ホイール

Gravaaのホイールはハブにインフレーターを搭載 乗りながらワイヤレスで空気圧を変えられる未来は近い?

オランダのGravaaというメーカーが「インフレーター内蔵ハブ」搭載の完組ホイールをリリースするようです。ANT+でヘッドユニットと通信し、手元で空気圧を調整できるシステムになっています。

公式 Gravaa – Adapt tyre pressure on the fly with our high-end wheelsets

乗りながら空気圧を調整できる

技術的な詳細や仕様はまだフルには明らかになっていないのですが、下の画像でわかるようにハブからバルブへと空気充填用のホースが繋がっています。ハブの中に小さいインフレーターが内蔵されており、現在の空気圧をリアルタイムでモニターできるだけなく、必要に応じて自在に調整できる、という仕組み。またあらかじめセットした空気圧を維持する機能もあるようです。

Gravaa Wheelset

© Gravaa

ハブに内蔵されたミニチュア・インフレーターにはホイールの回転によって動力が供給されます。リムはカーボン。同社公式サイトによるとグラベルホイールとMTBホイール両方が用意される見込み。

例えばグラベルバイクであれば、オンロード走行中は空気圧を上げて高速走行し、オフロードではタイヤをグッと低圧にして接地性を高める、というように、転がり抵抗を走行シーンに応じてコントロールすることが可能になります。

Gravaa Wheelset

© Gravaa

バイクを降りてバルブから空気を抜いたり、携帯ポンプで補充したり…という手間がなくなります。ライド中に空気圧を細かく調整したいライダーには歓迎されそうな製品です。またシーラントが塞ぎきれないような大きいパンクが発生しても、大きいサイドカットなどでなければ断続的にエアを充填し続けることによってなんとか帰還できる可能性も高くなるはず。

気になる重量については情報はまだありませんが、Bikerumorが2016年の記事で紹介している類似製品のWhite Crowのハブ(ただしメカニカルシステム)が、インフレーター機能のないものに比べて350gの重量増となっているので、Gravaa製品がそれよりも軽量化できるかが注目です。

MTBは勿論、グラベルバイクでも空気圧のこまめな調整は大きい課題。もし重量面で大きいデメリットがなく、ホイールとしての性能も良いのなら使ってみたいというユーザーは結構いるのではないでしょうか。バイクコントロールの楽しみが広がるのは間違いないでしょう。

なお現時点で具体的な発売予定時期は決まっておらず、数ヶ月以内に予約販売が開始するとのことです。現在はティーザー的に情報を出すことで需要を見定めている感じでしょうか。設計はオランダ、製造はヨーロッパ。昨今のコロナ禍のせいもあってか、こうした小規模なスタートアップはアジアではなく近場で生産するというパターンが増えてきている感じがしますね。

著者

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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