクで、軽量なものではありません…(8いいね)
- 大部分は通勤なのですか? どこを走っているのですか?
- (スレ主さん)自転車ツーリング、ロングライド。いまは13000kmの旅行中です(モロッコ〜フィンランド〜ギリシャ)(3いいね)
- 私はアロイのバイクで50000km以上走ったけれどフレームはまだ大丈夫だな(8いいね)
- サドルが高すぎて後ろに引かれすぎてテコが効きすぎたからじゃないかなぁ(2いいね)
- (スレ主さん)サドルは中心に位置しています(5いいね)
- スレ主さんの主張が正しいなら、シートポストは17cm入っていることになるんだよね(4いいね)
- スレ主さんが最小挿入長の表記を読み間違っている可能性が高いと思います
- 泥棒が盗もうとしてフレームにヒビが入った可能性はないでしょうか(2いいね)
- あなたは間違いなく呪われていますね。お祓いしてもらいましょう(2いいね)
- (スレ主さん)私はバイクツアラーで、約20kgの荷物をフロントとリアのラックに分散させています。これは多すぎではないと考えています(3いいね)
確かに普通に考えると「シートポストがシートチューブに十分に入っておらず、シートポストが前後にグリグリ動いた結果シートチューブにヒビが入った」というのが最もありそうなシナリオかと思うのですが、スレ主さんの情報によるとシートポストは十分な長さが入っていて、体重やシステム重量も特に問題となるようなものではないように思えます。
すると可能性としてはやはり、製造上の欠陥があるフレーム・パーツに運悪く連続して当たってしまったか、あるいはシートポストの最小挿入長(minimum insertion)を読み違えているかくらいしか考えにくいですね。この記事を書く9時間前(10月25日)に立てられたばかりのスレッドなので、続きが気になる方はたまにチェックしてみてください。
スレ主さんの体重は72kg。荷物が20kgとのことなので合計92kg。しかも舗装路メインとのことで、アルミフレームであっても問題は特にないような気はしますが、海外での長距離旅行の場合はこういうケースを考えるとやはり現地での溶接がやりやすいと思われるスチール系バイクのほうが良いのだろうか、と思わされました。





